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【開催レポート】いっしょにみると楽しいよ!シネコンへのポケモン遠足!

私たち「むすびえ」では、こども食堂の支援を通じて地域のにぎわいづくりに貢献しています。この活動の一環として、一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団の「ポケモン こども食堂応援隊!」のみなさまと全国のこども食堂に笑顔をお届けする活動を行っていますが、今回はその活動に賛同されたTOHOシネマズ株式会社様によって、映画館へこども食堂を招待する企画「いっしょにみると楽しいよ!シネコンへのポケモン遠足!」が企画され、先日、東京都足立区西新井地区で開催されましたので、その様子をご報告いたします。

※むすびえは2団体と協働し、こども食堂のご紹介や当日までのサポートをさせていただきました。
※このレポートでは、個人情報保護の観点から、子どもとスタッフの一部の方のお顔を非公開としています。

今回の会場は、TOHOシネマズ西新井です。
駅からも近く、大型商業施設内にあり駐車場もあるので、アクセス面の心配はいりません。
TOHOシネマズのみなさまと、足立区西新井で活動をされている「あだち子ども食堂たべるば」のみなさんが、こども食堂に通うご家族を招待し、ピカチュウの映画をみんなで観賞します。

合言葉は「いっしょにみると楽しいよ!」です。

13時30分
会場に到着してみると、TOHOシネマズのスタッフのみなさま、こども食堂スタッフのみなさまそれぞれ、受付・入場の準備を着々とされています。

14時からの受付開始時間まで、ポケモン・ウィズ・ユー財団、TOHOシネマズのみなさまに、今回の企画について、お話をうかがいました。

Q.TOHOシネマズのみなさまへ質問です
今回、ポケモン・ウィズ・ユー財団さんと一緒にこの企画を発案された経緯を簡単に教えてください。

A.ポケモンさんとは映画を通じて20年来のお付き合いをさせていただいております。
弊社もCSR活動へ力を入れている中、ポケモン・ウィズ・ユー財団さんのこども食堂を応援する活動をお聞きし、子どもたちへ本格的なエンターテイメントの原体験の提供と、地域の方々とのより深いつながりづくりのきっかけとして、ポケモン・ウィズ・ユー財団さんと一緒に地域のこども食堂さんをご招待しようと企画を立ち上げました。

Q.ポケモン・ウィズ・ユー財団のみなさまへ質問です
普段は、こども食堂を訪問する「ポケモン こども食堂応援隊!」のみなさんが、今回は場所を変えて映画館を訪れることになったのは、どうしてですか?

A.普段はポケモンキャラバンとして全国のこども食堂を訪問していますが、TOHOシネマズさんから、子どもたちに映画館を体験してもらうイベントはどうだろうとお話しいただきました。これまでに無いとても素晴らしい取り組みだと思いましたので、映画館の近くで活動されているこども食堂様にお声がけするにあたりむすびえ様にご協力いただきながら実現をお手伝いした次第です。


14時10分
続々と事前お申込みいただいたご家族が到着します。
ピカチュウのサンバイザーをしたスタッフを見つけると、子どもたちの足取りが一層軽やかになります。目の輝きもグンと増してフロアを小走りで受付まで進みます。
受付でチケットをもらい、スクリーンへと向かいますが、ここが本企画の醍醐味の1つ。
子ども自身がチケットを握りしめて、スクリーンへ入場するチェックイン体験です。

今回は、ハロウィンの時期が近かったので、仮装して来場する子どももいました。
こちらは、塔の上のラプンツェルの衣装をまとった、ちびっこお姫様がドキドキのチェックインです。
スクリーン手前には、ドリンクやポップコーンの特設スペースが設けられていて、思い思いの味のポップコーンとドリンクを受け取ります。

さあ、映画を見る準備は万全です。

14時30分
座席へ向かいます。
今回の企画は、特別な会場ではなく、日頃映画を上映しているスクリーンをそのままご提供いただきました。
子どもたちは、手元のチケットに記載されている座席を探して座りますが、なんと、劇場内ではピカチュウが待っていて、お出迎えと記念写真のサービスが!!!

