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【お知らせ】2022年度の活動報告書を作成しました

コロナ禍に加えて物価高騰にも見舞われた2022年度。現場で奮闘されるこども食堂の皆さん、全国各地の地域ネットワーク団体の皆さん、ご支援くださった皆さまのあたたかい気持ちに励まされながら、私たちもなんとか活動を続けることができました。ありがとうございます。今後ともお力添えを頂けますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2022年度の活動報告・決算はこちらからダウンロードできます。

むすびえ理事長、湯浅から皆さまへ

いつもこども食堂をご支援いただき、ありがとうございます。2022年度の活動報告書をお届けします。

2022年は、明けるようで明けないコロナ禍に依然として振り回される一年だったとともに、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化などによる物価高騰にも苦しめられた一年でした。そんな中でも、こども食堂のみなさんは、コロナ禍以降も変わらぬ精力的な活動で存在感を発揮し続け、むすびえも微力ながらそのご尽力を世の中に伝え続けました。

最近、私は「居場所の時代」と表現していますが、コロナ禍3年目でもこども食堂が1,349箇所増と過去2番目の増え方をするのは、時代が求めていると捉えないと説明しようのない現象です。人々はコロナだからこそつながりを求め、人と人がつながる場としての居場所を求めている。その気持ちが、こども食堂という衣をまとって表現されている。形態はこども食堂だが、込められているのは人とつながろうとする気持ち。だからみなさんは、会食が無理なら弁当配布、屋内が無理なら屋外と、柔軟に形態を変化させているのだと思います。

私たちは、こうした人々の営みから、私たちが何を受け取って、何を社会に伝えるべきかを考え続けています。一人ひとりの暮らしから天下国家の政治経済へと話の規模が大きくなればなるほど、こうした営みに表れたつながろうとする気持ちは話の中から脱落していきます。「世の中で大事なことはそこではない」と言わんばかりの用語や概念が話の中心を占めていきます。私たちはそのような用語や概念に対して、大事なことはむしろ「つながろうとする気持ち」なんだと、営みに込められた人々の気持ちや願いを軽視したら世の発展もないんだと訴えていきます。

そのことをみなさんとともに、さらに広く社会に届けたい。その行為こそが私たち自身の未来を切り開くのだと信じています。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

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