「こども食堂防災拠点化プロジェクト」
こども食堂の防災力を高めて子どもとみんなの未来を守る地域の拠点に
こども食堂防災拠点化プロジェクトは、こども食堂が地域の多世代交流拠点として機能し、防災の力でも地域で必要とされる社会を作ることを目的として、2019年より継続して実施しているプロジェクトです。
「こども食堂防災マニュアル」を発刊し、全国各地の地域ネットワーク団体様と連携し、各地のこども食堂運営者さん、自治体、社会福祉協議会の皆様、自治会・町内会の皆様と連携し、防災研修を実施しております。
また、年2回9月と3月には「オンライン防災座談会」を実施、最近では「LINEオープンチャット」を利用した防災に関する情報交換の場も設けております。
こども食堂の防災拠点化とは?
「こども食堂の安全性が(災害時にも)保たれている」「こども食堂が災害時にも地域住民の安心と安全を提供できている」「こども食堂が被災時の復興支援に寄与できる」という状態を作り、こども食堂関係者での防災意識・知識の向上と同時に、「こども食堂×防災」というキーワードにて、地域に関わる方々の連携促進を目指す事を目的としております。
なぜ「こども食堂」と「防災」がマッチするのか?
「こども食堂」は365日開催しているところから月に1回の開催、年に4回の開催など、開催頻度は様々ですが、6割以上が個人や任意団体による地域活動として、多世代で定期的に集まって行っているボランティア活動です。また、常に学校や町会、自治体や社会福祉協議会、そして地域の企業・団体などとも連携しているこども食堂も多く、既にこの時点で「防災」という観点でも地域にとって重要な役割を担える素地があります。こうした素地のあるこども食堂に正しい知識や意識を付加することで、参加者にもより安心安全を提供できると共に、地域にとってもより重要な場所として認知して貰えるのではと考えています。
「こども食堂防災マニュアル」とは?
こども食堂の運営者さんに向けて作られた防災マニュアルです。「知る」「備える」「行動する」という3つの章からなり、会場や会場の周りのチェックシート、防災訓練のやり方など、いざという時に備えて知識だけでなく、実行に移せるところが特徴です。制作に当たっては、むすびえ内で防災士資格を持つメンバーのみならず、外部の防災のプロフェッショナル、各地で実際に防災活動を行っているこども食堂運営者さんや地域ネットワーク団体さんと一緒に「こども食堂の現場」に重点を置いて完成させました。
(2020年3月に初版、2022年10月に第2版、2024年3月に第3版が完成しました。)
【防災コラム】
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・コラム1 子どもとできる実践的訓練
・コラム2 児童館での臨時子ども食堂開催について
・コラム3 避難生活で考える子どもの心のケア
・コラム4 災害をきっかけに始まった子ども食堂
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【メディア掲載事例】
「こども食堂向け防災研修」とは?
「こども食堂防災マニュアル」を活用した座学と防災訓練をセットにした防災研修です。主に都道府県や市区町村の地域ネットワーク団体様と連携し、全国各地で実施しております。参加者は、こども食堂運営者さんのみならず、自治体、社会福祉協議会の皆様、自治会・町内会の皆様にもご参加して頂き、地域の防災力を高める意識を身に着けて貰う事を目的としております。
【防災研修の様子】
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【防災研修の実施事例】
〈2024年11月末までに実施予定の県も一部含みます〉
宮崎県宮崎市 / 福岡県北九州市 / 愛媛県宇和島市 / 大分県(大分市) / 兵庫県神戸市 / 岩手県(盛岡市) / 沖縄県那覇市 / 神奈川県川崎市 / 滋賀県(大津市) / 東京都八王子市 / 徳島県(徳島市) / 東京都国立市 / 東京都杉並区 / 愛媛県(東予) / 愛媛県(南予) / 愛媛県(中予) / 福岡県(筑豊地区) / 東京都足立区 / 東京都渋谷区 / 東京都清瀬市 / 東京都あきる野市 / 東京都八王子市 / 東京都狛江市 / 香川県高松市 / 鳥取県鳥取市 / 愛知県岡崎市 / 愛知県(名古屋市) / 山形県庄内地方 / 山梨県(笛吹市) / 東京都東村山市 / 長崎県佐世保市 / 福島県(白河市) / 沖縄県(那覇市) / 沖縄県石垣市 / 熊本県北熊本地方 / 宮城県(石巻市) / 宮城県(名取市) / 香川県三豊市 / 東京都羽村市 / 埼玉県さいたま市 / 和歌山県(和歌山市) / 大阪府堺市 / 愛知県豊橋市 / 新潟県(上越市) / 埼玉県富士見市 / 北海道札幌市 / 大阪府富田林市 / 岡山県(岡山市) / 鹿児島県(大隅半島) / 熊本県(益城郡嘉島町) / 新潟県新潟市 / 福井県敦賀市 / 東京都墨田区 / 高知県(高知市) / 長崎県長崎市 / 宮城県(登米市) / 宮城県(仙台市) / 佐賀県(唐津市)
※()があるところは県での開催
2024年11月末までに実施予定の県も一部含みます。
2025年度末までに47都道府県での開催を目指しています。
【こども食堂・防災訓練アクションカード】
マニュアルの3章「行動する」にも登場し、防災研修でも参加者と一緒に体験する防災訓練は、それぞれのこども食堂で手軽に実施いただける内容です。
防災研修で使用しているアクションカード(大人役バージョンとこども役バージョン)を活用いただき防災訓練を是非実施ください。
・大人役アクションカード(ダウンロード)
一目で必要な対応がわかる役割分担カードです。
・子ども役アクションカード(ダウンロード)
発災時の子どもを想像しよう。いつもと違うシチュエーションでの子どもの安全を考える一助にお使いください。
イラスト提供:いぢちひろゆき
こども食堂防災オープンチャット」とは?
こども食堂の運営者さんに向けて作られたLINEオープンチャットです。平時の防災に関する情報交換、有事の支援の相談など、様々な役割を担います。LINEを通して定期的に情報を共有することで、防災を通じて強いネットワークを構築します。
子ども向け防災コンテンツとは?
こども食堂の運営者さんに開催時などに子ども達との防災活動に活用して頂くことを目的としてダンス動画と紙芝居形式のクイズコンテンツを作成しました。
ダンス動画は慶應義塾大学SFC大木聖子研究室に監修を頂いた「さるさるサンバ」です。
是非、皆さんのこども食堂でもダンスを踊って「#さるさるサンバ #踊ってみた」などで動画を投稿して頂ければ幸いです。
※防災クイズについては、近日中に本ページにて公開予定となります。
【防災クイズ】
こどもたちとも一緒に防災を学んで行きたいという想いから、「防災クイズ」を制作しました。レクの一つとして、防災の取り組みの一つとして、活動のなかに取り入れていただけると大変嬉しいです。
- 全25問の防災クイズ
- 大雨編、地震編、火災編、避難・備蓄編、生活事故編の5部構成
- こちらから無料でダウンロードしてお使いください
メンバー紹介
森谷 哲(NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ/防災士)
常田 美帆(NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ/防災士)
和泉 智子(NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ/防災士)
佐甲 かほ子(NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ/防災士)
久保井 千勢(NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ/みなとBOUSAI女子会/防災士)
松島 陽子(NPO法人U.grandmaJapan/防災士)
黒木 淳子(防災・減災コンサルタントMamoruwa代表/防災士)
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