和歌山県で「こども食堂開設支援講座」を開催！ 開設希望者や運営者が集まり学び合う場に
むすびえでは2024年度より、社会福祉法人和歌山県社会福祉協議会との協働のもと、和歌山県内における新たなこども食堂のネットワーク「和歌山県こども食堂応援ネットワーク」の立ち上げに向けた連携とご支援を行ってまいりました。
当日の講座の様子は、動画でもご覧いただけます。
▶︎ 動画の案内はこちら：[こども食堂開設支援講座(2025.2実施）アーカイブ]
2025年2月4日・5日の2日間にわたり、和歌山県内で「こども食堂開設支援講座」を開催しました。(※概要は記事の下に記載）会場は、紀北地域の「県民交流プラザ・和歌山ビッグ愛」と、紀南地域の「田辺市文化交流センター」の2ヶ所。こども食堂の開設を検討している方や、すでに運営されている方など、多くの参加者が集まりました。
はじめに、和歌山県こども食堂応援ネットワーク 岡会長よりご挨拶いただきました。
あなたらしい「はじめ方」を見つけてほしい──同じものはないからこそみんなの居場所になれる、こども食堂の多様な運営について
続いて、認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえの光田より、団体の活動内容やこども食堂の基本情報、全国的な現状について解説しました。こども食堂の役割や、各地域での広がりについての説明に、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていました。
それぞれのこども食堂のはじめ方と地域で育まれる温かなつながりについて。4つのこども食堂が語る実践のはなし
和歌山県内の各地で活動しているこども食堂の事例紹介では、以下の4つのこども食堂運営者さんにご登壇いただきました。
紀北会場：
・みやきたこども食堂
・ふれあい食堂
紀南会場：
・すさみの地域食堂
・ひなた食堂
それぞれのこども食堂運営者さんから、こども食堂を始めたきっかけや立ち上げまでの経緯、運営における工夫や課題について具体的にご紹介いただきました。参加者からは「実際の取り組みが聞けて参考になった」「同じ地域での取り組みを知ることができた」といった声が上がりました。
支えるネットワーク団体があるからこそ、聞ける・話せる。疑問や心配ごとをみんなで乗り越えていく
後半では、和歌山県社会福祉協議会の鍋田氏が、配布資料「こども食堂開設時のよくある質問」に沿って詳しく解説。開設に際しての疑問や課題に具体的なアドバイスをいただきました。
さらに、和歌山県こども未来課の職員からも、こども食堂に関連する県の補助金制度について説明があり、参加者の関心を集めました。
また、和歌山県NPOサポートセンターの志場氏より、こども食堂の運営についての講義が行われ、運営をスムーズに行うための具体的なアドバイスを多数お話いただきました。
終了後も熱心に交流がありました
講座終了後も、会場では活発な意見交換が行われました。紀北会場では、希望者を対象に個別相談を実施し、具体的な課題についてのアドバイスが交わされました。
紀南会場でも、名刺交換や意見交換が積極的に行われ、参加者同士のつながりを深める場となりました。
今回の講座を通じて、こども食堂の開設・運営に関する具体的な知識を共有し、多くの方が新たな一歩を踏み出すきっかけとなりました。今後も、より多くの方にこども食堂の活動を広めるため、さまざまな形で講座を開催してまいります。
多様な視点が生み出す応援のチカラ。和歌山県こども食堂応援ネットワーク×和歌山県NPOサポートセンター×むすびえの連携で広がる可能性
地域の支援活動がより効果的に進むためには、それぞれの強みを活かした連携・協力が欠かせません。今回、和歌山県こども食堂応援ネットワーク（和歌山県社協）・認定特定非営利活動法人わかやまNPOセンター（和歌山県NPOサポートセンター）・むすびえ が連携し、それぞれの得意分野を活かして講座を行ったことで、多様な視点から”はじめの一歩”を応援できたのではないでしょうか。
ありがとうございました。
≪「こども食堂開設支援講座」概要≫
テーマ：こども食堂開設支援講座&個別相談
日 時：（紀北）2月4 日(火)13:30~15:30、（紀南）2月5日(水)13:30~15:30
会 場：紀北会場 県民交流プラザ和歌山ビッグ愛 9階 会議室 C
紀南会場 田辺市民総合センター 4階 交流ホール
＜主催＞
和歌山県こども食堂応援 ネットワーク（事務局：社会福祉法人和歌山県社会福祉協議会）
＜共催＞
和歌山県NPOサポートセンター
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
※本事業は2024年度「公益財団法人トランスコスモス財団」からの助成を受け、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえが社会福祉法人和歌山県社会福祉協議会との協働（業務委託）にて実施いたしました。