2023年9月2日(土)・9月3日(日)に、埼玉県が全国で先駆けてオープンデータとして公開した「こども食堂データ」を活用し、社会課題の解決に向けたアイデアを出し合い、アプリなどを作ることを目的とした「アイデアソン&ハッカソン」が開催されました。本レポートでは、(その1)として、1日目のアイデアソンの様子をご紹介していきます。様々な立場の方が、こども食堂に関わる課題解決のアイデアを出し合いました。
・イベント概要
日時:9月2日(土)12:00~17:00・9月3日(日)9:00~16:00の2日間
場所:埼玉県大宮「エムズスクエア」
主催:認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
企画・運営協力:アイパブリッシング株式会社
協力:埼玉県こども食堂ネットワーク、武蔵野銀行、LINE株式会社、サイボウズ株式会社
後援:埼玉県
・参加者
こども食堂に携わる方、シビックテックに興味のある方、社会課題解決に興味のあるエンジニア、子どもの支援に関心がある方など、様々な立場の方がご参加くださいました。埼玉はもちろん、東京、茨城、石川、長野、三重、山口、熊本、沖縄など全国から集まっていただき、こども食堂の関心の高さと多様性を知ることができました。
・記事掲載
朝日新聞デジタルのほか、埼玉新聞、大宮経済新聞にもご掲載いただきました。
・イベント内容
1日目は「アイデアソン」。はじめに事前知識を学んだ後に、こども食堂に関わる課題解決のアイデアを出し合いました。むすびえ寺田からこども食堂について、アイパブリッシングの福島健一郎さんからオープンデータについて、インプットトークを行いました。次に、LINE API Expertの平野敏範さんによるLINEbot作成ワークショップが行われました。今回は、アイデアソン&ハッカソンが初めてという参加者の方も多くいらっしゃいましたが、より身近なツールであるLINEを活用して自動で応答プログラムなどが簡単に作成できることを体験できたことで、アイデアソン&ハッカソンへの期待感や熱意が高まっていくことを感じました。
参加者のみんなで意気込みを表明し、アイディアソンをスタート!
前半で学んだ内容をもとに、こども食堂に関わる課題解決のアイデアを一人一人シートに書き込んでいきます。その後、「これ、いいね!」というアイデアに投票をし、投票数が多かったアイデアをテーマとして確定。関心あるテーマごとにチームを組成しました。
チームに分かれた後は、ワイワイ楽しく対話を進めます。ここで重要なのは、アイデアを膨らませていくことよりも、課題の本質をつかむこと。参加者には、こども食堂の運営者の方もいらっしゃったので、何が課題の本質なのか?という深掘りをしていく中で、アイデアもカタチを変えていくのが印象的でした。技術的なサポート役「メンター」からのアドバイスもあり、各チームアイデアが固まったところで1日目は、終了です。
ゲストとして来てくださったガッコムの山田洋志様からもコメントをいただきました。
2日目「ハッカソン」レポート(その2)に続きます。