驚きと、興奮で子どもたちのテンションは、映画が始まる前ですが、最高潮に達しました。
「わぁ~!ピカチュウ!」
「ピカチュウ!いる!」
「ピカチュウ~!!」
本物のピカチュウと記念写真を撮って、いよいよ上映スタートです。

スタートの合図は、TOHOシネマズの国沢様から。

「今日は、映画館に来てくれてありがとう!
 みんなと一緒に映画が観れるのを楽しみにしていたんだよ!
 一緒にポケモンの映画を観ようね!」
子どもたちへ届く優しい笑顔と言葉で上映会のスタートです!


上映中に今回の企画でステキだなと感じたポイントをご紹介いたします!

1、優しい環境づくりが素晴らしい!
ベビーカーのお預りや、チャイルドシートのご用意など、さすがTOHOシネマズ様!というエスコートでした。そして、劇場内も上映中は真っ暗にせず、日頃行っている「ベイビークラブシアター」仕様にして、手元、足元が少し見える状態にすることで、保護者にも、子どもや赤ちゃんにも優しい環境づくりがされていました。

2、楽しみ方の自由度がとても高い!
今回の企画は、ご家族連れ限定かと思いきや、受付で保護者が「じゃあね!16時ごろ迎えに来るね!」と子どもとお別れしていました。
子どもも楽しい時間を安心して過ごせる上に、保護者も時間を有意義にお使いいただけるのは、楽しみ方の自由度がとても高いと感じました。

3、背景にある多くの想い。
この企画は、子どもたちの未来をそれぞれが想像した企画で『招待する』『映画を観る』以外にも、こんなに多くの想いが盛り込まれています。

  • 本物のエンターテインメントを経験して欲しい(原体験にしてほしい)
  • 家からみんなで出かける「遠足体験」をしてほしい
  • 観賞後「楽しかったね」「ピカチュウがんばったね」など、みんなで楽しさをシェアして欲しい
  • 家の近くに、こんな施設があって、こんな体験ができる場所があるんだよ。スタッフがみんなのことを見守っているよ。と思っていることを知ってほしい
こちらが、本企画に携わっていただき、子どもたちの笑顔を待ちわびていた関係者のみなさま(一部)です。

16時10分
さて、そろそろ上映も終盤です。
運営スタッフは、子どもたちへ渡す記念品の準備をします!

ポケモングッズ文房具セットです!なんとリッチなラインナップなんでしょう。
このグッズを使うたびに、今日のことを思い出してほしい!どんな笑顔で使ってくれるかな?
大人たちの勝手な期待は膨らむばかりです。

16時30分
上映終了です。
ピカチュウのお見送りに名残惜しそうに、ずーっと手を振りつづけたり、楽しかった映画の話しや、もらったお土産の中身をチェックしたりと、思い思いに帰路につきます。
みんなの笑顔と足取りが、「映画どうだった?」と聞く必要が無いことを教えてくれました。

感想をお聞きしました

TOHOシネマズ株式会社 国沢様
映画が始まってもピカチュウのサンバイザーを取らない子どもがたくさんいて驚きました。
そのくらい、今日が特別な体験になってくれているんだなと考えると、とてもうれしいです。
運営面でも、今回は初回だったので、誘導面など試行錯誤の部分がありましたが、日頃から行っているエスコートに加えて、今後につながる部分が多くあり、気づきを得ることも出来ました。
このような活動を全国のTOHOシネマズで展開出来たら良いなと考えています。

一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団 高橋様
やっぱり、子どもの笑顔を見ると、うれしいですね。
ポケモンキャラバンでは、毎回、子どもたちの笑顔から、次への力をもらっていますが、今回もたくさん力をいただきました。
キャラバンとしてこども食堂ではない場所へ出向くのがはじめてでしたが、いろいろな企業様と手をつなぐことで子どもたちに笑顔を届ける方法を広げていくことができるんだなということを実感しました。
また、TOHOシネマズ様もたべるば様も事前準備や現場での配慮が素晴らしく、いらっしゃったご家族みなさまが笑顔でお帰りになりました。関係者が一体となってイベントを成功させようとする姿勢に感銘しました。

