新型コロナウイルス感染症の流行から、気づけばかなりの月日が経ちました。
思い返してみると、こども食堂も、未曾有のできごとの中「こんな時だからこそ」という運営者さんそれぞれの思いで乗り越えてきました。そんな姿にたくさんの元気をもらいました。
会食が制限される中、活動形態を【パントリーやお弁当・食材の配布】に変更したこともコロナ禍を乗り越えた手段の一つだったかと思います。
しかしながら、誰もが想像しえなかったコロナ禍の長期化により、いつしか乗り越える手段であった活動形態が“当たり前”に。
「5類感染症」に移行してから、徐々に【会食形式】に戻したとの声も多く聞く中で、一方で「パントリーやお弁当配布から、会食形式に変更することは難しい」といった意見もありました。
このプロジェクトでは、東京都八王子市内の5団体を対象に、フードバンク八王子、We Support Familyと協働し、パントリー活動の負担を一部軽減できるような工夫を行うとともに、「パントリー活動を続けるか続けないか」という葛藤の奥底にある「わたしたちが本当にやりたいことは何なのか?」という問いに向き合いました。

その試行錯誤の過程を記録として残しつつ、ワークショップ形式で実施した報告会の仕様をご紹介する形で、報告書にまとめました。
あたたかな思いをもって活動するみなさんが、時に立ち止まりながらも、また次の力強い一歩を踏み出す。そのための小さな支えとして少しでも役に立てれば嬉しいです。

報告書はこちらからダウンロードいただけます。
【お問い合せ先 】
認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
担当:小島(kanta_kojima@musubie.org)、堀田、一木