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【開催報告】ジョージアの生徒・ソーシャルワーカー向けセミナー/ [Report] Seminar for Georgian Students and Social Workers

むすびえは、2024年12月18日(水)にジョージアの中学・高校生約30名と先生やソーシャルワーカーの皆さんに、日本のこども食堂やむすびえの活動を紹介するオンラインセミナーを実施しました。

ジョージアは、アジアとヨーロッパの間に位置し、黒海とカスピ海に挟まれた人口370万人の国です。2023年にジョージア教育省のソーシャルワーカー向けに行ったセミナーがきっかけで、今回、生徒の皆さんにお話しさせていただくことになりました。

今回もგამარჯობა(ガマルジョバ/こんにちは)!」とジョージア語の挨拶でスタート。集まった生徒さんの多くは、日本に興味があってセミナーに参加したと聞いたため、最初は普段の食事や、お正月のおせち料理の紹介から始まりました。

次に、こども食堂についてクイズ形式でご紹介しました。こども食堂は、市民が自発的に行っていることや、比較的新しい取り組みであることを伝えると、驚いていました。さらに「こども食堂は全国に何ヶ所ある?」という質問の答えが「10,000以上」だったときには、「えー!」という声が上がりました。

ジョージアでは学校給食がなく、生徒の皆さんは休み時間にパンを食べたりするそうです。また、食料配布や高齢者向けの炊き出しなどはあるものの、こども食堂のように、地域の人が集まって食事をする場所はまだほとんどないとのことでした。

先生やソーシャルワーカーの皆さんは、地域全体でこども食堂を支える仕組みに興味津々で、次々と質問をしてくださいました。昨年のセミナーを受けて、学校という場を利用して、こども食堂のようなものが開けないかと、構想しているという、とてもうれしいお話もありました。

社会的・文化的な背景は違っても、それぞれの地域にあった形でこども食堂の取り組みが広がっていく可能性を感じました。これからも、日本のこども食堂の取り組みを海外に向けて発信し、他の国の皆さんとも連携していきたいと思います。

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