<狛江市> ささえる@こまえくぼ(団体向け講座)
~子ども食堂だけじゃない!地域の食堂と居場所のための防災講座~
私たち「むすびえ」では、地域ネットワーク団体を通じたこども食堂への支援の一つとして、防災についての取組「こども食堂防災拠点化プロジェクト」を行っています。 この活動の一環として、全国の各地域で「こども食堂防災研修」を開催しております。
先日、社会福祉法人狛江市社会福祉協議会の主催で、むすびえ発行の“こども食堂防災マニュアル”を活用した防災研修会が開催されました。
地域の活性化、人々の更なる交流を考え、こども食堂をはじめとした食堂や居場所運営者と、それにかかわるボランティスタッフの交流のため、共通の関心ごとである「防災」をテーマにした講座を企画されました。
当プロジェクトでも講師としてサポートいたしましたので、講座の模様をご紹介します。
< 講座パート >
自分の地域を知る
講師:防災士 松崎 貴志 氏(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ)
こども食堂防災マニュアルを使い「知る」「備える」「行動する」の3つにフォーカスしました。その中でも、講師松崎の得意分野である「地域特性を知る」パートでは、実際に狛江市の立地条件や、過去の災害事例などを挙げて、受講者目線でお話をしました。
受講者のみなさんも、資料に自分の地域の情報や写真が出ると「あー!ここね!」と自分事として参加されていました。
また、防災無線など狛江市の防災装置についても触れ、防災自販機など、すぐ見えるところにある防災品を例に挙げていて、とても身近な防災講座になりました。
< 訓練パート >
今すぐできる簡単な訓練
ファシリテーター:防災士 / こども食堂運営者 森谷 哲氏(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ・防災プロジェクトリーダー)
訓練パートでは「日常のこども食堂で発災したら」をテーマに、それぞれが役割分担をして訓練に臨みました。「わかっているけど慌てる・・・」「こういうトラブルあるよね・・・」と、参加者同士の交流も生まれ、子どもに限らず、障害者や高齢者など、多世代の居場所運営についてそれぞれの経験を持ち寄って、「こんなふうにしてみたらどうだろうか」「こんなケースを想定している」「こんな対処法をみんなに知ってほしい」など、いつのまにか、ちょっとした立ち話しが、深い学びの時間になっていました。
参加者からの声(アンケートより抜粋)
- 「居場所にかかわるものとして、防災・災害対応の意識を持つことが大事ということに気づかされました。」
- 「未来を担う子どもたちを守るために食だけではダメでいろいろな気づきと考えることをしていかないとなーと。」
- 「短時間でもワークショップをする事で具体的なイメージが出来て良かった」
- 「想定外のことへ冷静に対応できるよう日頃からの小さな訓練の積み重ねをしていこうと思いました。」
■イベント概要
・開催日時:2023年8月28日(月)13:30~15:00
・開催場所:市民活動支援センターこまえくぼ1234(東京都狛江市和泉町1-2-34 )
・講師: 松崎 貴志 / ファシリテーター 森谷 哲
・内容:「子ども食堂だけじゃない!地域の食堂と居場所のための防災講座」
・主催:社会福祉法人狛江市社会福祉協議会 市民活動支援センターこまえくぼ1234
・協力:認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
「こども食堂防災拠点化プロジェクト」とは?
そこに集う人々の安全確保はもちろん、通常時だけでなく、有事の際にも地域の安心、安全な場として存在できるように、こども食堂の防災力を高めることを目的としています。
また、こども食堂の主体的な防災活動につながるよう、それぞれのこども食堂に「私たちに出来る防災」「地域みんなの防災」について考え・備える機会として防災研修や、さまざまな防災活動の支援提供をしています。
この活動を通して、地域における交流拠点(こども食堂)の認知向上と、つながりを再確認する機会の創出にも寄与しています。
こども食堂での防災研修、訓練をお考えの際は、是非ご相談ください。
本件に関するお問合せは、下記メールアドレスまでお願いします。
bousai@musubie.org(担当:森谷、松崎、和泉)