認定NPO法人
全国こども食堂支援センター・むすびえ

【応募受付中!】こども食堂と学校をつなぐ委託事業「こども食堂・学校架け橋プロジェクト」がスタート!【〆切:8/18(月)】


協力:株式会社高速・一般財団法人三菱みらい育成財団

1、はじめに

むすびえの調査結果では、こども食堂は2024年時点で全国に10,867箇所程度あり(2024年度こども食堂全国箇所数調査)、全国の公立中学校数に並ぶほどの広がりを見せています。

また、こども食堂が家でも学校でもない第三の居場所として地域の中で果たす役割は大きく、「家でも学校でも見られない生き生きとした子どもの姿をこども食堂で見ることができた」「不登校傾向にあった子どもがこども食堂に訪れることで再び学校に通えるようになった」といったエピソードを数多く寄せていただいています。

一方で、同じくむすびえが実施した「こども食堂の現状&困りごとアンケート」では、回答したこども食堂運営者の13.1%(前年11.3%から増加)が「学校・教育委員会から協力を得られない」ことをこども食堂の困りごととして実感していると回答したほか、「必要な人(貧困家庭など)に周知・広報し支援を届けること」(45.9%)の文脈においても、学校との連携が必要との声もあがっています。

また、2020年文部科学省「新教育要領」では、「教育課程の実施に当たって、地域の人的・物的資源を活用したり、放課後や土曜日等を活用した社会教育との連携を図ったりし、学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現させること」がうたわれており、教育課程において地域が果たせる役割の可能性が示唆されています。

本プロジェクトは、こども食堂と学校との協働を通して、こども食堂の活動への理解や共感を醸成し、地域課題を「自分事化」する子どもたちを育むことを目指したものです。また、同活動を通して、地域のこども食堂と学校・教育委員会等の結びつきの強化も目指します。

そこで以下の通り、こども食堂でのボランティア体験や運営者との対話といった探究活動を通して、学生(主に中高生)が地域課題を知り、自分ごととして捉え、解決に向けて主体的に行動する力を育むことを目的とした「こども食堂を通じた地域探求学習プログラム」の実施に取り組む、こども食堂地域ネットワーク団体を募集いたします。

(1)事業目的

「こども食堂を通じた地域探究学習プログラム」は、こども食堂でのボランティア体験や運営者との対話といった探究活動を通して、学生(主に中高生)が地域課題を知り、自分ごととして捉え、解決に向けて主体的に行動する力を育むことを目的に、各地のこども食堂、こども食堂地域ネットワーク団体、むすびえが協働で実施するプログラムです。
取組みを通し、学生がこども食堂への理解を深め、人とのつながりがもたらす豊かさや誰かのためになっている自己有用感、社会の一員としての意識を育むことに加え、各地のこども食堂と学校との連携強化を図り、「こどもまんなか」の持続可能な地域づくりへの貢献を目指します。

(2)委託期間

契約締結日から2026年3月31日まで

(3)本業務における対象者(受託者)

都道府県域、市区町村域、圏域(複数の市区町村にまたがる広域圏)を活動範囲として、その域内にあるすべてのこども食堂に対して公平・中立に支援を行うことを原則として活動している地域ネットワーク団体

※日本国内に本拠地ならびに活動拠点を置くこと。
※地域ネットワーク団体の設立からの年数は問いません。
※以下に該当する方は対象外とさせていただきます。
 ・地域ネットワーク団体ではない、一箇所のこども食堂による単体での申請
 ・その他、むすびえが定める倫理規定に反する団体
詳しくは個別相談にてお問い合わせください。

(4)業務内容

当該地域における「こども食堂を通じた地域探究学習プログラム」の実施
(こども食堂についての講義・映像視聴、こども食堂でのボランティア体験、運営者や参加者との対話、校内等でのこども食堂実施といった探究活動を通して、学生が地域課題を知り、自分ごととして捉え、解決に向けて主体的に行動する力を育む、心のエンジンを駆動させるような活動)

※学生が単独で参加するものではなく、学校や教育委員会等との取組の一環として実施するものが対象です。
※詳細は仕様書をご確認ください。

(5)委託予定金額(全委託先の総額)

