プロジェクト紹介

2020年度 休眠預金事業

2020年度 休眠預金事業【公募終了】
「居場所の包括連携によるモデル地域づくり」

実施期間:2024年3月まで
中長期的な日本社会のバージョンアップを目指して、地域の多様な居場所の連携実現とその可視化を行うモデル地域づくりに取り組みます。また、モデルが他地域に波及するための全国レベルでの自律的かつ持続的な仕組みづくりを同時並行で進めます。これにより、直接的にサービスを享受する子や家庭に変化がもたらされることはもちろん、広く日本全国に変化が表れるようにします。
また、地域住民や自治体行政、および地域の事業者が地域の居場所の重要性を認識することが重要なため、災害に強い地域づくりや資源の地域循環、縦割りを超えた住民サービスといった普遍的なテーマが、居場所の包括連携と深く関連していることを積極的にアピールし、本事業が狭い福祉領域に閉じ込められないよう留意します。
現場レベルでの居場所連携や意見交換会、居場所マップ作成、メゾレベルでの自治体からの委託(政策化)、事業者連携、地域理解の取組み、全国レベルでの質量の拡充、意義や指標の発信、調査研究を下記に記すように有機的に連関させることで、本事業が課題先進国から成熟国家への転換に至る重要な一里塚となるよう進めます。

・公募案内:https://musubie.org/news/3041/
・採択結果:https://musubie.org/news/3605/

社会福祉法人堺市社会福祉協議会

本事業の柱は二つあります。一つ目は堺市で伝統的に取り組んできた地縁組織による居場所と、新たな市民層で形成される子ども食堂等の居場所を掛け合わす等アプローチすることで触媒を生み出し、新たな多世代が集え災害支援の機能も兼ね備える多様な居場所をつくり、地域に関心を持つ市民を増やします。それらを進める専門職と住民が行うコーディネーター機能の開発と育成を行います。
二つ目は全国的に取組がほとんどない、子ども・若者が発するイエローシグナル(重篤な課題に陥るもしくは再び陥る可能性のある状態)を受け止め、早期対応することで重篤化・レッドシグナルを予防する相談支援体制の開発を行います。試行した取組の施策化の提言を図ります。

・団体公式URL:https://www.sakai-syakyo.net/

社会福祉法人坂井市社会福祉協議会

対象分野を問わないつながりあう場(プラットフォーム)を構築し、分野を超えたネットワークができることで、支援対象者にマッチする活動につなぐことができるようになるなど効果が期待できます。また、居場所支援マップを作製することで地域活動が可視化され支援対象者が自分にあった居場所を見つけることができます。一方的にマップを提示するのではなく、地域住民や学生とともにインタビューしながらマップ化することで、多くの関係者への興味関心の波及効果が期待できます。企業と地域福祉の取り組みについて考えることで、新たなヒト・モノ・カネにつながり、活動基盤の強化になり最終的に支援対象者のメリットにつながります。

・団体公式URL:http://www.sakaicityshakyo.jp/

一般社団法人タウンスペースWAKWAK

高槻市(人口35万規模・中核市)の市域全域を対象とした当助成による「つながる・食べる・学ぶ・生活を支える」をキーワードにした①第三の居場所のネットワーキング、②フードパントリー、③学習支援、④大学、元保育所OG等と連携した専門職・担い手の育成と高槻市が次年度から実施する「子どもみまもり・つながり訪問事業(支援対象児童等見守り強化事業)」を並行して実施することで高槻市域に民と民、官と民の連携による面(セーフティネット)を構築します。また、その実践を通して得られた知見を大学等との協働の中で「共創知」としてまとめ日本全国に発信します。これら多セクターとの共創により社会システム全体の変容(広域包摂的なみまもり・つながり構築)を生み出します。

・団体公式URL:https://ts-wakwak.com/

NPO法人新座子育てネットワーク

子どもの貧困問題は新座市の地域課題であることを広く共有し、地域の子どもの暮らしに関する食支援を軸に、繋がりながら子どもの居場所づくりに取り組む担い手を発掘、育成します。新座市内の17小学校区全てに市民主体の居場所を開設し、定期開催化を支援するモデル事業を実施。また、ひとり親家庭の支援する「にいざシングルファミリーサポート」を開始。これらの食を地域で調達し、支え供給するフードバンクを創設。その運営を支える「にいざ子どもの未来応援団」を創設し、自律的な活動の継続を目指します。「食・学・遊」を必要とする児童への居場所としての定着を図り、また地域の支援を必要とする住民の包括的な支援の入り口をして居場所が機能するよう、地域の共助の包括的な連携体制を整備します。

・団体公式URL:https://www.ccn.niiza-ksdt.com/

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