「遺贈寄付ウィーク2024」期間中の2024年9月16日(月・祝)、遺贈寄付ウィーク2024 特別セミナー「終活はじめの一歩~自分らしく未来を『生きる』ための終活~」を開催しました。
遺贈寄付も含めた「終活」について知っていただくことで、ご自身の過去を振り返り、大切にしたい今の想いに向き合っていただき、よりご自分らしく、豊かな未来を歩んでいただければ、という想いで開催したセミナーです。
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【当日のプログラム】
第一部
講演「生き方を考えるための『終活』について」
講師:星野 哲 さん(立教大学社会デザイン研究所研究員、ライター)
第二部
パネルディスカッション「『終活』カフェ~経験者・支援者・専門家の立場から『終活』を語る~」
パネリスト:
立川 晴二 さん(住み開き住居 “ゆとろぎ” 主人)
吉田 時成 さん(福岡市社会福祉協議会 終活サポートセンター 所長)
星野 哲 さん(立教大学社会デザイン研究所研究員、ライター)
ファシリテーター:
渋谷 雅人(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 理事)
第一部 講演「生き方を考えるための『終活』について」
講師の星野哲さんより、「自分の死後のことを家族に頼りたいけれど、頼れきれない人たちが多くなってきた時代背景の中で、今生きている間に、人との関係性をどう良くしていくか、Well-beingをどう高めていくか、を考えることが大切」というお話をしていただきました。
また、終活では「医療・介護の方針」と「相続のこと」を決めていくことが重要として、「人生会議(ACP/アドバンス・ケア・ プランニング)」や「遺言書作成」「遺贈寄付」についてご紹介いただきました。
第二部 パネルディスカッション「『終活』カフェ~経験者・支援者・専門家の立場から『終活』を語る~」
まさに今終活をされている立川さん、多様な終活の相談を受けてサポートされている吉田さん、第一部講師の星野さんの3名のパネリストの方に、それぞれのご立場からみた「終活」について、お話しいただきました。
はじめに、立川さんから、むすびえの遺贈寄付の相談窓口にお電話いただいたきっかけから、ご自宅を活用して、ご自身でこども食堂の開設に向けて活動されている現在までのお話を伺いました。
次に、吉田さんから、「『終活』もう始めていますか?」という投げかけから、福岡市社会福祉協議会 終活サポートセンターでされている3つの取り組みについて、具体的な事例をもとにご紹介いただきました。
また、各パネリストの方々から、まずは一歩を踏み出し、セミナーへの参加や書ける範囲でエンディングノートを書きはじめてみること、ALP(アドバンス・ライフ・プランニング)を考えてみること、地域に貢献し地域から支えられる終活に取り組むことなど、終活に関心を持たれている方に向けたメッセージをいただきました。
参加者の皆さまにお答えいただいた参加後のアンケートでは、
「つながりをつくることが、本当に重要だと思った」
「具体的なお話で、とても参考になった」
「自分らしく生きるための遺贈寄付も考えてみたいと思った」
などのご感想をいただきました。
むすびえでは、遺贈寄付を「新たなつながりのスタート」と考えています。
セミナーでのお話のように、ご寄付やそのご相談がきっかけとなって、実際に近所のこども食堂へ足を運ばれたり、ボランティアを始められたりする方もいらっしゃいます。
私たちは、そうしたお一人おひとりの想いに寄り添うことを大切に、活動しています。
ご関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ】
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(遺贈寄付担当)
E-mail: izou@musubie.org
遺贈寄付専用ダイヤル: 0120-826-320(受付時間 平日10:00~17:00)
むすびえHP: https://musubie.org/support/legacy/