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むすびえに3人の顧問をお迎えしました

2023年4月1日より、清原慶子氏、佐藤文俊氏、新田信行氏が顧問に就任します。(お名前表記は五十音順)

三鷹市長在任中から子ども子育て支援政策の実現に力を注ぎ、「こどもまんなか社会」の実現を目指してこられた清原慶子氏、地方自治行政に長年携わり、こども食堂の地域における世代を超えた交流の場としての価値にも注目してこられた佐藤文俊氏、金融業界で長くご活躍され、かねてよりむすびえの活動に共感を寄せていただいてきた新田信行氏と、多彩な分野での豊富な経験と知見をお持ちの三氏に、むすびえのビジョン、活動に共感いただき、共に活動いただけることとなりました。

各地域でこども食堂を支える地域ネットワークを支援すること、企業・団体とつながりこども食堂へと支援を届けること、調査・研究をし、啓発をしていくこと。新顧問のみなさんの豊富な経験・知見を加え、むすびえの3つの軸を、より強固な体制で推進してまいります。

また、これまで以上に運営体制を強化し、社会的な信頼性向上に取り組み、チーム一丸となって「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」というビジョンの実現に向け歩んでまいります。

顧問のみなさんに、就任に際してメッセージをいただきました。プロフィールとともにご紹介いたします。


清原 慶子(きよはら けいこ)氏 プロフィール

1951年生まれ。 東京都出身。常磐大学人間科学部専任講師、ルーテル学院大学文学部教授、東京工科大学メディア学部長・教授を歴任。2003年4月から2019年4月まで東京都三鷹市長を4期16年間務める。
市長在任中は全国市長会:子ども子育て施策担当副会長、内閣府:子ども子育て会議・障害者政策委員会・子ども子育て新制度ワーキングチーム・少子化克服戦略会議等の委員、厚生労働省:社会保障審議会少子化対策特別部会等の委員を務め、国の子ども子育て施策の形成過程に参画。
現在は杏林大学客員教授、こども家庭庁参与、総務省:行政評価局アドバイザー・統計委員会委員、文部科学省:中央教育審議会委員、にっぽん子ども・子育て応援団企画委員、安心ネットワークづくり促進協議会顧問などを務める。
むすびえでは、むすびえこども食堂基金の助成に関する選考に参画してきた。

清原慶子氏から就任のご挨拶
2023年4月、『こども基本法』が施行されます。この法律の基本理念は、全てのこどもについて、「個人として尊重されること、基本的人権が保障されること、差別的取扱いを受けることがないようにすること、適切に養育されること、生活を保障されること、愛され保護されること、教育を受ける機会が等しく与えられること、年齢及び発達の程度に応じ自己に直接関係する全ての事項に関して意見を表明する機会・多様な社会的活動に参画する機会が確保されること」などが定められています。「こども食堂」はこどもたちだけでなく、地域社会における多世代の重要な居場所と交流機会になっています。私は「こども食堂」等を通してこどもたちとこどもたちを支援する活動を支えようとする「むすびえ」の取組みに参画することを通して、真に「こどもまんなか社会」の実現と推進に貢献したいと思います。

佐藤 文俊(さとう ふみとし) 氏 プロフィール

1956年生まれ。福島県出身。1979年4月当時の自治省に入省し、その後自治省、総務省、内閣官房、兵庫県庁、富山県庁、山梨県庁などに勤務。総務省自治財政局長、総務審議官などを経て、2016年6月総務事務次官。2017年10月株式会社野村総合研究所顧問。2020年8月地方公共団体金融機構理事長。

佐藤文俊氏から就任のご挨拶
人口減少、少子高齢化の加速、財政危機、市町村合併など地域社会を取り巻く環境は大きく変化していますが、ぬくもりのある地域社会を維持していくためには、行政だけでなく、地域の人々の自発的な活動がますます大切になってくると考えます。こども食堂の近年の増加ぶりには目を見張るものがあります。これも時代の要請に応えるものと心強く感じています。
私は、長い間地方自治行政に携わってきました。これまでの経験や知識をいかして、むすびえの活動に少しでも貢献することができれば幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

新田 信行(にった のぶゆき)氏 プロフィール

1956年生まれ。千葉県出身。1981年第一勧業銀行(現 みずほ銀行)入行。みずほフィナンシャルグループ与信企画部長、みずほ銀行銀座通支店長、みずほ銀行コンプライアンス統括部長を経て、2011年みずほ銀行常務執行役員。2013年第一動業信用組合理事長。同会長を経て、2021年退任。2016年黄綬褒章受章。著書に『よみがえる金融』(ダイヤモンド社)、『誇りある金融』(共著、近代セールス社)、『リレーションシップバンキングの未来』(共著、金融財政事情研究会)。
開智国際大学客員教授・一般社団法人ちいきん会代表理事・株eumo最幸顧問。

新田信行氏から就任のご挨拶
このたび、むすびえの顧問に就任させていただくことになりました新田です。
むすびえの皆さんの活動には、かねてから共感しておりました。人と人との繋がりが薄れ、人の孤立が深まる今、むすびえの活動を通じて、新たな人の輪が生まれ広がりつつあることは、大変素晴らしいことだと思います。
子供たちは私たちの未来です。皆さんと一緒に明るい未来を創りだしていけるよう、私も微力ながら努めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

理事長 湯浅 誠より>

大変心強い顧問の方3名を迎え入れられたことを深く喜ぶとともに、お引き受けいただいたみなさまに「引き受けてよかった」と思っていただけるような運営をしていかなければならない、と責任を強く感じてもいます。
むすびえは5期目の事業年度を迎えており、もはや「スタートアップ」とは言えない団体です。しかしコロナ禍や構造的な人手不足等々があって、団体内外に多くの課題を抱えています。それを解決する責任は、ひとえに理事長である私が負っていますが、それはむすびえスタッフの努力、応援していただける方々のご理解とご協力がなければ達成不可能であることも間違いありません。
顧問のみなさまのお力添えをいたきながら、こども食堂のさらなる普及と発展、むすびえの社会的責任をより一層果たしていくことをお約束します。

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