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子ども食堂IT活用セミナー~Amazonほしい物リストに登録しちゃおう!!第四回FINAL対面講習会(さいたま市)開催レポート~

2023年6月4日(日)、埼玉県さいたま市土呂地区にて「 子ども食堂IT活用セミナー~Amazonほしい物リストに登録しちゃおう!!~」第四回(FINAL)が開催されました。
この企画は、埼玉県下のこども食堂運営者へのIT支援の目的で、一般社団法人埼玉県子ども食堂ネットワークとむすびえの共同開催により、県下全4回の開催が実現しました。
そして今回はついに最終回の4回目。参加者11名 スタッフ11名、見学取材2名の合計24名で実施しました。企画の内容や、過去の開催レポートも併せてご覧ください。(ページ下部)

それでは、当日の講義や実践登録の模様についてご紹介します。

開催の言葉と参加者の意気込み


一般社団法人埼玉県子ども食堂ネットワーク 代表理事 東海林尚文氏
一回目からの成功事例や改善点など、参加者から寄せられる声とともに、今回は、参加申し込みが募集早々に満員御礼になったこと、埼玉県福祉部少子政策課のご担当者や、東京新聞社から見学取材のご協力がある事など、この取り組みが多くの方に注目されている事をお話しされました。

参加者の意気込み
参加者のみなさんにそれぞれ、自己紹介と本日の意気込みを発表いただきました。
「IT?Ai?Web?デジタル? まったく疎い私だけど、今日こそしっかり登録して帰るぞ!という意気込みで来ました。」「最近始めたばかりで、きっと、私が一番初心者だと思うけど、頑張ります!」など、苦手意識を持ちつつも、やる気十分のお声をいただきました。

講義パートとハンズオン


講師:むすびえインターン生 – 浅見栞さん(日本女子大学)
日常的にITを使う世代の代表として、参加者へAmazon欲しいものリストを活用すると、こども食堂にとってどんなメリットがあるのかを、丁寧に自分の言葉で伝えました。

ハンズオン(登録実践タイム)
さて、ここからがメインテーマです。参加者がご自分でAmazon欲しいものリストを登録します。先ほどまでの和気あいあいとした雰囲気は一変し、画面と手元資料を交互に見ながら集中の時間です。

「アカウントは個人の登録で良いのか?団体名で登録してよいのか?」「電話番号は1つしか登録できないし、個人のアカウントから法人へ切り替えることが出来ないけど大丈夫か?」など、ファーストステップから迷いや質問が発生しますが、ボランティアが横について丁寧にサポートしながら解決していきます。

苦手なPC作業ですが驚くほどの集中力で、手順を復習したり、登録品をブラッシュアップしていきます。
迷いや質問がうまれたり、試行錯誤を繰り返す風景は、参加者のみなさんが真剣に取り組まれているこども食堂への想いがあるからこそだと、改めて納得し、すばらしいバイタリティだと実感しました。

<登録されたものの一部>
・会食形式再会に向けて子供を受け入れる準備のイス
・こども食堂を始めたばかりで、少しずつ増やしていきたい調理機材
・食材よりも衛生用品

参加者からの声


  • サポートを受けながら何度もやり直しをしていただきました。オンラインでは絶対登録に至ることはできませんでした。
  • 登録して数日後に、リストに登録した全商品が届きました!
    驚きです。うれしいです。
  • わからないことや出来ないことが、恥ずかしかったり苦痛に感じることなく、時間が過ごせました。
  • パソコンが苦手と思いこんでいるから、画面を落ち着いて見れていないな。と自分の弱点も発見できました!
  • やはり対面ですとすぐに質問できて有難いです。そもそもの部分がわからなかったので、勉強になりました。

ボランティア参加者からの声


  • 参加者が配布資料だけで完遂させることは難易度が高いと思われるので、対面で教える価値があると思いました。オンラインの場合、ついていけない方が多そうだと実感しました。また、実際にこども食堂で活動されている方々からお話を伺うことができ、勉強になりました。
    今回のAmazonリストの予習しておけば、より貢献できたと思いました。
  • 小さなことでも誰かのお手伝いになっている実感があり、週末にいい時間を過ごせたなと充実感が得られました。
  • こども食堂を運営している方たちとの会話はとても新鮮でしたし、人生の先輩方がすごく頑張っている姿にパワーをもらった気がします。

めざす未来のすがた


いつの間にかIT活用が日常化し、気づけばIT操作は“得意”や“不得意”など「個人のスキル」に依存する部分がとても大きくなりました。また、こども食堂運営者を取り巻く環境も、まさにこの「個人の」という表現がぴったりではないでしょうか。

このIT支援プロジェクトは、「個人の」から「学びあい、気づきあう(地域のエコシステム)」へ変わるきっかけづくりをビジョンに掲げて活動し、持続可能なこども食堂の活動を願い、本会のような多世代が集う「会って話せる場」「ちょっと知りたいが解決できる場」の実現から、地域のエコシステムづくりにも寄与していきたいと思います。

IT学ぼう・使おうプロジェクトより


埼玉県下全4回、総参加者28名。
参加されたこども食堂運営者の皆様、主催の埼玉県ネットワークの皆様、協力いただいた企業ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。
今後も継続してイベント開催をいていけるよう尽力して参ります。

第一回 熊谷市   1月29日(日)レポート
第二回 富士見市  3月21日(火)レポート 
第三回 越谷市   4月23日(日)レポート
第四回 さいたま市 64日(日) 

ご興味をお持ちのこども食堂運営者や地域ネットワーク団体の方は、下記よりぜひお問い合わせください。
ITshienPJ@musubie.org

<概要>
日時:2023年6月4日(日)13:30~16:00
会場:土呂子ども食堂(埼玉県さいたま市土呂)
主催:一般社団法人埼玉県子ども食堂ネットワーク、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ

  • プログラム
    1.開会のあいさつ 一般社団法人埼玉県子ども食堂ネットワーク代表 東海林尚文氏
    2. 講義 日本女子大学 浅見栞さん
    3. ハンズオン 大学生インターン・ボランティアや企業サポーター

プロジェクトの詳細やFacebookグループはこちらから

 

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