認定NPO法人
全国こども食堂支援センター・むすびえ
協力:株式会社高速・一般財団法人三菱みらい育成財団

「こども食堂・学校架け橋プロジェクト」は、こども食堂と学校との協働を通して、こども食堂の活動への理解や共感を醸成し、地域課題を「自分事化」する子どもたちを育むこと、そして同活動を通して、地域のこども食堂と学校・教育委員会などの結びつきを強化することを目指した事業です。
(参考:公募のお知らせ)
審査の結果、以下の5団体の事業を採択しましたので、お知らせいたします。
・茨城 NPO センター・コモンズ
茨城県立古河中等教育学校では、「探究の工房 夢を育むひらめきキッチン」と題し、高校生が主体となるこども食堂プログラムを実施します。生徒は調理や食事提供、ゲームやアプリ開発、読み聞かせなど多彩な企画を通じて自主性や創造性を育み、地域の子どもや高齢者との多世代交流を体験します。活動記録や報告書は県内他校へ展開し、持続可能な子ども主体の居場所モデルの構築を目指します。
・信州こども食堂ネットワーク
信州大学教育学部附属松本中学校3年A組では、「笑顔でつなげる幸せ」をテーマに、信州こども食堂ネットワークや地域小学校、保護者と連携しながらこども食堂を企画・運営します。学生の企画運営力向上や地域理解、こども食堂の認知拡大を目指し、こども食堂の価値や楽しさを広く伝えて「附属松本中のこども食堂」が未来につながっていく下地をつくります。
・十勝こども食堂・地域食堂ネットワーク
北海道帯広三条高等学校と帯広農業高等学校は、十勝こども食堂・地域食堂ネットワークと連携し、高校生が主体となって地域のこども食堂を企画・運営します。帯広三条高校は「こどもたちの居場所づくり」をテーマに運営体験を通じて地域参画や支え合いを学び、帯広農業高校は自校の農産物を活用した食育で未来の生産者と消費者をつなぎ、地域協働の新たな形を創出します。
・福岡県こども食堂ネットワーク
福岡県内の高校生を主な対象に、こども食堂を通じた探究学習プログラムを実施します。福岡県こども食堂ネットワーク加盟こども食堂と連携し、ボランティア体験や運営者との対話を通して地域課題を学び、自己効力感や社会参画意識を育成します。参加学生は学校や教育委員会への発信活動も行い、地域全体でこども食堂の意義理解を深めるとともに、学校と地域が協働する持続可能な仕組みづくりを目指します。
・ふくしま子ども食堂ネットワーク
ふくしまこども食堂ネットワークは、福島県教育委員会・こども未来局と連携し、高校生と小中学生が協働する「こどもの社会参画」プログラムを実施します。県内3カ所のこども食堂で、高校生が企画・運営を主導し、子どもたちが主体的に関わる居場所づくりを体験。相互学習やメディア発信を通じて、子ども中心の社会参画や地域連携の新たなモデル創出を目指します。
(団体名五十音順)
また、残念ながら応募をいただいたものの採択に至らなかったネットワーク団体さんや、募集説明会にご参加いただいた団体さんを含め、多くの方々に本事業へのご関心を寄せていただきました。
むすびえでは本事業完了後に予定している成果報告会をはじめ、今後も、子どもたちを育むとともに、こども食堂と学校との協働を促す事業を予定しております。
今後とも、全国のネットワーク団体さんをはじめ、皆さまのお力添えをいただけますと幸いです。
【お問い合わせ先】
本件に関するお問い合わせは、以下までメールにてお寄せください。
むすびえ学校連携担当
school@musubie.org