それでも増えた！
全国箇所数調査2020発表＆感染症対策宣言シート発表
＃こども食堂の2020年

新型コロナウィルス禍に明け暮れた2020年は、こども食堂にとっても大きな試練の年、危機の年でした。それでも多くのこども食堂は、食材配布・弁当配布など工夫を凝らして、子どもたちを守り続けました。その活動を通じて困っている子ども・家庭とのつながりを深めてもきました。

実は、こども食堂は2019〜2020年にかけても増え続けています。前回発表時（2019年6月）からの一年半で1000箇所以上増えていることが明らかになりました。厳しいニュースが続く昨今、人々のつながろうとする底力の表れをお伝えします。

他方、数が増えたとはいえ、一堂に会する形での居場所の開催は依然として困難な状態が続いています。多くのこども食堂が、居場所を失った子どもたちを心配しつつ、同時に個人ボランティアが感染症リスクを背負い切ることの困難を抱え、狭間で苦しんでいます。安全・安心なこども食堂運営を可能とするために、今回、専門家の協力および厚労省等の後援を得て、新型コロナ感染症対策シートとステッカーを制作しました。併せて発表します。

【発表内容】

・全国箇所数調査2020（全国唯一）
2019年、こども食堂は3,718箇所に達しました（前年比1,400箇所増）。前回発表時から一年半で、さらに1000箇所以上増えていることが判明しました。全国唯一の箇所数調査を発表します。

・感染症対策シート＆感染症対策宣言ステッカー
こども食堂運営者が個人で感染リスクを背負い切ることには限界があります。子どもたちの安全を確保し、地域住民の安心感を醸成して、居場所を確保するため、専門家と協働して開発し、厚労省等の後援を得ました。

・『むすびえ・こども食堂白書2020』の刊行
本邦初のこども食堂白書を刊行します。コロナ禍におけるこども食堂の経験と教訓にも言及しました。

【主催】
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
（理事長・湯浅誠／社会活動家・東京大学特任教授）

【日時・場所（報道関係者の方のみ）】
12月23日（水）15:30〜16:30
厚生労働省記者クラブ

【オンラインによる参加方法（一般の方はオンラインでお願いします）】
申込フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/E837vKMJVNG8uuNg6
前日22日にZoomのURLをお送りします。

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NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
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本件担当：薬師寺（yakushiji@musubie.org）