 320万円
 ※申請内容に応じ、委託費総額並びに採択件数は変更する可能性があります。

(6)見積限度額

 最大40万円/1委託先
 ※ただし、他の助成金や補助金などと使途が重複していない費用に限ります。
 ※消費税及び地方消費税、本業務の実施に必要な一切の費用を含むものとします。

2、スケジュール

2025年7月15日(火) 募集公示
2025年7月22日(火)17時〜18時 公募説明会(オンライン開催)
2025年7月15日(火)~8月18日(月) 個別相談・企画提案期間(ご希望の日程は、個別相談お申し込み時にお選びください)
2025年8月18日(月)23時59分 応募書類(企画提案書・見積書)提出期限
2025年9月5日(金)ごろ 審査結果の通知
2025年9月上旬 選定団体との個別契約の締結
2025年9月~2026年3月 事業実施
2026年3月20日(金)ごろ 報告書提出
2026年5-6月ごろ(予定) 本事業の報告会へ参加

3、応募の流れ

応募の流れは以下の通りです。

① 公募説明会へのご参加または録画視聴
② 個別相談
③ 応募書類(企画提案書・見積書)提出

① 公募説明会へのご参加または録画視聴 
申請を検討される方は必ず、以下の公募説明会へご参加または録画をご視聴ください。

▼公募説明会(オンライン開催)
実施日:2025年7月22日(火)17時〜18時
実施形式:Zoomを使用したオンライン形式
参加用URL:参加申込をいただいた方にメールでご連絡いたします

▼公募説明会のお申込みはこちら
https://forms.gle/a1wJWcSapggiyDw97

※録画データについては、実施後、こちらのページにアップいたします。
 必ずご確認いただいた上で「②個別相談」にお進みください。

② 個別相談
公募説明会にご参加又は録画を視聴いただきましたら、以下フォームより個別相談のお申込みください。
▼個別相談のお申込みはこちら
https://forms.gle/AFkhaMeKuH6juheh7

※個別相談日時の調整については、担当からご連絡いたします。
※応募書類(企画提案書・見積書)の提出は、必ず個別相談実施後に行ってください。

③ 応募書類(企画提案書・見積書)提出
「①公募説明会へのご参加」「②個別相談」の両方を終了された方は、以下の応募書類を指定のフォームにて作成し、ご提出ください。

 企画提案書(ひな形)
見積書(ひな形)

▼応募書類提出先
むすびえ学校連携担当(school@musubie.org

4、企画提案の採否における判断基準および決定の通知

提出いただいた応募書類(企画提案書・見積書)の内容をもとに、むすびえにて総合的に判断し、委託先および委託金額を決定します。

(選考基準)
以下の基準に基づき総合的に判断します。
※各項目の配点は非公開です。
※選考においては、地域・内容のバランスを見て総合的に判断することがあります。

①事業目的との適合性

・こども食堂の活動への理解や共感の醸成、地域課題を「自分事化」する子どもたちの育成、地域のこども食堂と学校・教育委員会などの結びつきの強化を目指した企画になっているか。
・協働先との対話と連携が適切に図られているか。

②企画の妥当性・適正性と実現可能性

・企画内容の妥当性(活動内容、スケジュール、背景、目的が具体的かつ明確であるか)
・資金計画の適正性(資金の使用計画が明確であり、適正であるか)
・実施計画の実現可能性(提案された計画が実現可能であり、実施に必要なリソースが確保されているか)

③活動の持続可能性

・事業期間終了後のこども食堂・学校との連携の継続や発展について考慮されているか。
・事業を公正かつ適確に遂行できるガバナンス・コンプライアンス体制等を備えているか
 
(審査結果の通知)
審査結果については、提案者それぞれに対し個別にメールにてご連絡します

5、契約の締結

委託先に決定した団体と、業務委託契約を締結します。

契約内容については個別に事前協議のご連絡をいたします。

6、募集要項及び仕様書

本事業の募集要項及び仕様書は以下の通りです。

【お問い合わせ先】
本件に関するお問い合わせは、以下までメールにてお寄せください。
むすびえ学校連携担当
school@musubie.org