2024年11月20日(水)鳥取県鳥取市にて、「こども食堂オープンデータ全国横断シリーズ第1弾~ 麒麟のまち地域食堂情報オープンデータ作成ワークショップ」※1を開催しました。
当日作成したデータは、今後麒麟のまち圏域の自治体を通じてオープンデータとして公開されるよう、麒麟のまち地域食堂ネットワークさん※2と共に推進してまいります。
※1今回のワークショップは、麒麟のまち地域食堂ネットワーク及びアイパブリッシング株式会社とむすびえが主催して実施しました。https://musubie.org/news/10407/
※2麒麟のまち地域食堂ネットワークとは、麒麟のまち圏域(鳥取県東部の1市4町と兵庫県北部の2町)の地域食堂(こども食堂)を「だれもが使える食堂」とし、食で繋がる居場所づくりを支援しているネットワークです。
https://chiikisyokudounet-kirin.com/
今回のワークショップは、「オープンデータって何?」「公開されたらどのように活用されるの?」を学んだ後に、実際に自分たちでこども食堂のオープンデータを作ってみよう!という企画です。当日は、こども食堂運営者や自治体職員、社会福祉協議会職員など合計約30名が参加されました。
まず、シビックテックの平野さんが作成くださったLINEのアプリを使い、こども食堂の運営者の皆さまがご自身でこども食堂情報を入力していきました。
そして、オープンデータを登録することで簡単に地図が完成し、こども食堂に行きたい人が行ける環境をつくることができること、さらに他のデータとかけ合わせることで、例えばカレーが食べられるこども食堂がどこにあるのか一目で表示させることができるなど、オープンデータによって広がる可能性を、こども食堂運営者の皆さまと一緒に実際に体験しました。
ご参加いただいた方からは以下のような声をいただきました。
- 50カ所のデータであれば、簡単にできそうですが、とてもハードルが高いことがわかりました。正確かつ活用できるデータができあがるととても良いですね。楽しみです。
- パソコンが得意ではないので、ぼちぼち教えていただきながら挑戦したいと思います。
- 自分たちのデータをオープンデータにするという取り組みはとても大切だと思いました。
また、開催後のアンケートでは「今後、オープンデータを使った課題解決に取り組んでみたいか」という質問に対して、57.1%が「そう思う」、42.9%が「どちらかと言えばそう思う」とご回答いただき、回答者全員がワークショップを通じてオープンデータを使った課題解決に前向きになっていただいたことが分かりました。
本ワークショップに協賛いただいた日本システムケア株式会社からは、こども食堂運営者の皆さまにリユースパソコンをプレゼントしていただきました。
自治体の皆さまへ
むすびえでは、一つひとつのこども食堂を把握・見える化することで、誰もが安心してアクセスできる環境を整えます。その先に、真に“あたりまえ”のものとしてこども食堂が認識され、多くの人がこども食堂を通じて未来をつくる社会活動に参加できるようにすることを目指しています。
※プロジェクト詳細はこちら
https://musubie.org/pickupproject/infra/
公開されるこども食堂情報が共通化されることで、参加を希望する子どもや地域の方たちが必要な情報にアクセスしやすくなることに加え、こども食堂を応援したい企業、団体、個人等による利活用が進み、さらに全国各地でこども食堂の活動に参加したり応援したりする動きが加速することが期待できます。また、自治体にも、こども食堂の情報を更新頻度高く掲示するメリットを実感していただけることが期待されます。
オープンデータ化されたこども食堂の情報を使った調査解析や、こども食堂を応援したい企業、団体、個人等 による利活用の促進、すべての子どもが、こども食堂にアクセスできるための情報インフラ整備のため、より多くの自治体さまへご協力いただきますようお願い申し上げます。
※オープンデータ化キットの詳細はこちら
https://musubie.org/news/9566/
こども食堂情報のオープンデータ化をお考えの際は、ぜひご相談ください。こども食堂のオープンデータ活用に向けた機運を高める上でのご相談もご連絡をお待ちしております。
od@musubie.org
担当:赤坂、荒木、尾木、後藤