よくある質問

「こども食堂」について

「こども食堂」とは何ですか?
「子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂」と定義しています。「子ども専用食堂」ではなく、子どもからお年寄りまで、多世代の方たちが参加される「多世代交流拠点」として運営されているところが多いです。
「みんな食堂」「地域食堂」などは「こども食堂」に入るのでしょうか?
私たちとしては、名称にかかわらず「自分たちもこども食堂の一つ」と運営者が認識していれば、こども食堂の一つと考えています。名称の違いは重視していません。他に「〇〇の家」などといった名称をつけているところもあります。
「多世代交流拠点として運営されているところ」が、こども食堂なのでしょうか?
こども食堂は、学校や保育所・学童保育・児童館などと異なり、制度的な裏付けがありません。純粋に、民間が自発的に始めているもので、その「自発性と多様性」がこども食堂にとってとても大切なことだとと私たちは理解しています。
そのため、多世代交流拠点として運営されているところもあれば、子どもの貧困対策に重点を置いて運営されているこども食堂もあります。「地域交流拠点」と「子どもの貧困対策」が、こども食堂の二本柱です。私たちは、両者のあり方を、ともに、等しく、尊重していきたいと考えています。
こども食堂は「貧困家庭の子どもを集めて食事させるところ」と思っていましたが、違いますか?
そのようなこども食堂もありますが、数で言えば少数派です。埼玉県のこども食堂調査によれば、約8割のこども食堂は対象を限定せずに、「どんな子も」受け入れています。全国的にもいわば「オープン型」で運営されているのが8割程度だろう、と私たちも感じています。
私たちの暮らす地域にも、こども食堂がありますか?
こども食堂は、私たちが確認したところ、2018年3月段階で全国に2,286か所ありました。確認しきれていないところもある可能性があるので「少なくとも」2,286か所と考えています。2年間で2,000か所以上増えました。現在も増え続けているため、2018年末段階で2,500~3,000か所程度に達しているのではないかと感じています(参考までに、埼玉県調査では2017.7~2018.7の一年間で1.6倍に増えていました)。
そのため、現在ではすべての都道府県にこども食堂があります。東京都、神奈川県、埼玉県、大阪府、京都府、滋賀県、兵庫県、それに北海道と沖縄県の8都道府県で100か所を超えています。
ただし、都市部に多い傾向があるのはたしかで、中山間地域などで多世代交流拠点として増えていくことが今後望まれます。また、中学校は全国に約1万校、小学校は約2万校あるので、こども食堂は「10小学校区に1個程度」ということになります。都市部でも「探してみたら、歩いていける範囲にはない」ということもありえます。
どこにこども食堂があるかについては、「こども食堂ネットワーク」のホームページにグーグルマップと連動した地図があります。検索してみてください。
こども食堂ネットワーク
定食屋さんのような「食堂」なのですか?
個人飲食店さんが運営しているこども食堂もありますが、多くは公民館や個人宅、お寺や教会などで開催されています。「食堂」ですが、定食屋さんやファミリーレストランのような場所とは違い、「居場所」としての機能が意識されているところが多数です。
「居場所」とは「自分らしくいられる場所」で、子どもが周囲を気にせず、ありのままの自分を出せる場所、ありのままの自分を受け入れてもらえる場所のことです。
毎日やっているのですか?
ボランティアで運営されているところがほとんどのため、開催頻度もまちまちです。365日3食出しているところもありますが、月1回開催のところも多いです。開催頻度を増やしたいという希望をもつこども食堂もありますが、スタッフやお金、または場所の確保が追い付かずに「増やしたくても増やせない」と感じているところも少なくありません。
こども食堂について、より詳しく知るための資料を教えてください。
amazon.co.jp等で「こども食堂」で検索していただくと、10冊程度の書籍が出てきます(2018年11月現在)。お読みいただければ幸いです。

