感染症対策みんなの事例紹介

<巻頭メッセージ>子どもの居場所を守るため、みんなのアイデアをT.T.P!(徹底的にパクろう) 認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 感染症対策普及PJリーダー 山縣郁子


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※T.T.Pとは:「徹底的(てっていてき)にパクる」の略語として使用しています。

みなさま、こんにちは。

新型コロナウイルスが発見されて、早いもので2年が経ちました。当初はここまで長引くものとは誰もが想像をしていなかったと思います。2020年3月にいきなり学校が休校となり、ほとんどの人がステイホームを強いられ、こども食堂も閉鎖せざるを得ませんでした。その中で、こども食堂の人たちはできることを模索し、フードパントリ―や弁当配布を始め、子ども達や地域の人達とつながり続けました。

このプロジェクトは、日本小児科学会の先生方にご協力いただき、2020年12月にむすびえで作成した「これならできるWithコロナ時代のこども食堂」の動画をまず見て感染症対策のノウハウを知っていただき、「安心・安全自己点検シート」にすべてチェックできたら厚生労働省のロゴが入った「感染症対策宣言マーク」を貼って、こども食堂を再開できるようにという想いで進めています。

私も福岡県北九州市でこども食堂を実際に運営しており、2020年9月より会食形式のこども食堂をすでに再開していましたが、動画で感染症対策のノウハウを改めて学び、正しい手指消毒のしかた、換気に気を付けることなどを参考にしました。

2021年2月よりコンテンツを活用し、感染症対策イベントを全国10か所で開催する中、こども食堂を再開するための様々な工夫の取組を耳にしました。感染拡大や地域差もあり、今もなお再開出来ていないところはありますが、居場所として開催し、お弁当を持って帰るなどの工夫や、屋外での活動など、様々な素晴らしいアイデアがいっぱいです。

そこで、むすびえではみんなのアイデアを徹底的にパクって、子どもの居場所を再開してもらおうと、T.T.PのためのWebページを作成しましたので、是非ご活用いただきたいと思います。

まだまだ新たな変異株の出現など先が読めない状況ですが、こども食堂のみなさんは必ず何らかの方法で前進していくと思います。今後も子ども達のために活動する全国6,000箇所のこども食堂と、支援する人々、地域ネットワーク団体、企業、行政、私たちむすびえも、ずっとつながり続けたいと思います。

最後に、この度「安心・安全自己点検シート」を改訂し、サイトからチェックして送信すると団体名の入った感染症対策宣言マークを発行してメールでお送りできるようになりましたので、現在貼っていただいている方も再度申請をお願いいたします。

https://forms.office.com/r/Bv3R3AX6xM

※この事例webページは、「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン 居場所を失った人への緊急活動応援助成」を受けて実施した活動の一環で制作しております。

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