事例紹介

[広島県広島市]地元横川商店街主催イベントの屋台の収益がこども食堂の運営資金に!

こども食堂楽だ食堂
支援者前田食品株式会社、リコージャパン株式会社広島支社、横川商店街振興組合
ゾンビナイトのポスター
楽だ食堂の屋台(商店街振興組合理事長から寄付いただいたお菓子も配りました。)
ステージでのPRタイム

◇ 運営者の悩み
 こども食堂を主宰する方なら、運営資金の確保に頭を悩ませたことが一度や二度ではないはず。いや、それが永遠の課題というところもあるかもしれません。広島市西区横川の「楽だ食堂」もご多聞に漏れず、参加費と補助金では足らない分を主宰者の自己負担で賄って運営を継続してきました。

◇ 地元の集まりでのPR
 今回ご紹介する事例は、まちづくりを考えるための地域の集まりにて、こども食堂の取組を発表させてもらったことがきっかけとなって、地元商店街を中心に地域でこども食堂を応援する機運が生まれ、お祭りなどのイベントにこども食堂が屋台を出店し、その収益を運営資金として寄付するという形の支援につながったものです。

◇ 横川ゾンビナイト
 その初めての機会が、2019年10月に行われたハロウィンのイベント「横川ゾンビナイト」でした。屋台で生ビールを販売し、収益を楽だ食堂の運営資金に寄付していただくことになり、ビール樽、ビールサーバー、容器、テントなど全て用意していただいて、楽だ食堂のスタッフは販売するだけ。2日間で200杯が売れました。お膳立ていただいたのは、J1優勝3回の名門クラブ「サンフレッチェ広島」のホームグラウンドであるエディオンスタジアムのグルメ企画を担当している前田食品様。スタジアムへのシャトルバスが横川駅発着という縁がある企業さんです。
 そのほか、リコー広島支店様からも同じ会場に出店した「フライングゾンビ」というコーナーの売上を楽だ食堂に寄付していだだきました。
ゾンビナイトの詳細は https://y-zombie.com/

◇ 地域とこども食堂の互恵的な関係
 JR横川駅を中心に商業地域としての賑わいと下町の人情が保たれている横川地区は、独自の楽しいイベントが年間を通じて行われており、定期的に屋台を出店する機会を与えてくださることになっています。横川という街がこども食堂を応援し、こども食堂は横川で育つ子どもと子育て家庭を応援する。この互恵的な関係をこれからも維持していきたいです。
 補助金頼みの運営から脱却する上で、この事例が少しでも参考になれば幸いです。

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