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こども食堂を運営しているNPO理事長が逮捕されたというニュースを受けて。


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こども食堂を運営しているNPO理事長が逮捕されたというニュース(神奈川新聞「カナコロ」ニュース)を受けて、理事長の湯浅のコメントを掲載いたします。


驚きました。

被害に遭われたお子さんとご家族にお見舞い申し上げます。

報道によれば、理事長は「頭をたたきましたが、暴行ではありません」と述べているということです。
事実だとしたら、大変遺憾です。
「しつけのためには叩くのもあり」と言い出したら、虐待はなくなりません。きっと想いがあって事業を始められた方だろうと思います。虐待について学び、深く反省して、考えを改めていただきたいと思います。

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私たちは、こども食堂は「虐待予防の機能をもつ」と考えてきました。
子育てはただでさえ大変なもの。
いくら子どもを愛していても、疲れたりいらついたりすることはあります。
そんなときに、子どもが子ども同士で遊んでくれて、他の大人も見ていてくれて、親同士でおしゃべりしたり、情報交換できる「多世代交流拠点としてのこども食堂」は、親がホッとして、虐待の芽を摘む、そんな価値があると考えています。
実際、こども食堂の主催者には、世の中の虐待問題に心を痛め、自分たちにできることは何かと考えた結果、「こども食堂」というやり方にたどり着いた、という方も少なくありません。
その「こども食堂」の一つで、このような事件が起こるのは、本当に残念でなりません。
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事件のあった川崎市では、11月9日に「KAWASAKI MACHI FES.2019」が予定されており、その中で、「~地域でつながる「こども食堂」~」というセッションも予定されています。
https://www.tsuna-good.city.kawasaki.jp/event/3286
川崎市民のみなさんが「こども食堂」全体に対して不安を抱くことがないよう、こども食堂の運営者やボランティアを対象にした虐待についての研修会の開催など、川崎市役所とも今後の対応策を相談させていただいています。

こども食堂でも、それ以外の場所でも、今回のようなことが二度と起こらないことを願って。
(理事長・湯浅誠)

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