7/23、港区役所にて「子ども食堂を考えるワークショップ」が開催されました。
今年度より、港区では、子どもの未来応援施策として、「子どもの孤食解消と保護者支援事業」を推進されることになりました。
今後の政策検討のためにも、こども食堂活動を考えている地域の方の声を聴くため、
また、港区役所が中継ぎとなり、こども食堂支援のネットワークづくりを推進するための第一弾の取り組みでもありました。
今回のワークショップ、むすびえとして協力させていただき、
理事の釜池雄高が全体の司会進行を務めさせていただきました。
当日は、定員の40名を大きく超える約65名が参加。
港区の区民、企業、団体の方々の「こども食堂」への関心の高さを感じました。
第一部では、
1.港区のこどもの現状について(子どもの貧困対策センター 公益財団法人あすのば の久富はるかさん)
2.子ども食堂ってこんな場所(きまぐれ八百屋だんだんワンコインこども食堂の近藤博子さん)
3.こども食堂の実践例(NPO法人みなと子ども食堂理事長の宮口高枝さん)
のお話を伺いました。
1.港区のこどもの現状について
就学援助を受けている子どもが小学生〜中学生までで約3割と、全国平均に比べ高いことなど、
港区内の子どもたちの実情を伝えていただきました。
2.子ども食堂ってこんな場所
「その場にあるモノでメニューを考えるのがだんだんスタイル!」と元気に伝えてくださる近藤さん。
「まずはやってみる!」、「計画書ばかり作っていても地域のつながりは生まれないよ!」と一歩踏み出すきっかけとなるお言葉をいただきました。
3.こども食堂の実践例
そして第一部の締めくくりは、実践者の宮口さんのお話。「場所探しでの苦労話」が挙がる中、「運営者自身が意気に感じ、まずはやってみることから始まります」と前向きなメッセージをくださいました。
こども食堂を開催する前にどうしても心配ごとが出やすくなりますが、「まずはやってみて、助け合いながら乗り越えればいい」と力強くおっしゃってくださったことに参加者の目の色も変わり、一歩を踏み出すきっかけとなられたのではないかと思います。
第2回、第3回…ワークショップを計画したいと港区 子ども家庭支援部 子ども家庭課長 野上 宏さんは締めくくりました。
こども食堂の開設、こども食堂の支援…どちらにしても『まずは動くこと』が地域内での笑顔そしてつながりの創出に結びつくのだなと改めて実感。
今後の港区の皆様の協働が楽しみです!!
次回以降開催される際は、むすびえのホームページでもお知らせいたします。