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【お知らせ】「ピクテ&むすびえ こども食堂支援プロジェクト」審査結果について

「ピクテ&むすびえ こども食堂支援プロジェクト」審査結果につきまして、以下の通り発表いたします。

本事業の公募に対し、23区内のこども食堂からご応募いただきました(募集要項はこちら)。
短期間で、想いのこもった応募書類を作成していただきましたこと、心より感謝申し上げます。
コロナを始めとした社会情勢の変化、子どもたちを取り巻く環境の変化が激しい中、活動されている皆さまの申請内容を拝見し、事務局としても改めて事業に真摯に取り組んでいきたいと感じました。
ご応募いただきました皆さまに、心から敬意を表します。ありがとうございました。

審査委員を務めてくださった3名の方々よりコメントを頂戴しましたので、以下に掲載いたします。


審査委員からのメッセージ

本助成の特徴は商品券の提供と社員のボランティア参加です。商品券提供という支援形態に戸惑いからか応募団体が少なかったのは残念でしたが、ほぼ毎日の食堂開催に奮闘する団体や広い視野から多様なメニューで子どもたちを支える団体など、素晴らしい団体の応募がありました。また長く使える備品の整備費に充てるなど、単年度単位の助成を長期的に生かす工夫をされた申請もありました。
なお、この助成の特徴である社員のボランティア参加が成果を生み出すには、送り出し側の企業サイドと受け入れ側の皆さんの工夫が鍵となります。企業サイドではボランティア参加の前に一定の事前研修の機会を作ってほしいです。また受入サイドは、単発的な参加に留まる方がいても、受け入れに労力がかかると考えるより、新たな理解の輪が広げる機会ととらえ、活動後に振り返りの時間を設定するなどの工夫をしてみましょう。会社の枠を超えた応援者となってくださる方も出てくるかもしれません。両者の大切な出会いの機会となることを願っています。

早瀬 昇
大阪ボランティア協会 理事長

◆ ◆ ◆

申請件数が少なめであったことは、せっかくの機会にもったいないと感じるところではありましたが、その中でも多様な、素晴らしい活動を申請書から垣間見ることができました。ギフトカードを得られること以外に、このプロジェクトの核心は企業社員のボランティアを受け入れることにあります。
申請書から、これまで非常にボランタリーに運営されてきた経緯が読み取れつつも、これまであまり受け入れることがなかった企業社員のボランティア受け入れコーディネートを通じて、自らの活動を振り返る機会になればと思います。活動のすそ野を広げ、より開かれた組織文化づくりにつながり、そのことでより多くの市民がボランティアや寄付を通じて活動に参加しやすい組織になることを期待します。

大野 覚
茨城NPOセンター・コモンズ 常務理事兼事務局長

◆ ◆ ◆

まず各応募団体の皆様の、こども食堂にかける情熱と信念が込められた申請書を拝読し、同時に継続的な運営に必要な人的・物的リソースを調達するべく日々奮闘されている様子に頭が下がる思いがしました。今回採択された団体にはそれぞれ異なる特性や活動形態があり、それぞれが様々な形でこども食堂による支援の輪を広げていこうとされている様子がとても印象に残りました。
その一方、募集要件となっていた開催人数の多さ、地域が東京23区限定であったことなどで、そもそも応募できる団体が限られていたのか、応募数が少なかったことはやや残念に思いました。
また、ピクテの社員の方々のボランティア支援もプログラムに含まれているのは、支援をする企業側のエンゲージメント意向の高さの表れとして素晴らしいと思いました。ボランティアの派遣など、実際はなかなか大変な面もあるかと思いますが、うまく乗り切っていただき、このプログラムが、ピクテさんにとっても意義の大きいものとなり、ぜひまた次なる支援の機会に繋がることを心より願っています。

小林さち子
フリーランスマーケティング・プランナー、ファンドレイザー


事務局より

この度は、ご応募いただきまして、誠にありがとうございました。
こども食堂が活動を継続していく中で、資金不足・人手不足などの課題があり、長く続けていくほど厳しい状況になることを、各種アンケート調査などを通じて感じていました。その課題に少しでもお力になれる部分があればと思い、ピクテ・ジャパン株式会社の皆さまと検討を重ね、本事業を企画・実施いたしました。
商品券のご支援になること・社員の皆さまのボランティア活動が協働で実施されるという新しい形での事業となり、応募をされた皆さまには戸惑いもあったかもしれません。しかし、この短い期間で申請資料を作成いただき、こども食堂運営者の皆さまの活動にかける熱い想いを改めて感じました。ご応募をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
採択結果につきまして、募集要項に記載の応募条件・選考基準に則った審査を行いましたので、個別の審査内容をお伝えすることはいたしかねます。ご理解くださいますようお願いいたします。事業期間終了まで、商品券・ボランティアの二軸での支援を通じて、こども食堂の活動を応援して参りたいと思います。
ありがとうございました。

採択団体一覧(※五十音順)

  • あじさいの集い富士見
  • がるまる
  • 子ども食堂byおいしい野菜塾
  • 食育カフェEDEN
  • 寺子屋こども食堂・王子
  • まいにちおいで子ども食堂
  • みんなのふくろう食堂

本件に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。

事務局
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
E-mail: pictetpj@musubie.org

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