認定NPO法人
全国こども食堂支援センター・むすびえ
むすびえでは、こども食堂運営者の皆さんがこども食堂の価値を再認識したり、地域の皆さんにこども食堂の意義をお伝えする場として、こども食堂で起こる「エピソード」をまんなかに置いたワークショップ「エピソードワークショップ」を2022年度から2024年度まで開催してきました。(開催実績はこちらをご覧ください。)
今年度は、エピソードワークショップ実施を検討されている全国の地域ネットワーク団体の皆さんに向けて、実施ガイドを発行しています。(詳細はこちら)
このたび、上記の実施ガイドを参考にしたエピソードワークショップが、山形県酒田市にて開催されました。
(▼開催要項詳細はこちら)
https://musubie.org/news/other/28134
当日は、こども食堂の関係者、一般の方、企業の方など、さまざまな立場の約50名が集い、こども食堂の活動について共有しながら対話を深める場となりました。
前半では、5つのこども食堂から、それぞれの現場で起きたエピソードが紹介されました。
こども食堂の運営者による実体験のお話を通して、こども食堂がつくるあたたかな場の雰囲気や、人と人とのつながりを、より身近に感じる時間となりました。
後半は9つのグループに分かれて意見交換を行いました。
話題は、こども食堂の活動を通して見えてくる地域課題や、その解決に向けてできることなどで、どのグループでも活発な話し合いが行われました。 こども食堂を起点とした地域づくりの可能性を感じる場となりました。

参加された方からは、「食べるだけだと思っていたが、たくさんの人と関わることができる場所であることがわかった」「こども食堂にマイナスの考えがあったがエピソードトークを聞いて考えが変わった」といった感想をいただきました。
また、本ワークショップを企画した酒田市市民部 共生社会課の齋藤 大さんは、こども食堂の関係者に限らず広く参加を呼びかけた結果、参加者の半数近くが、これまでこども食堂に関わったことのない方だったと話されました。
アンケート結果からは、今後こども食堂に何らかの形で「新たに関わってみたい」と回答する参加者もいて、参加者の意識の変化につながったのでは、と感じているとのことでした。
本ワークショップにご参加・ご協力いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。今後のこども食堂との新たな関わりにつながる機会となれば幸いです。

【開催概要】
行 事 名:酒田市こども食堂エピソード共有公開ワークショップ
日 時:2025年12月6日(土)10:00-12:00
会 場:酒田勤労者福祉センター3F多目的ホール
内 容:こども食堂の活動を通じて生まれた変化のエピソード紹介
感想共有のグループトーク
主 催:酒田市共生社会課/酒田市ボランティア・公益活動センター(ボラポートさかた)
後援・協力:認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
ボラポートさかた(酒田市ボランティア・公益活動センター)Instagram
https://www.instagram.com/p/DSKJYuFE_pd
※むすびえでは、実施ガイド「やってみよう!エピソードワークショップ」を発行しました。実施ガイドの活用をご希望の方やワークショップに関心を持たれた方は、ぜひこちらのページをご覧ください。
【実施ガイドについてのお問合せ先】
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
エピソードワークショップ担当
E-mail:episode_ws@musubie.org