むすびえを様々な形でご支援いただいている企業の皆さまにご協力をいただき、2022年1月から2月にかけて、社会貢献活動やむすびえとの協業に関するアンケートを実施させていただきました。ご協力いただいた皆さまに改めてお礼申し上げます。
アンケート結果についてご報告させていただければと思います。
1:社会貢献活動について
【社会貢献活動の位置づけ】
企業の社会的責任の一環と位置付けている企業が83.3%と最多で、次いで経営理念やビジョン実現の一環という位置づけが75%という結果
上記に次いで、社員が社会的課題に触れて成長する機会を提供する、社員のモチベーション向上や帰属意識の強化、ブランディング戦略の一環がそれぞれ約40%で該当するという回答をいただいております。
【社会貢献活動を推進するうえでの課題】
社会貢献活動を行う上で成果が見えにくい活動に対する定量的な評価を課題に感じている企業の方が45%と最多
次いで、課題として多かったのは「活動に参加・協力する社員が広がらない」「社会的課題解決に資するビジネスとの関係性整理」「社内関連部門・拠点との協力体制の構築などの社内調整」でいずれも26.7%となりました。
最大の課題に関しても、成果の見えにくさを回答いただいている企業の方が28.3%と最多で成果や定量評価がニーズとして高いことがよみとれます。
2:こども食堂の認知について
【こども食堂の認知時期】
3年以上前から認知していたが最多の46.7%、一方で1年以内の認知も20.0%
過半数以上の方が3年以上前からこども食堂を認知されていることが明らかになりました。
【こども食堂の認知時期】
認知経路としてはテレビが最多の35.0%、次いで新聞16.7%とマスメディア経由が過半数以上
テレビや新聞といったマスメディアが上位となり、合わせて過半数以上ということが明らかになりました。
その他:業務・会社の取り組み、地元で活動している団体のチラシ、むすびえのホームページ 等
【こども食堂のイメージ】
どなたでもというこども食堂のイメージをとらえているのは26.7%に留まり、生活に困難を抱えている人たちが参加するものというイメージが強い
実際には、8割のこども食堂が誰でも参加できる場として開催され、実際に6割のこども食堂に高齢者も参加しているにもかかわらず(令和2年度 厚生労働科学特別研究事業にておこなわれた「新型コロナウイルス感染症流行下における子ども食堂の運営実態の把握とその効果の検証のための研究」より。)、困窮世帯への支援のイメージが強く過半数以上の方は、生活に困難を抱えている人が参加するところというイメージをいだいているということが分かります。
3:むすびえの認知について
【むすびえの認知時期】
1年以内の認知が最多の45.0%、次いで1~3年以内の46.3%と約9割が3年以内にむすびえを認知
こども食堂の認知は3年以上前が過半数でしたが、むすびえの認知は~3年が9割でした。
【むすびえの認知経路】
認知経路としては知人からの紹介が最多の25.0%、次いでSNS16.7%
こども食堂の認知経路としては、マスメディアが多い一方でむすびえの認知経路は知人からの紹介やSNSの個人をきっかけに認知に至っていることが分かりました。
【本調査の概要】
回答対象:SF上及び物資仲介PJにてリストを作成している全国の既存支援企業様
回答方法:Web アンケートでの回答
回収期間:2022/1/24~2022/2/9(17日間)
回答数:60社
実施:NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
【調査内容】
1.社会貢献活動の位置づけ
- 役割や意義
- 社内における重要性
- 推進部署(マーケ/CSR/総務等)とその体制
- 社会貢献活動に対する予算
- 実際の取り組み
2.社会貢献活動を企業が行う際のボトルネック
- 社会貢献活動を行うにあたっての困ったこと
3.むすびえを支援先に選定した理由
①こども食堂について
- 認知時期/認知経路/認知内容
②むすびえについて
- 認知時期/認知経路/認知内容
- 他団体への寄付を検討
- ご支援の内容(単発寄付、継続寄付)
- ご支援に対する満足度と理由
- 継続支援に対するご意向と改善点、もっと期待すること
【本件に関するお問い合わせ先】
全国こども食堂支援センター・むすびえ
naya@musubie.org
担当:南谷