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開催レポート 大豊建設株式会社 × 認定NPO法人キッズドア× 防災学習in 中央区

子どもたちと防災について ~考える・協力する~

私たち「むすびえ・こども食堂防災拠点化プロジェクト」では「防災」というキーワードを中心に「地域でつながる活動」にも貢献していますが、今回は、ご支援いただいた企業様とその地域の子どもの居場所(学習支援を行う団体)運営者様が合同で防災イベントを開催し「地域でつながる活動」を実践されましたので、その様子をご報告いたします。

~ イベント実施の経緯 ~

大豊建設株式会社の想い

 

当社は、1949年設立の東京都中央区に本社がある総合建設業(土木・建築工事)を行う会社です。

現在、全国の本支店及び工事現場で働く従業員が、こども食堂を支援するために、自動販売機の売り上げの一部を「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)」に寄付する活動を行っています。今回は当社の「防災減災」をテーマに、むすびえの「こども食堂防災拠点化プロジェクト」を結び付け、その寄付金の一部を活用し、「社会との関り」「体験・経験」が少ないお子様へ、いつ起こるかわからない災害への知識と備えを身につけ、体験学習を開催させていただく事になりました。

企業紹介URL https://www.daiho.co.jp/

認定NPO法人キッズドアの想い

 

 

私たちキッズドアでは、すべてのどもが夢や希望を持てる社会の実現を指して、どもの貧困を筆頭に、どもをめぐる社会課題の解決に取り組んでいます。

キッズドアでは、経済的に困難のあるご家庭の子どもたちが希望する進路を選んでいけるよう、多くのボランティアの方とともに無料学習会を行っています。学習会では、教科の知識だけではなく、様々な大人と出会い、学校だけでは得られない体験をすることも大事にしています。

今回は、以前からお付き合いをさせていただいている大豊建設株式会社様よりむすびえ様をご紹介いただき、自然災害が多く発生している中、子どもたちに防災を意識してもらうことは大事だと考え、一緒に「防災」の視点での体験イベントを開催させていただきました。

企業紹介URL https://kidsdoor.net/


★こんな活動をしました★


<自己紹介:はじめまして!>

夏休みの宿題を終わらせないと・・・。そんな気配漂う8月下旬に、学習支援の一コマで防災のイベントを行いました。今年は、関東大震災100年にあたる年ですが、子どもはもちろん、ここにいるすべての人が関東大震災を体験していません。ましてこのイベントに参加してくれた子どもたちは、最年長が6年生です。

(参加者:小学校4年生×8名、5年生×10名、6年生×8名、ボランティア×9名)

東日本大震災の後に誕生しているので、大きな震災経験がありません。

そんな子どもたちへ私たち大人が出来ることを考え、楽しく「防災」「命を守る」ことについて同じ時間を共有したいという想いを伝え、防災で大切なつながることの代名詞「仲良くなろう!」をテーマにスタッフはニックネームであいさつしました。

開会のあいさつ(左から司会の大豊建設ご担当者様とむすびえの防災士スタッフ)

<防災ダンス:音楽と身体で防災を意識してみよう!>

さるさるサンバ(慶應義塾大学SFC 大木聖子研究室)を踊っている様子

命を守る3つのポーズを覚えます。初めは恥ずかしがっていたもののリズムに合わせて身体を動かすことで、いつの間にか笑顔で、皆楽しんで踊っていました。

<防災クイズ:正解はどれかな?>

身を乗り出してクイズに積極的に答える姿が見られました!普段使う道具や生活用品を「防災」の意識で考える姿は、まるで発明家のようで、新しい使い方や、今より良いアイデアが出そうでした。

防災グッズ:防災トイレとリュックを触ってみよう

子どもたち自身に防災リュックから中身を取り出し、並べてもらいました。
実際に触ってもらう事で「これは何?」「どうやって使うの?」と興味津々。
防災用の手回しラジオを、子どもと大人が皆で交代して回し、災害時に協力することの大切さを実感してもらうことができました。


~ 実施した感想 ~

 ≪ 大豊建設株式会社 ご担当者様より ≫
 初めてのキッズドア学習会での「防災学習」の開催でしたが、本当に色々な方々の助けがなければ、このイベントは成し遂げられませんでした。
講師2名のそれぞれの個性が爆発したとても楽しい教え方で、子どもたちもとても楽しかったのではないでしょうか。
私の性格上(職業柄)、寄付だけしておわりというのは性に合いませんので、今回はイベントの司会をおおせつかり参加させていただきましたが、私自身もとても楽しいイベントになりました。
このイベントの第1回を「関東大震災100年」の節目の年に開催できたことが、とても良かったと思います。
今後も是非毎年開催して、一人でも多くの子どもたちに、「防災」の大切さが伝われば良いと思っております。

≪ 認定NPO法人キッズドア ご担当者様より ≫
2時間の学習会時間中、前半1時間を使っての実施でしたが、ポイントを押さえられた充実の内容でとても良かったです。
防災グッズを実際に手に取って子どもたちも興味津々の様子でしたし、防災クイズでは積極的に発言する姿もあり楽しんでいました。

子どもたちへの事後アンケートには
「わかりやすかったし、楽しい発見がいっぱいあって楽しかった!」
「みんなで協力した方が命が助かることがわかった」
「いつ何が起こるかわからないからいろいろ知っておいた方が身のためだと思った」
「防災グッズをたくさん見て、どのように使うのかたくさん知った」
「今から準備しておく方が良いとわかった」
などの感想が寄せられ、楽しみながら防災に対する知識を学べたかと思います。

また、今年は関東大震災から100年の年でもあり、時期的にも良いタイミングだったと感じています。

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■イベント概要
開催日時:2023年8月26日(土)14:00〜15:00
     2023年8月29日(火)15:00~16:00
開催場所:東京都中央区
内容:子どもたちと防災について ~考える・協力する~
主催:大豊建設株式会社/認定NPO法人キッズドア
協力:認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
「こども食堂防災拠点化プロジェクト」とは?

そこに集う人々の安全確保はもちろん、通常時だけでなく、有事の際にも地域の安心、安全な場として存在できるように、こども食堂の防災力を高めることを目的としています。
また、こども食堂の主体的な防災活動につながるよう、それぞれのこども食堂に「私たちに出来る防災」「地域みんなの防災」について考え・備える機会として防災研修や、さまざまな防災活動の支援提供をしています。
この活動を通して、地域における交流拠点(こども食堂)の認知向上と、つながりを再確認する機会の創出にも寄与しています。

こども食堂での防災研修、訓練をお考えの際は、是非ご相談ください。

本件に関するお問合せは、下記メールアドレスまでお願いします。
bousai@musubie.org(担当:森谷、松崎、和泉)

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