新着情報

令和4年度厚生労働省「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業」「夏休みに体重の減る子を出さないために こども食堂による食事支援応援(助成)事業」採択団体を訪問しました

むすびえは、夏休みのこども食堂が行う食事支援活動を応援するために「夏休みに体重の減る子を出さないために こども食堂による食事支援応援(助成」事業」(令和4年度厚生労働省「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業」(以下「本事業」)を2022年6月から実施しています。

本事業では、厚生労働省の補助事業を受託し、むすびえが採択した163団体に助成交付しました。ひとり親家庭の支援が必要な子ども等を主な支援対象として、食事支援を行う活動等を支援しています。
概要はこちらからご覧いただけます。(募集は終了しています)

本事業事務局スタッフにて、採択団体のdattochi homeの食料配付の現場を訪問し、dattochi みんなの食堂・代表の高橋加代さんにお話を伺ってきました。

―― 活動内容について
団体としては6つの活動があり、参加者は様々な活動に参加できます。「あそび場だっとっち」という居場所支援の活動場所は、小学校の通学路の途中にあり、皆さんが利用しやすいと言ってくださいます。その他にもフードバンクファーム事業、音楽事業、広場事業、青空dattochi事業、dattochi みんなの食堂を行っています。1回きりの参加とならないように複数の場を用意し、皆さんの参加を促しています。

dattochi みんなの食堂では、月1回のお弁当配付・月1回の食料配付を中心に行っています。お弁当配付の場合は、約150食をボランティアの皆さんと1日がかりでつくります。どなたでも利用できますので、とても好評です。

本事業の採択を受けて、今回の食料配付は、定期的な開催とは別に、追加で食料配付を開催したので、222世帯へお届けすることができました。定期的な開催での対象世帯数は、1回あたり48世帯なので、より多くの方へ支援を届けられました。オンラインチケット配付サービスを使って、予約者のみに配付しています。事前予約により、配付時間を分散するように工夫しています。また、ホームページにご意見フォームを設けることで、どんなものが必要なのか教えてもらっています。たとえば調味料がほしいという要望を踏まえて、本日はケチャップをお配りしました。

本日配布した食料品は、寄付して頂いたものが含まれています。当団体のファーム以外によつば給食株式会社、八王子市内の研修農場などからお野菜や、パルシステム生活協同組合連合会からパン等を提供して頂いています。活動を支えてくださるボランティアは地域の方のみでなく、第一生命保険株式会社の社員の方たちもお手伝いに来てくださいます。また食料配付の横で、ご寄付頂いた子ども服等を置き、自由に持って行っていただいております。こちらも大変好評をいただいております。

              (食料配布を準備するボランティアの皆さん)

―― 今後こども食堂の活動をどう行っていきたいと考えていらっしゃいますか。
会食形式のこども食堂を再開してほしいという声があります。ただ、会場が狭いので、コロナ以前と同じようにこども食堂を再開することは考えていません。もし再開する場合は、お弁当をみんなで食べたいと考えています。今年度については、引き続き、お弁当と食料配付を続けていきます。
八王子市内には、32個所のこども食堂があり、そのうち3か所(近隣)と情報交換をして連携しています。開催日を分散させたり、同じ食料を連続して提供することのないように配慮しています。以前より、頂いた食料を無駄なく配れるようになりました。

―― むすびえメンバーより
 dattochi homeのdattochiは、前身団体(dattochi cafe)を開いた際に、小さい子が「だっこして」と言おうとして発した言葉から取ったそうです。地域での居場所づくりを支援する中での言葉を大切にされているのが、お話を伺っていて伝わってきました。

【問い合わせ先】
厚労省ひとり親支援事業 事務局
担当:梅林・坂井 2022mhlw@musubie.org 

新着情報一覧へ
トップへ戻る