認定NPO法人
全国こども食堂支援センター・むすびえ
【開催報告】休眠預金活用事業(2023通常枠)「居場所のインパクト可視化を通じた地域活性化事業」2025年上期事業共有会を開催しました

むすびえは、2023年度 休眠預金事業(通常枠)「居場所のインパクト可視化を通じた地域活性化事業-居場所と地域のエコシステムの同時強化-」に取り組んでいます。この事業では、こども食堂をはじめとする地域の居場所を中心に地域の資源が地域内で循環する仕組み(エコシステム)の構築、強化を目指しています。
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開催概要
2025年6月19日(木)・20日(金)、長野県松本市にて「休眠預金活用事業(2023年度通常枠)2025年上期 事業共有会」を開催しました。
今回は、本事業の実行団体の取り組み状況や調査結果の共有に加え、地域資源の循環に関する外部講師の講演や、企業・自治体との連携について意見交換を行いました。会場には約30名が来場し、2日間にわたって活発な議論と交流が行われました。
当日の参加者
指定活用団体 | JANPIA |
資金分配団体 | むすびえ ファンドレックス (コンソーシアム) |
実行団体 | (一社)愛知子ども応援プロジェクト (公財)長野県みらい基金 (特非)山口せわやきネットワーク |
講師 | (一社)持続可能な地域社会総合研究所 |
実行団体の地域の関係者および支援者の皆さま | 長野県、長野県社会福祉協議会、(特非)NPOホットライン信州、長野ロータリークラブなど |
共有会の様子
19日 あがたの森文化会館にて
まずは各団体が事業の進捗や調査結果、基金設立に向けて考えている居場所の価値の方向性について発表を行い、それについてディスカッションしました。
次に、一般社団法人 持続可能な地域社会総合研究所所長(上越市創造行政研究所所長兼務)の藤山浩氏による講演と、ディスカッションを行いました。
【講演内容】
1.居場所のインパクト可視化~山口県「地元関係図」分析より
2.世界と日本の「居場所」と「広場」いろいろ
3.地域経済循環への貢献度
4.介護保険分析から見る地域の「連結決算」
5.「食の広場」レゴワークショップ
20日 松本合同庁舎にて
2日目は、各実行団体の特徴的な活動について、それぞれ事例共有、意見交換の形で情報共有を行いました。
まず愛知子ども応援プロジェクトより、企業へのアプローチ方法について解説していただき、各団体から質疑や、意見交換を実施。
続いて、山口せわやきネットワークより、自治体との連携についてこれまでの団体の成り立ちも含めて解説していただき、各団体からの質疑応答や意見交換を行いました。
長野県みらい基金より、基金(助成事業)の活動状況や基金事務局の運営について解説いただき、各団体からの質疑応答や意見交換を行いました。
その後は、長野県みらい基金の事務所を見学しました。
参加者からの感想
- 対面の場があることでじっくりと意見交換ができる貴重な機会だった。
- 休眠事業にとどまらない横の繋がり・関係性づくりができた。
- 自団体の取り組みについて他の団体からとても関心を持ってもらうことができた。
- 他の団体の体制や取り組み方が参考になった。
- 今後の事業の進め方について考えを深めることができた。
- 他の事業との横断的な連携を検討することができた。
- 今後の基金の設計について、もっと考えを深め、意見交換をしていきたい。
- 他の団体のパワーに圧倒され、良い刺激を受けた。
- 地域のステークホルダーにも参加してもらえて良い機会となった。
まとめ
本イベントでは、各実行団体どうしでこれまでの活動からの経験や強みを学び合うことができ、より良い関係性を築くことができました。本イベントでの学びを今後に活かし、本事業の目標に向けて実行団体、資金分配団体とで協力しながら引き続き活動を続けて参ります。
■本プロジェクトに関するお問合せ先は下記までお願いいたします。
kyumin2023@musubie.org