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【開催レポート】「自治体限定!こども食堂等情報のオープンデータ登録、どうする?座談会」(アーカイブ視聴あり)

2023年11月16日 (木) 、埼玉県福祉部少子政策課「ひとり親・子供の未来応援担当」の松本翼さんをゲストにお迎えし、「自治体限定!こども食堂等情報のオープンデータ登録、どうする?座談会」を開催しました。

イベントの概要

対象:こども食堂等情報のオープンデータ登録に関心がある、もしくは検討されている自治体担当者様
(部署例:DX推進担当部署、児童福祉担当部署、市民活動・協働推進担当部署など)
日時: 2023年11月16日 (木曜日) 15:00~16:00
形式: WEB会議室Zoomでの開催

イベント参加を逃してしまった皆さまへ

自治体職員様限定で、アーカイブ視聴のお申込を受け付けます!
こちらのフォームよりお申込ください。


私たちむすびえは、こども食堂の支援を通じて、誰もとりこぼさない社会の実現を目指しています。
2021年度より、すべての子どもが実際にこども食堂にアクセスできる情報保障を目指し、自治体によるこども食堂情報のオープンデータ化の促進に取り組んでまいりました。
オープンデータ登録に必要な共有フォーマットとして「こども食堂のデータフォーマット」を作成し、2022年4月に発表。埼玉県が、全国で先駆けて当該フォーマットを活用して「こども食堂情報」をオープンデータとして公開しました。


今回の座談会は、官民連携事業研究所の晝田浩一郎さんのファシリテーションにより実施。
まず始めに、むすびえ長井より、こども食堂情報のオープンデータ化促進を目指す意義や、埼玉県で9月に開催したアイディアソン・ハッカソンのご報告、オープンデータ化の動きが広がっている現状などをお話ししました。
その後、松本さん(埼玉県福祉部少子政策課「ひとり親・子供の未来応援担当」)、むすびえ寺田を交え、こども食堂情報等のオープンデータ化に至るまでの経緯や、その後の活用等に関して座談会形式でお話をしました。ご参加の皆さんからもZoomのチャットにてご質問をいただき、オープンデータを進めていく上での工夫や自治体職員としての想いなどが共有される場となりました。

座談会ではチャットを活用し、参加者の皆さまからの疑問を、直接松本さんに投げかけていただきました。

例えば、「こども食堂の定義は埼玉県ではどう定められていますか」という質問に対しては、松本さんからは「こども食堂自身が、こども食堂であると考えられていれば、こども食堂とみなしている」という回答でした。また、むすびえからも「最終的にはこども食堂だけでなく包括的な意味合いでこどもの居場所のオープンデータ化を目指しているため、こども食堂の定義を定めることは考えていない。」とコメントをいたしました。

また、埼玉県は子どもの居場所については、情報として既にポータルサイトに掲載済みでしたが、オープンデータとして公開するに至った背景として、以下のようにコメントされました。

「むすびえが全国統一フォーマットを作成してくれたおかげで、全国で統一フォーマットでのオープンデータ化が進めば、オープンデータの利活用が促進されるのではと思った。また、企業の支援実績が増えている中で、オープンデータ化をすることによって多方面からの支援の手助けになると考えた。」

そして最後には「他の自治体でもオープンデータ化を進めるところが増えてきたが、皆さんどのような思いで進められているのか。」という問いかけに対しては、

「こども食堂の箇所数が増えている一方で、中にはこども食堂の情報が必要なところに届いていない場所もある。しっかりと必要な場所に届けるためにオープンデータ化を進める。」
という言葉もいただきました。

オープンデータ化を進める上で、先行して実施した自治体の方の声を聞きたいという声を多くいただいています。オープンデータ化の動きが広がっている今、このような取組を今後も増やしていきたいと思っています。

むすびえでは、こども食堂のオープンデータ化に取り組む自治体の皆さまを応援しております。このたびの座談会のアーカイブはご希望の自治体の方にはご覧いただけるように案内いたします。また、手順マニュアルなども公開しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

■本イベントに関するお問い合わせ先
オープンデータ推進PJ
長井彩子
od@musubie.org
※電話でのお問い合わせ受付はしておりません

 
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