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【お知らせ】こども家庭庁「ひとり親家庭等のこどもの食事等支援事業」採択団体発表

令和5年度こども家庭庁「ひとり親家庭等のこどもの食事等支援事業」における採択団体を発表いたします。

今回の助成事業につきましては、全国のこども食堂等より200件近い応募をいただきました。

「アフター・コロナ」と呼ばれる時代に入った今年、新型コロナウイルス感染症による影響がまだ色濃く残り、物価高の影響も受ける中で、ひとり親家庭をはじめとする負担が大きい家庭をどのように支えていけるのか、多くのこども食堂が悩みながら活動をされている様子が申請書からも伝わってきました。
こども食堂を運営する皆さんが、あたたかい思いをもって活動されているご様子に、選考委員・事務局は大変感銘を受けました。
ご応募下さいました皆様に、心より敬意を表します。

選考の結果、181団体を採択といたしました。
不採択とさせていただいた団体様には、ご期待に沿えず申し訳ございません。

むすびえでは今後も助成事業含め、こども食堂の支援を通じて、「誰も取りこぼさない社会」の実現に取り組んでまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

以下、選考委員の皆様からのメッセージです。

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選考委員長からのメッセージ

この国の事業は令和3年度にスタートしたもので、今年で3年目となります。支援が必要な世帯のこども等を対象に、食事や食品・食材、学用品、生活必需品の提供を行うこども食堂等を実施する団体を支援するものです。国から広域の中間支援団体が助成金の執行を受けています。
このような活動によって、全国のこどもたちや保護者の方の居場所が増え、また地域のために何かしたいと思う人たちの力が引き出されることを切に願っています。
また、こうした事業の実施や報告を通じて、実施団体の現場と国の政策の現場の距離が縮まり、よりよい政策が進んでいくことにつながることも期待しています。

千正康裕(慶應義塾大学総合政策学部特別招聘准教授)

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選考委員からのメッセージ

こども家庭庁の「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業」は、コロナ禍によって困窮して支援を必要としているひとり親家庭等の世帯に対して、子ども食堂・居場所などの支援を行う団体を通じて、こどもの貧困や孤独・孤立への緊急的な支援を行うものです。今回、応募された皆さんからの申請からは、経済的格差や家族像の変化から日本社会での孤独・孤独・孤育ての状況に置かれている方々に対して、一緒に食の体験をもつことで、子どもだけでなく保護者に対しても、まさに地域を繋ぎ直す拠点として取り組みを進めておられる姿が浮かび上がってきました。寄り添うことで「できること」があります。皆さんの取り組みに敬意を表し、もっとできることがないかを模索していきたいと思います。

イノウエヨシオ (ファンドレイジング・プロデューサー、株式会社ファンドレックス代表)

新型コロナウイルス感染症の影響等により困窮状況にあるひとり親家庭や支援が必要な世帯の子ども達に向けた支援を考えてくださっているこども食堂の運営者さんが全国に多くいらっしゃることを心強く感じております。
支援が必要な世帯の子ども達は、特に孤立化しがちのため、この事業を契機とし、地域のこども食堂が核となりコミュニティが創出され、すべての子ども達の居場所として活性化していくことを期待しています。

深石薫(神奈川県福祉子どもみらい局子どもみらい部次世代育成課長)

応募されましたみなさまの、草の根の地道な活動の力強さを感じることが出来ました。また、生まれ育った環境にかかわらず、自らの未来に希望を持ち、健やかに成長できる環境づくりがいかに大切かも実感いたしました。子どもを一人ぼっちにさせない思いを私共も繋いでいきたいと思います。

黒木淳子(支え合いの地域づくりネットワーク・こども食堂コーディネーター)

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むすびえ理事長 湯浅誠からのメッセージ

昨年に続き2度目の事業となりました。
コロナ禍、物価高騰など、国民生活全般に広範な影響が出ており、なかでも生活に余裕のない人たちは、より一層厳しい状態に追い込まれるおそれがある…ということから、政府において立案された事業です。採択団体のみなさまには、これからその方たちへ食材を届けていただく労を取っていただくことになります。本当にありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。この事業を通じて一人でも多くの親子に食材支援が届くことを願っています。

湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ)

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