2023年6月15日(木)15時~17時福井県坂井市にて、「なるほどデータ作成・こども食堂編」ワークショップを開催しました。当日作成したデータは、2023年7月7日に坂井市ホームページにて「オープンデータ」として公開されました。
むすびえが把握している限りでは、埼玉県に次いで、こども食堂のオープンデータが公開された自治体であり、市町村としては初の事例となりました。
こども食堂のオープンデータは、坂井市のホームページに掲載されています。
市町村で初のオープンデータ化です!
https://www.city.fukui-sakai.lg.jp/johotokei/shisei/joho/opendata/sakaishi-opendata.html
今回のワークショップは、むすびえが主催し、一般社団法人 コード・フォー・ジャパン様とアイパブリッシング株式会社様の企画運営協力のもと行いました。
「オープンデータって何?」
「公開されたらどのように活用されるの?」
を学んだ後に、自分たちでこども食堂のオープンデータを作ってみよう!という企画です。当日は、こども食堂運営者や自治体職員、社会福祉協議会職員など合計約30名が参加されました。
まずはこども食堂の運営者の皆様自身がフォーマットにこども食堂情報を入力していきました。そしてこのようにオープンデータ登録することで、地図が完成し、こども食堂がどこにあるのか分かりやすくなり、こども食堂に行きたい人が行ける環境をつくることができることを、こども食堂運営者の皆様と一緒に実際に体験しました。
ご参加いただいた方からは以下のような声をいただきました。
- 「こども食堂(居場所)の情報って、アナログな発信がほとんどな中、新しい流れにワクワクしました!」
- 「たくさんの方に知ってもらう、とても意義のある取り組みですね!」
参加者
坂井市社会福祉協議会
坂井市役所(社会福祉課、福祉総合相談課、DX推進室)
こども食堂:5団体の皆さま
事務局
一般社団法人 コード・フォー・ジャパン
アイパブリッシング株式会社
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
自治体の皆様へ
むすびえでは、ひとつひとつのこども食堂を把握・見える化することで、誰もが安心してアクセスできる環境を整えます。その先に、真に“あたりまえ”のものとしてこども食堂が認識され、多くの人がこども食堂を通じて未来をつくる社会活動に参加できるようにすることを目指しています。
※プロジェクト詳細はこちら
https://musubie.org/pickupproject/infra/
公開されるこども食堂情報が共通化されることで、参加を希望する子どもや地域の方たちが必要な情報にアクセスしやすくなることに加え、こども食堂を応援したい企業、団体、個人等による利活用が進み、さらに全国各地でこども食堂の活動に参加したり応援したりする動きが加速することが期待できます。また、自治体にも、こども食堂の情報を更新頻度高く掲示するメリットを実感していただけることが期待されます。
オープンデータ化されたこども食堂の情報を使った調査解析や、こども食堂を応援したい企業、団体、個人等 による利活用の促進、すべての子どもが、こども食堂にアクセスできるための情報インフラ整備のため、より多くの自治体さまへご協力いただきますようお願い申し上げます。
ワークショップ開催をお考えの際は、ぜひご相談ください。こども食堂のオープンデータを進める上でのご相談もご連絡お待ちしております。
od@musubie.org
担当:寺田(てらだ)、長井(ながい)、薬師寺(やくしじ)