あだち子ども食堂たべるば 川野様
この企画のお話しをいただいてから、約一か月近く事前準備でTOHOシネマズさんやポケモン・ウィズ・ユー財団さんとやり取りをさせていただきました。
こども食堂に来るご家族のことを思い浮かべ、どの家族にも楽しんで参加いただけるようにするには・・・とあれこれ浮かんだアイデアをお伝えし、多くの要望にお答えいただけたことは、本当に感謝しています。
その甲斐あって、上映中は「ピカチュウ!頑張れー!」と映画に入り込んで応援する声が聞こえたり、乳児のお子さんは最前列のフラットなスペースで歩いたり、ころころ身体を動かして、楽しんでいたりと、それぞれに楽しめるイベントになったのではないかなと感じています。

この企画をお手伝いして(むすびえ)

今回は75名以上(約25組のご家族)が参加されました。
家族や仲良しグループで楽しくお出かけをし、ピカチュウに会えて、本物のエンターテインメントを体験ができる。そんな機会に立ち会えたことに、とても感激しましたし、私たちもピカチュウのサンバイザーを付けると、子どもたちからキラキラした視線を送ってもらえたり、ピカチュウだ!と一気に子どもとの距離が縮まったことに驚きました。
チームに(仲間に)なれた気がしてとてもうれしかったです。
そして、スタッフのみなさまのご尽力に深く感謝申し上げます。
感想を話すみなさまのお顔は、頬もうっすら色づき、子どもたちにも負けないくらいの満面の笑顔で、とても印象的でした。
今回は特別編でしたが、次も、全国のどこかの地域で、同じような出逢いと笑顔になるキッカケが生まれることを楽しみに、これからも、全力でサポートさせていただきます。

■イベント概要

開催日時:2023年10月28日(土)14:30~16:10
開催場所:TOHOシネマズ西新井
内容:「いっしょにみると楽しいよ!シネコンへのポケモン遠足!」
共催:TOHOシネマズ株式会社
   認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
協力:あだち子ども食堂たべるば
   一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団

団体のご紹介

一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団
https://www.pokemon-foundation.or.jp/
POKÉMON with YOUという言葉に込められた、「ポケモンが寄り添うことで、こどもたちを笑顔にしたい」という想いから、こどもたちが心から笑顔になれる、明るい未来を築くことに、寄与しています。
具体的には、こどもの災害対策支援活動 / ポケモン こども食堂応援隊!/ ICT教育支援活動/ポケモンスカラシップ / 環境への取り組み などの活動を通じて、こどもたちに、笑顔の輪が広がることを目指します。

TOHOシネマズ株式会社
https://www.tohocinemas.co.jp/
TOHOシネマズのサステナビリティ活動
東宝グループのサステナビリティ基本方針として「東宝グループは、エンタテインメントの提供を通じて、誰もが幸福で心豊かになれる社会の実現に向けて“朗らかに、清く正しく美しく”貢献します」を掲げています。私どもは、この基本方針のもと、弊社が全国に有するシネコンにおいて、子どもたちへ エンタテインメントの原体験を提供する活動を通して、美しく豊かな映画文化を創造し、次世代への継承に努めたい、そう考えています。

あだち子ども食堂たべるば 
https://adachi-taberuba.wixsite.com/
たべるばは、子どもたちが無料で食事ができる食堂です!地域の人たちとわいわい食卓を囲み、食後も工作スペースなどで楽しく過ごすことができます。​私たちが目指すのは、子どもたちの「孤食」と「固食」を減らし、地域の子どもや保護者が安心して来られる居心地のいい居場所を作ることです。この想いのもとに集まった有志により運営を行い、活動は様々な方からのご寄付によって支えられています。

-地域のにぎわいづくりプロジェクト-

目を閉じて「にぎわいのある地域」を想像すると、お祭りや、人々でごった返す商店街に、活気ある声が飛び交い、大人も、子どもも笑顔で街行く姿、こんな場面を想像しませんか?
このプロジェクトでは、こども食堂がこのような地域のにぎわいの交流拠点になることを目指し、こども食堂の支援の他、商店街や、企業、イベントなど、その地域のさまざまなつながりを作り、活性化させるお手伝いをしています。

本件に関するお問合せは、下記メールアドレスまでお願いします。
pokemon@musubie.org(担当:森谷、六鹿、和泉)


©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
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