認定NPO法人
全国こども食堂支援センター・むすびえ

【活動レポート】岡崎市こども食堂「防災キャンプ」に参加しました


2025年8月16日-17日、愛知県岡崎市のこども食堂「いちほし小町」で開催された「防災キャンプ」に参加・取材させていただきました。

本取材は、災害支援に取り組むNPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)と連携して行いました。


「こども食堂 × 防災 = 地域の防災力強化 = 地域の未来づくり」をテーマに、地域と子どもたちが一緒に学び・体験する1日となりました。

多彩なプログラムと子どもたちの主体的な学び

当日は、防災クイズや煙体験、避難所運営シミュレーション、パッククッキング、五右衛門風呂体験など、盛りだくさんのコンテンツが展開されました。さらに、テントを設営して一晩を明かすなど、実践的なプログラムも行われました。

子どもたちはコミュニケーションをとりながら協力し、議論し、実際に行動することで、楽しくも真剣な学びの場となりました。特に中高生にとっては、表情や姿勢が次第に変わり、責任感や達成感を得られる貴重な機会となったようです。

むすびえで提供している「こども食堂ぼうさいクイズ」で楽しみながら学びました
地域の消防署のご協力で煙体験をしました
避難所運営シミュレーションをみんなで行います
自分たちの計画を相談して書き出しました
パック調理を体験しました(お米は何分で炊けるんだろう?)
防災トイレを子どもたちで組み立てました

地域とともに育む防災力

今回のキャンプには、地域の大人たちも見守り役として参加しました。地域のおじいちゃん・おばあちゃんにとって、子どもたちは「支援される存在」であるだけではなく、頼もしい「地域の担い手」でもあることが実感されたとの声もありました。

防災を通じて、世代を超えたつながりや支え合いの関係が確認できたことは、地域社会にとって大きな成果です。

日常も災害時も自分を守り、周りの大切な人のことも守れるように。
日ごろから周りの人へ思いを巡らせることができる人材育成という視点でも素敵な地域活動でした。

今後に向けて

今回の「防災キャンプ」は、まさに“フルコース”の内容でしたが、その中の1つや2つを取り入れるだけでも、地域や家庭でできる防災活動のヒントになると感じました。


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こども食堂での防災キャンプ動画はこちらからご覧いただけます
(制作:NPO法人ジャパン・プラットフォーム)
https://youtu.be/e6kCn_naP8Q

※ジャパンプラットフォーム設立25周年記念事業~活動動画制作~
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むすびえでは、こども食堂と地域とが連携した防災の取り組みを引き続き応援して参ります。


むすびえでは、休眠預金活用事業で、特定非営利活動法人ジャパンプラットフォームが資金分配団体として行う「発災時の被災者の食を支える災害対応準備事業」の中で、「こども食堂を中心とした 災害時の食の提供ネットワーク構築事業」を東海三県(静岡県・愛知県・三重県)で実施し、南海トラフ大地震を想定した防災・減災の活動を現地のネットワーク支援団体および運営者とともに進めるものです。
https://musubie.org/news/uncategorized/27305


●休眠預金事業についてはこちらをご参照ください
https://musubie.org/news/uncategorized/27305
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●こども食堂防災拠点化事業についてはこちらをご参照ください
https://musubie.org/pickupproject/bousai
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認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
JPF防災・減災休眠預金事業 担当 森谷 ・和泉
bousai@musubie.org