こども食堂への支援について

こども食堂への支援として、求められているものは何ですか?
多様なものが求められており、一概に言い切れないのが実情です。人(スタッフやボランティア)、食材(お肉、果物、野菜、お米等)、お金(運営資金)、場所(開催場所)、広報周知(地域や学校との連携を含む)、保健衛生設備やノウハウ、各種プログラム(読み聞かせ、昔遊び)等がありますが、こども食堂によっては「ボランティアは足りています」「お米は十分です」等々、個別の事情があります。全国には2,000を超えるこども食堂が活動していますから、逆に言えば、どんな支援もどこかのこども食堂では「ありがたい!」と受け止めてくれるところがある可能性が高いです。まずはご相談ください。
何か支援できればと思いますが、何をしたらいいのか、イメージがわきません。
個人、企業・団体によって支援する方法も異なってくると思います。また、こども食堂の側にも、さまざまな事情と都合があります。私たちむすびえとしては、できるかぎり双方にとってメリットが見いだせる形をご一緒に考えたいと思っています。ご連絡いただければ幸いです。また、一度、こども食堂に行ってみていただくのもおすすめです。
寄付したい物が決まっているのですが、配布を仲介してくれますか?
できるかぎりご協力させていただきたいと思いますが、受け取るこども食堂サイドの事情もあります。規模等によっては、一定の手数料をお願いする場合もあります。あくまで、受け取る側の「受け取りたい!」という意向があって初めて成り立つものであること、ご了承いただければ幸いです。
地域を限定した寄付などの仲介は頼めますか?
全国の半分くらいの地域には、各県単位での「こども食堂ネットワーク」が立ち上がっています。また、市町村単位のネットワークもあります。内容によって、そちらに橋渡しすることなどが可能です。ご連絡ください。
財団等で助成事業を立ち上げることを検討しています。相談できますか?
できます。助成事業の立ち上げや事務局など、案件によってご相談に応じます。また、事務局などをお受けすることも可能です。
物品やお金の寄付ではなく、社員等のメンバーが何かの形で関わることを検討しています。そのような支援に意味はあるでしょうか?
あります。こども食堂が子どもたちに提供できるものの重要な一つが「体験」だと、私たちは考えています。「体験」には「食卓のだんらん」から「昔遊び」や「プログラミング」、そして「キャリア体験」までを幅広く含みます。世の中には「働いている大人に会ったことがない」という子もいます。ネクタイ姿で表れていただくだけで、働くことのイメージがわき、それが将来の人生の選択肢を変えることもあります。「そんなことは歓迎されないだろう、求められていないだろう」と決めずに、さまざまな選択肢をご検討いただければ幸いです。

むすびえについて

貴団体について教えてください。
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」が正式名称です(2018年12月法人認可)。理事長は湯浅誠(社会活動家・東京大学先端科学技術研究センター特任教授)、理事を藤田淑子(ソーシャル・デザイン&マーケティング(株)代表)、釜池雄高(こども食堂ネットワーク事務局)が務めています。
何をする団体ですか?
「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる」をビジョンとしています。
「誰も取りこぼさない社会」は、「“誰一人取り残さない”世界の実現」を掲げた国連SDGs(Sustainable Development Goals=「持続可能な開発のための2030アジェンダ」)の価値観と呼応しています。全国各地で展開されているこども食堂の実践は「地域のにぎわいを創りたい。そのときににぎわいの輪から外れる子どもを作ってはならない」という点で、SDGsが掲げる価値観の実践形態の一つと認識しているためです。
「地域のにぎわい」とは地域活性化、地域の発展、ひいては日本社会の発展(development)です。そして、そこからこぼれ落ちる子どもたち(大人たちも)が出続ければ、それは短期的にはうまくいくように見えたとしても持続可能(Sustainable)ではありません。
こども食堂の取組みは、SDGsの価値観と同期していると私たちは考えており、それを日本社会に根付かせたい、とこのビジョンを掲げています。
実績はありますか?
新設の団体ですが、携わっているメンバーは、それぞれに非営利活動の世界で、それぞれの実績を積み重ねてきた面々です。
理事長の湯浅誠は、1990年代から日本の貧困問題に携わってきた経験と実績があり、内閣府参与(大臣のアドバイザー)も経験しました。
また、2016~18年にかけて「広がれ、こども食堂の輪!」全国ツアー実行委員を務める他、2018年には「こども食堂安心・安全プロジェクト」で全国のこども食堂の保険加入状況を改善させ(クラウドファンディングを展開した(株)キャンプファイヤーのCAMPFIRE AWARD2018を受賞)、また「1ミリでも進める子どもの貧困対策」(Yahoo!ニュース個人)の連載を通じて、こども食堂や子どもの貧困対策について発信を続けています(Yahoo!ニュース個人の2016アワード受賞)。全国各地のこども食堂とも緊密なコミュニケーションをとり続けてきました。
また、理事の釜池雄高は「こども食堂ネットワーク」事務局として、企業・団体からの寄付の仲介などを中心的にとりまとめてきました。
団体としては新設ですが、必要な経験とノウハウは蓄積されていると自負しています。
具体的な実績については、本ホームページの該当ページをご参照ください。
事業紹介
支援を検討している団体・個人に対して何ができますか?
ビジョンに掲げた「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる」に必要なことであれば、力の及ぶ範囲で、できることをなるべく多く行っていきたいと考えています。
軸となる事業は「各県のこども食堂ネットワークなどの地域ネットワーク支援事業」「企業・団体との協働事業」「調査・研究事業」の3事業です。

お問い合わせは“お問い合わせフォーム”よりご連絡ください。

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