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【プレスリリース】 緊急事態宣言解除後の「移行期」を見据えて  「むすびえ・こども食堂基金」で5万人の子どもに食を〜クラウドファンディング実施のおしらせ〜 &「支える人を、元気に」〜緊急プロジェクト第三弾 こども食堂支援パッケージの発表〜

プレスリリース


2020年5月22日
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ

緊急事態宣言解除後の「移行期」を見据えて
 「むすびえ・こども食堂基金」で5万人の子どもに食を
〜クラウドファンディング実施のおしらせ〜
&「支える人を、元気に」
〜緊急プロジェクト第三弾 こども食堂支援パッケージの発表〜

「1日で昨年一年分の貸付を実施」――当座の生活資金の貸付を行なっている、ある社協現場の声です。
長かった緊急事態宣言が明けても、感染リスクがなくなったわけではない。減少した収入や失った仕事がすぐに戻るわけではない。生活難の顕在化はこれからが本番、とさえ言えるかもしれません。
「どこかに大変な思いをしている人がいるのだろうが、どこにいるのか」――多くの人たちがそのやさしい気持ちを振り向ける先に迷い戸惑う中、そうした人々との接点を持っている活動が、こども食堂です。

こども食堂は4月段階で、過半数が何らかの活動を展開していました(10%が居場所を開き、46%が食材配布(フードパントリー)等を実施――むすびえ調査による)。そこには「今日をしのぐ」のに苦労している人たちが少なからず訪れています。その人たちにとってこども食堂やフードパントリーは暮らしの維持に欠かせないもの、保育園やスーパーと同じです。主催者たちは「自分がコロナに罹るか、心配な子が飢餓に苦しむか」(あるこども食堂主催者の声)という苦悩を抱えながら、そのニーズに応えようと努力されています。

私たち「むすびえ」は、そのようなこども食堂の支援を通じて、誰も取り残されずみんながこれからの「移行期」を乗り切れるよう努めていきます。そのため、4月27日からの第一回助成、「LOVE POCKET FUND」からのご支援を原資とする5月18日からの第二回助成に続いて、今回、第三回助成に向けたクラウドファンディングを実施することとしました。ご関心を寄せていただければ幸いです。
また、当クラウドファンディングを含む、こども食堂への支援パッケージも併せてお示しします。「移行期」を乗り切る困難を抱えているのは、こども食堂も同じです。「支える人を、元気に」。そのための支援パッケージです。

5/22 緊急記者発表 動画

1、寄付が2倍 コロナ緊急 「こども食堂基金」で5万人の子どもに食を
〜クラウドファンディング開始のおしらせ〜

 緊急事態宣言解除後も、生活の苦しいご家庭の困難は続きます。こども食堂の方たちは、その方たちをフードパントリー(食材配布等)で支えてきました。移行期にもその活動が継続して実施されるよう、こども食堂とフードパントリーの両立支援を目的としたクラウドファンディングを実施します。

【URL】https://readyfor.jp/projects/kodomoshokudo-fund(5/22 13:00に公開します。)
目標金額:1000万円
クラウドファンディング実施期間:2020年5月22日から7月31日

2、新型コロナウィルス対策緊急プロジェクト第三弾
〜「移行期」を見据えて 「支える人を、元気に」 こども食堂支援パッケージ〜

その1、クラウドファンディングの実施による「むすびえ・こども食堂基金」
(略称「こども食堂基金」第3回助成の実施(既述)
https://readyfor.jp/projects/kodomoshokudo-fund/

その2、こども食堂再開支援 「気持ちを応援、気持ちで応援。」
 学校や公民館等公共施設の再開に伴い、全国各地で、休止していた居場所が再開されていくものと予想します。まだまだ感染リスクが残る中、再開にあたっては不安もあるでしょう。それでも再開へと踏み切ったこども食堂の方たちの気持ちを、気持ち(小規模・少額の物資・資金)で応援するプラットフォーム(フェイスブックグループ)を構築します。

その3、局地的「第2波」を見据えた基金の創設
 緊急事態が明けてもコロナ感染リスクは消えません。今後も、局地的・散発的にクラスターが発生し、地域の学校が再び臨時休校となる事態が起こる可能性があります。その際に慌てることがないよう、むすびえ内に基金を設立し、発生した状況に迅速に対応し、当該地域のこども食堂を支えます。

その4、ピアサポートの促進 「つながって、乗り切る」
「子どもを持つ親の肌感覚としてこども食堂に連れて行っても大丈夫と言う気持ちになれないかぎり、開催が難しいんじゃないか」と言う人と「まずは小規模でもできるところは開けてみよう」と言う人がいて……あるこども食堂の方のつぶやきです。内外の理解を得ながら再開等を決定するのは容易ではありません。休止が続いて閉鎖を考えるこども食堂もあるかもしれません。運営者が孤立しないよう、地域ネットワーク団体を通じてピアサポート(相互の交流)を促進します。

その5、フードトラック駆けつけ隊×こども食堂 
 緊急事態宣言が解除されても、厳しい生活が続く人たちがいます。株式会社Mellow様のご協力により、こども食堂やフードパントリー開催時にキッチンカーが来て、おいしいお弁当を参加者に無償提供してくれます。6月前半までに一都三県・数カ所でトライアル実施し、今後の継続的な協力関係を模索します。

その6、食材・物資の仲介
 3月の「緊急プロジェクト第一弾」開始以来、食材・物資の引き受け・分配拠点となる全国の延べ681箇所のこども食堂などに、18の企業・団体から食材約30,200食、お米2トンなどのご寄付をこども食堂やフードパントリーの現場に仲介してきました(中間報告https://musubie.org/news/2160/)。緊急事態宣言下でも厳しい子どもや家庭を支える活動を苦労して継続してきたこども食堂への認知・関心の高まりがうかがえます。

※個々の取組みの詳細は、順次むすびえHPにてお知らせします。

プレスリリースのダウンロードはこちらから。
https://musubie.org/wp/wp-content/uploads/2020/05/musubie_pr_0522-3.pdf

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