むすびえでは、こども食堂と学校をつなぐ委託事業「こども食堂・学校架け橋プロジェクト」を今年度より実施しています。
これは、こども食堂と学校との協働を通して、こども食堂の活動への理解や共感を醸成し、地域課題を「自分事化」する子どもたちを育むこと、そして同活動を通して、地域のこども食堂と学校・教育委員会などの結びつきを強化することを目指した事業です。
(参考:公募のお知らせ)
内部・外部の審査員による厳正な審査の結果、以下の6団体の事業を採択しましたので、お知らせいたします。
・大阪府こども食堂ネットワーク
「こどもつなぐプロジェクト」
内容:「“こどもの声”を届ける~絵本作り」と「田んぼ体験 ~食と生命~」を実施します。事業を通して学校関係者と協働プロジェクトを実施できる体制を整えます。
・信州こども食堂ネットワーク
「A(えぇ!) こども食堂」
内容:信州大学附属中学校でこども食堂を実施します。探究学習で扱っている様々なテーマと関連させながら、中学生が中心となって行います。
・十勝こども食堂・地域食堂ネットワーク
「帯広農業高校生が作った小麦粉で本格ピザをつくってみよう!」
内容:こども食堂にて、帯広農業高校生による本格ピザづくりを行います。子どもたち・高校生双方が地域活動への関心を高め、学校と地域を繋ぐことを目的としています。
・ふうどばんく東北AGAIN
「様々な入口から繋がる学校連携事業」
内容:学校内こども食堂や探求授業、出前授業、こども食堂のない地域の小学校でキッチンカーを活用した出張こども食堂など様々な取り組みを通し、こども食堂と学校との連携を強化します。
・福岡県こども食堂ネットワーク
「学校の先生向け こども食堂体感ツアー」
内容:小・中学校教職員のこども食堂への理解向上を目指し、動画やパンフレットなどの啓発ツール作成や、見学ツアーを実施。不登校の子どもたちの居場所としての役割についても認知を深めます。
・ふくしま子ども食堂ネットワーク
「高校の探究学習と連携した、高校生によるこども食堂の企画・運営モデル構築事業」
内容:高校の探究学習の時間、サポートルームの時間を活用し、高校生と協働でこども食堂を企画・実施。学校と連携した取組みを通して、コミュニティの中で安全安心の場づくりをします。
(団体名五十音順)
また、残念ながら応募をいただいたものの採択に至らなかったネットワーク団体さんや、募集説明会にご参加いただいた団体さんを含め、多くの方々に本事業へのご関心を寄せていただきました。
むすびえでは本事業完了後に予定している成果報告会をはじめ、今後もこども食堂と学校との協働を促す事業を予定しております。
今後とも、全国のネットワーク団体さんをはじめ、皆さまのお力添えをいただけますと幸いです。