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【お知らせ】むすびえ・こども食堂基金 2024年度春募集 採択団体発表

【お知らせ】むすびえ・こども食堂基金 2024年度春募集 採択団体発表

こども食堂の皆さま、地域ネットワーク団体の皆さまを対象に実施した「むすびえ・こども食堂基金」2024年度 春募集の採択結果につきまして、以下の通り発表いたします。

物価高騰等により日々の生活への不安を感じる人が多くなるなか、地域で支え合い、つながり合える居場所としてなくてはならない存在となっている「こども食堂」。こども食堂の多様なニーズや新しい試みを、社会みんなで応援できるよう、多彩なコースを設定して実施いたしました。その結果、全国46都道府県のこども食堂・地域ネットワーク団体より約600件の応募をいただきました。

活動に日々お忙しい中、丁寧にこども食堂活動に向けた想いや計画を記載した申請をいただき、ありがとうございました。

選考の結果、こども食堂432団体、地域ネットワーク13団体を採択といたしました。なお、地域ネットワーク団体対象のE・F・Gの3コースにつきましては、選考委員の皆さまと慎重に審議を行った結果となります。


こども食堂基金 2024年度春募集 採択結果

【こども食堂対象】
Aコース:食材支援 267団体
Bコース:“食のつながり”応援 102団体
Cコース:シングルファミリー支援 41団体
Dコース:[関東対象]修繕・備品支援 22団体
→【こども食堂対象】採択団体一覧は、こちらからご覧いただけます。

【地域ネットワーク団体対象】
Eコース:地域を超えた連携促進 1団体
Fコース:市区町村域ネットワーク支援 10団体
Gコース:助成事業支援 2団体
→【地域ネットワーク団体対象】採択団体一覧は、こちらからご覧いただけます。

申請書を通じて、夏休み期間の活動に工夫を凝らしたり、地域からのニーズの増加への対応を検討したり、様々なステークホルダーとの連携を模索したり…と、本当に多くのチャレンジを日々積み重ねられていることが伝わってまいりました。

これらのお声をもとに、今後も、皆さまの活動の一助となれるような助成事業を続けてまいりたいと思います。

不採択とさせていただいた団体様には、ご期待に沿えず、大変申し訳ございません。むすびえでは今後、申請書の書き方に関するセミナーや、各種情報発信支援の講座を開催予定です。これらの支援の活用につきましてもHP等でお知らせしてまいります。ご参照いただけましたら幸いです。

なお、本助成事業は、イオン株式会社、株式会社 NTT ドコモ、浦上食品 ・ 食文化振興財団、エフエム東京、個人等のご寄付からご支援を受けて実施しております。こども食堂及び地域ネットワーク団体の活動に関心をお寄せいただき、ご支援いただけましたこと心より感謝申し上げます。


むすびえ・こども食堂基金選考会委員 委員長からのメッセージ

全国に9,000ヶ所以上になったこども食堂。わたしが住む地域でも、ここ数年で新しい食堂が、いくつもオープンしました。子どもが楽しみ、地域の方々がふれあいや、つながりを新しくつくれる場が増えている。素晴らしいことだと思います。色々なご苦労があるなか、あたたかい気持ちを持って、今の課題と向き合い、そしてより良い未来をつくろうとされているこども食堂運営者の皆さまのおかげだと思います。

今回、また、むすびえ・こども食堂基金の審査に関わらせていただきました。全国のこども食堂の活動が、より充実したものになり、その場に集う皆さまが、より笑顔になるための基金。そのような基金の活動に関われたことに、とても感謝しています。

慶應大学大学院非常勤講師
千住 孝一郎


選考委員からのメッセージ

地域で活動するこども食堂の質・量のさらなる拡充のためには、同じ地域で活動資源をつなげたり、こども食堂同士のつながりや学び合いを促進したり、丁寧に相談対応し、伴走支援する地域ネットワーク団体の力量向上が欠かせません。

地域ネットワーク団体による全国各地からの多様な支援のあり方やアイディアに触れることができた一方で、一部のコースでは助成予定件数を下回る申請数となり、せっかくの助成機会が十分活かされていないとも感じました。

現場のこども食堂の活動そのものではなく、地域ネットワーク団体の活動財源は全国的にも限られています。今回採択された優良事例をご参考に、ぜひ次回は積極的にこの助成事業をご活用いただきたいと思います。

認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ
大野 覚


この度、審査に携わる機会をいただいたことで、全国で多くの方が「居場所」づくりに尽力されていることを知ることができました。多くの地域ネットワーク団体が限られた資源のなかで創意工夫をし、「居場所」づくり、こども食堂の支援に取り組もうとされていることがわかる申請書を拝見するなかで、あらためて中間支援組織の大切さを認識いたしました。

中間支援組織の存在価値はなかなか目立たないかもしれません。しかし、ある社会課題に取り組む仲間をつなげていく中間支援組織の存在は、とても大切であり、その組織が力をつけていくことで地域の問題解決力はぐっと向上すると私は考えています。今回の助成が皆さまの活動の一助になることを期待しています。

日本評価学会認定評価士
瀧田 真理


【問い合わせ先】
むすびえ こども食堂基金事務局
2024grant@musubie.org

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