子どもの居場所を守りたい。やさしい未来を紡ぎたい。
第4回こども食堂全国アンケート(2月1〜10日実施。回答数343)では、一堂に会する形での居場所開催が11.9%と、9割のこども食堂が休止に追い込まれている実態が明らかになりました。半数のこども食堂が弁当・食材配布でつながり続けようと奮闘し続けていることに深い敬意を払いつつも、私たちは子どもたちから長期にわたって居場所が奪われる状態をなんとか防ぎたいと考えています。むすびえは、一堂に会する形での居場所、弁当・食材配布、そして新たに生まれつつある「会食なしの居場所+弁当配布」といった多様な運営形態を全方位で支え、子どもの居場所を守ります。また、しんどさの中にも楽しさとワクワクを見出せる企画を生み出し、やさしい未来をつむぎます。みなさんとともに。
1)感染症対策の具体的ノウハウをお伝えする全国キャラバンを行います(継続)
新型コロナウイルスに関して、子どもたちは「うつりにくい、うつしにくい、重症化しにくい」にもかかわらず、一堂に会する形でのこども食堂の開催状況は11.9%と、きわめて困難な状態が続いています。子どもを真ん中に置いた地域交流拠点としてのこども食堂が、参加者の安全と周辺住民の安心をともに確保し、子どもたちの居場所を確保できるよう、「自己点検シート」と「感染症対策宣言マーク」を普及させ、こども食堂の再開を後押しします。
2)「おもちゃライブラリー」全国展開に向けて始動し、つながり続けるこども食堂の活動を応援します(新規)
こども食堂での継続した「つながり」づくりのために、東京おもちゃ美術館と協働して「おもちゃライブラリー」をはじめます。居場所としてのこども食堂の開催が難しくても、世界中のあたたかいおもちゃやゲームを通じて、こども食堂、家庭、お友達とのつながる機会を応援します。
3)「むすびえ・こども食堂基金」2021年度実施を通じて、資金支援を行います(継続)
新型コロナウィルス感染症対策緊急プロジェクトとして創設された「むすびえ・こども食堂基金」は、2021年度も継続し、こども食堂の活動を資金面で支援します。「2021年度むすびえ・こども食堂基金」は5月からの募集に向けて、現在、助成事業の企画などを行なっています。何があっても活動をし続けてくれているこども食堂にご活用いただける枠組みを考えています。
4) さらなる物資支援を呼びかけます(継続)
お弁当や食材の配布などのフードパントリー活動とフードパントリー活動とこども食堂の開催など複数活動するところが7割にのぼり、感染拡大の不安が大きい中でもなんとか工夫をこらし、活動をしているこども食堂に、引き続き、食材支援も継続します。これまでに売価換算でおよそ2億万円相当を仲介してきた食材支援を継続するために、企業等のみなさんのご支援を呼びかけます。お米やレトルト食品、お弁当の容器やアルコール製剤など、こども食堂の皆さんに提供してくださる企業の皆さまからのご連絡をお待ちしています。
参考:「こども食堂の現状&困りごとアンケート」第4回結果
https://musubie.org/news/3127/
[お問合せ先]
NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
担当:渋谷、三島
E-mail:pj@musubie.org
HP:https://musubie.org/