認定NPO法人
全国こども食堂支援センター・むすびえ

【開催報告】休眠預金活用事業「子どもの居場所防災タイムライン作成研修」


認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえでは、休眠預金を活用した事業「発災時の被災者の食を支える災害対応準備事業」の中で、東海地域(三重・愛知・静岡)における南海トラフ大地震を想定した防災・減災の活動を現地のこども食堂ネットワークや支援団体および運営者のみなさまと共に進めてまいります。

※本事業は、特定非営利活動法人ジャパンプラットフォームが資金分配団体となりむすびえは実行団体となります。

この活動の一環で、この度、三重県社会福祉協議会(三重県委託事業)が実施する令和7年度『子どもの居場所づくり勉強会』の番外編として、こどもの居場所防災タイムライン作成研修を実施いただき、こども食堂防災拠点化プロジェクトリーダー・防災士の森谷 哲が登壇いたしましたので、ご報告申し上げます。

概要

【日時】2026年1月16日 13:30~16:00
【場所】三重県社会福祉会館3階 講堂
【主催】三重県社会福祉協議会(三重県委託事業)
【協力】認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
【参加者】子どもの居場所に関わりのある方
     子どもの居場所に興味・関心のある方
     運営支援を行う関係団体や行政の方
     社会福祉協議会の方 など

主催団体よりメッセージ

三重県子ども・福祉部 少子化対策課

このたびは「子どもの居場所づくり基礎講座・番外編(防災)」にご参加いただき、誠にありがとうございました。 当日は、能登半島地震の事例を踏まえながら、地域の子どもの居場所が災害時にどのような役割を果たせるのか、また平時からどのように備えを進めていくかについて、皆さんと一緒に考える貴重な時間となりました。

今回の番外編では、単なる“防災の知識習得”にとどまらず、「子どもの居場所」が地域の安心とつながりの拠点となり、関係機関とも連携しながら災害時に子どもと家庭を支える力を育むことを目的として開催しました。

皆さんがワークを通じて描いてくださった“タイムライン(行動計画)”には、それぞれの地域や居場所の実情が反映されており、どれも大切な視点ばかりでした。 日頃の活動の中で築いてこられた信頼やネットワークは、災害時に必ず力を発揮します。 今回の学びが、皆さんが地域で実践を進める際のヒントや後押しになれば幸いです。

引き続き、子どもたちにとって安心して過ごせる居場所づくりを一緒に進めていければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

三重県子ども・福祉部 少子化対策課 より開会のあいさつ



参加者の皆さんが意見を書き出した付箋はとても広範囲にわたり、貴重な意見がたくさん出ました。

参加者からの声(アンケート抜粋)

・タイムラインを作る作業を通じ、脳内シミュレーションができた。
・こども食堂が地域のつながりや子育て支援などを通じて災害時にも共助の役割を担えると感じました。
・こども食堂を実施することにより防災の必要性を感じていたところ、参考になった。
・被災したときに状況をリアルに考えることができて危機感が高まった。
・防災に関しては、意識を高く持つことを日々考えています。
・今回の研修では、少し角度を変えて防災に対する意識を考える機会をいただいたと思います。
・リーダー育成研修三重県内で実施していただければぜひ参加させてください。
・6カ月先まで考えるという意識付けができた。

講師より

今回は昨年度からの能登での被災地支援の活動をいかに全国に普及し、平時から有事に備える関係構築を行っていきたいという意図で開催された災害に備える研修となります。

三重県庁、三重県社協さんのご協力の元でたくさんの方々に気付きを持って帰っていただくことができたのではないかと思っています。

タイムライン作成研修と名付けたこの研修は「災害時に何ができるか(できないか)を時系列でみんなで考えてみる」という内容になります。
むすびえとしても初めての試みであり、盛り上がりに欠ける研修になったらどうしようという心配もありましたが、皆さんが主体性を高く持ち、意見も活発に出していただいており、そんな心配は無用だったとすぐに気が付かされました。

参加された皆さんが、本当に地域に対して日頃から熱い思いで考えておられるのだと、こちらが勉強させていただく結果となりました。
また、自治体職員さん、県社協職員さんも地域の方々と同じテーブルに入って参加していただくことにより、改めてお互いの活動や災害時に行うであろう行動を知る機会になったのも大きな成果だったかなと思います。

今後も東海地方のみならず、全国にこの研修も広めていきたいと思っております。

ご興味のある自治体、地域の団体の方々からのご相談をお待ちしております。
また、企業の方々による支援・協賛もありがたいと思いますので、この地方で開催したい等も含めて、ご相談をいただければ幸いです。


「こども食堂を中心とした 災害時の食の提供ネットワーク構築事業」とは

【 本事業で目指す未来 】

災害時における食料支援が速やか且つもれなく行われる体制を構築し、災害支援が届きにくい可能性のある被災者(災害脆弱層)への支援を目指します。そのために、災害支援のノウハウを有する実行団体が、災害支援経験の少ない地域の食料支援団体(連携団体)に対してノウハウ移転を行い、地域行政や企業を巻き込んだ災害時の食料支援ネットワークを構築し、さらに、災害発生時には平時の取組で構築された体制を活用し、実行団体とノウハウを移転した現地団体が連携して迅速な食料支援の展開を目指します。

■「こども食堂防災拠点化プロジェクト」とは?

そこに集う人々の安全確保はもちろん、通常時だけでなく、有事の際にも地域の安心、安全な場として存在できるように、こども食堂の防災力を高めることを目的としています。
また、こども食堂の主体的な防災活動につながるよう、それぞれのこども食堂に「私たちに出来る防災」「地域みんなの防災」について考え・備える機会として防災研修や、さまざまな防災活動の支援提供をしています。
この活動を通して、こどもの居場所や福祉施設との連携や官民連携(行政)など地域における交流拠点(こども食堂)が広がり続けております関心をお寄せいただけましたら是非ご相談ください。

本件に関するお問い合わせは、下記メールアドレスまでお願いします。
bousai@musubie.org(森谷・和泉)


■むすびえへの講師派遣のご依頼について

むすびえでは『こども食堂』をはじめとし、地域の居場所を取り巻くさまざまなテーマで、講演会やワークショップに講師を派遣させていただいています。
ご依頼テーマに合った活動経験を持つむすびえメンバーが皆さまの元へお伺いし、熱意を持ってお伝えします。
ご検討段階の方も、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

詳細・ご依頼方法はこちら


・掲載事例
https://musubie.org/news/activity-report/27503
https://musubie.org/news/activity-report/26976