事例紹介

【北海道】「こども食堂北海道ネットワーク・第10回交流会」に参加しました

みんなで集合写真

9/9、「こども食堂北海道ネットワーク・第10回交流会」が開催されました。
北海道は面積が広く、道全体で集まるのは大変。
しかし、情報共有はやはり顔を合わさねば。
十勝や釧路からも札幌へ集合です!

こども食堂北海道ネットワーク代表の遠藤輝幸さんのご挨拶から会はスタート。
第1部では、「アトピー・アレルギー性疾患の背景を学び発症予防へ」と題し、NPO法人 アトピッ子地球の子ネットワーク 事務局長 赤城智美さんがご登壇。
子どもを守るためにいざというときの対応方法を実践も交えて学びました。
エピペン®︎の使い方を身につけ、咄嗟に動くことができる判断力の必要性を体感しました。
https://www.atopicco.org/topic/epipen-poster2017.html

NPO法人 アトピッ子地球の子ネットワーク 事務局長 赤城智美さんの講演

第2部では、一般社団法人北海道水産物荷主協会の方から寄付に関するお話がありました。
北海道ならでは!「冷凍 ホタテ玉冷」の寄付。
保管設備の徹底なども丁寧に説明され、協会との連携体制を整えられていました。
「ホタテだ〜!!」と子どもたちの喜ぶ笑顔が浮かびますね!

次に、北海道社会福祉協議会と各市の社会福祉協議会との連携により店舗改装時の撤去商品の活用の取り組みについての報告も挙がりました。
店舗改装・閉店するときに残った在庫商品を寄贈する協定をセブンイレブン・ジャパンと北海道庁・北海道社会福祉協議会で締結されました。
閉店する際に発生する商品在庫。
鮮度の管理が必要なおにぎりや弁当などは除き、加工食品や日常雑貨などが社会福祉協議会に提供され、希望されたこども食堂に届きます。
飲み物や調味料など活用できる商品が盛りだくさん。嬉しい連携です。

第3部では、自己紹介や聴いてほしいこと、伝えたいことなどをフリーにお話する交流会。
場所提供や運営者同士のコミュニケーションの悩み、
情報提供の必要性などを活発に意見交換され、集合の合図もなかなか届かないほどでした。

北見からお越しになった運営者の方は、
「なかなか情報が届かない。他の地域でどのような動きになっているのか、まずは知るために今日は札幌まで来ました。少し様子がわかってホッとしました。」
と話され、安堵の表情を拝見すると、状況把握をするためには、札幌まで足を運ぶ運営者の方の勇気とオープンなネットワークの集まりが大事だな〜と実感しました。

当日は、札幌市から委託を受けた「子どもコーディネーター」の方々も参加。
個別で子どもやご家族と密なコミュニケーションをとっているコーディネーターの方々との連携も今後進みそうです。
https://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2018/documents/kodomo.pdf

これからの活動として、こども食堂の全道における調査、こども食堂北海道ネットワークのパンフレット・ホームページの作成も発表され、参加者の皆様はより情報共有が活発化される状況に喜びの声を挙げられていました。

「札幌まで来るのは遠いけど、日頃他の地域で活動をされている方の姿を見て、元気をもらえるし、運営する際の情報も得られる。今日も来てよかった〜。」
と釧路や十勝で活動されている方々も元気にお話されていました!

「参加する人の気持ちを大切に」
「寄付をくださる方には感謝の気持ちを伝えて」
と終始、協力してくださる方への感謝と参加する人の想い、立場に立つことの大切さを伝え、そのためにネットワークからは、必要な情報をしっかりと伝え続けたいと遠藤代表はお話されていました。

こども食堂北海道ネットワーク代表の遠藤輝幸さん

誰もが参加できるこども食堂。
運営者の方々の気持ちも笑顔でないと日々の運営も辛くなる。
悩みを話し、新しい情報も得て、交流会を後にする皆様の背中はピンっと伸びて、明日からの活動に向いていました。

ホームページやパンフレットの作成でお忙しくなるかと思いますが、北海道の皆さん、お身体を大切に。
引き続き、情報交換のほどよろしくお願いいたします!

こども食堂北海道ネットワーク・第10回交流会のご報告でした。

むすびえ 葛西 優香

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