2023年7月19日(水)、新型コロナウイルス感染症が5類に変更されたことにより、こども食堂の食事の提供形式をどうするか悩まれている方向けに、オンライン座談会を開催しました。
はじめに登壇者の方による事例紹介が行われました。登壇者は、「あこう子ども食堂」の岩﨑由美子さん、「さいたまこども食堂」の本間香さん、「かなざわっ子nikoniko倶楽部」の喜成清恵さんのお三方で、むすびえ理事長の湯浅との掛け合い方式で事例紹介が行われました。
会食形式、配食形式、その両方を併用した形式などの事例を紹介していただき、参加者の皆様からも質問が飛び交っていました。
登壇セッションが終わったあとは、グループに分かれて意見交換がされました。意見交換のメインテーマはずばり、「みんなどうしてる?」。参加者それぞれが状況や気持ちの共有を行い、
「会食再開にしたが、参加者数が半減している」
「会食にしたいが、一歩踏み出せずにいる。」
「コロナ禍ではじめたお弁当を、必要とする声に応えて今後も続けたい。」
などの声が聴かれました。
そして、意見交換のサブテーマ「自分にとって大切にしたいつながりとは?」では、こども食堂の活動を通して大切にしたいつながりについて、
「今はお弁当を受け取りに来ている人たちにも、会食への参加を呼びかけたい。とはいえ、親が勤めに出ていて会食への参加が難しいなどの事情もある。お弁当を手渡すその一瞬を大切に、ただ渡すだけでなく毎回声かけをするなどして、つながりを持てるようにしていきたい」
「赤ちゃんがいて、兄弟を連れてくる子がいて、それを見るおじいちゃんおばあちゃんがいて…という、会食の時の風景が良いなと思う。世代を超えて集える場所。食というものをきっかけとして、人と人がつながり合い、かかわりを持てることが大事だと感じている」
といった、それぞれの想いが共有されました。
参加された皆様にお答えいただいた事後アンケートでは、
- 色んな方のお話が聞けて本当によかったです。会食形式、お弁当形式どの形でも素晴らしい活動だと感じました。
- 耳だけ参加でしたが、みんな同じ方向に向かっているという安心感を得られたことと、悩んでいることは基本的には変わらないんだなという感じを受けました。
- 皆さんの「今」をお聞きできて参考になりました。自分の方向性を自分なりに考えたいと思います。
などの声をいただきました。
今後も皆様と意見や悩みを共有できる機会をつくりたいと考えております!
【問合せ先 】
認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
担当:宮(yui_miya@musubie.org)
浅見(shiori_asami@musubie.org)