こども食堂お手伝いレポート　〜すくすくキッチン〜｜新着情報

こんにちは！森谷です。
先日、岡山県の新庄村（しんじょうそん）というところで新たに立ち上がったこども食堂「すくすくキッチン」さんにお邪魔して参りました。

岡山県北部の真庭郡にある新庄村は人口約800人という小さな村ですが、「日本で最も美しい村」と呼ばれており、近年は人口減少が在りつつも、移住者も徐々に増えているという人気の場所だそうです。
地元の方々いわく、「何もないけど、お水が美味しいし、お米は日本一よ。」との事。

そんな新庄村でこども食堂が開設されたキッカケはなんと、昨年度の岡山県内でのこども食堂開設セミナーに参加された町役場の職員さんが弊団体理事の三島の登壇を聞いたところからでした。
「こどものための貧困対策だと思っていたが、地域コミュニティづくりに役立ちそうだ！」と直ぐに村に持ち帰り、各所に働きかけて、まずは「お試しこども食堂」を不定期で3回ほど開催されたそうです。

そして満を持しての初開催！
今年度からは毎月開催を目指して実施されるそうです。

そんな初開催を祝って、中山間地での地域コミュニティづくりと子どもたちの笑顔づくりを応援しようと、岡山県のこども食堂ネットワーク（岡山こども食堂支援センター）さんと相談し、ポケモン・ウィズ・ユー財団さんの協力のもと、ピカチュウと一緒に「日本全国こども食堂応援訪問チュウ！」を実施して来ました。

会場となるのは、新庄小学校の一角を日本財団さんの支援で改装した子どもたちのための施設。普段は学童のような放課後の時間としても活用されております。

地元の栄養士さんをリーダーとした調理班、岡山市内からお手伝いに参加した大学生、それを支えるのは岡山こども食堂支援センターの方々。会場では村役場の職員さんたちもメンバーとして参加し、受付や誘導をサポートされていました。

子どもたちもドキドキしながら、大学生のお兄さんお姉さんと交流する中、食事の用意が出来たということでまずはみんなで「いただきます！」。

今回のメニューは自慢のお米を使ったピラフ、鶏肉の炒め物、コーンと枝豆とツナの和え物、新鮮な野菜に果物という豪華なお弁当。
地元に移住してきたという栄養士さんがリーダーというだけあって栄養バランスも抜群、地元のおばあちゃん達が手伝って、愛情込めて作られておりました。

小さい子にはミニ弁当箱という心遣いも嬉しくなりました。

すくすくキッチンは、地元の皆さんの憩いの場。こども達だけでなく、食事の時間にはこども達のお父さんお母さん、そして地元のシニアの方たちもお弁当を楽しみにご参加されておりました。
そんな美味しい食事をみんなでしている中、満を持してのピカチュウ登場！

こども達も大喜びでした。
食事の後もゴンベと遊んだりしながら、みんなで記念撮影も。

終始、笑顔の絶えない時間となりました。

終わった後の反省会でもスタッフの皆さんが団結されていて、こども食堂を大切に思って運営されている事が伝わり、こちらとしても胸が熱くなりました。
あるおばあさんに「どうして手伝っているの？」とお聞きしたら、「やっぱり子どもたちが可愛いからかしらね。孫だけでなく村の子はみんな自分の孫みたいなもの。この子たちになにかしたいと思っていたら、こども食堂が始まるというので立候補したのよ」とのこと。

過疎が進む中山間地だからこそ、地域コミュニティとしてのこども食堂の役割がそこにはあるんだと改めて感じた一日。「日本一美しい村」はもしかしたら村の方々の心が日本一美しいのかなと思いました。

今後も各地でこうした活動が広がることを応援していきたいと思います。
（文責：森谷哲）

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新庄村：http://www.vill.shinjo.okayama.jp/
一般社団法人岡山こども食堂支援センター： https://okayama-ccsc.studio.site/
一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団：https://www.pokemon-foundation.or.jp/

お問い合わせ：ids@musubie.org　地域ネットワーク支援事業担当（森谷）