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【お知らせ】むすびえ・こども食堂基金 2023年度春募集 採択団体発表

むすびえ・こども食堂基金 2023年度春募集の採択結果につきまして、以下の通り発表いたします。

今回の助成事業につきましては、こども食堂の皆さん、地域ネットワーク団体の皆さん、それぞれ募集要項を分けて募集をさせていただきました。
その結果、全国47都道府県のこども食堂・地域ネットワーク団体より600件以上の応募をいただきました。

コロナ禍や物価高の影響が重なり、大変なご状況のなかでも、日々の活動に奮闘されていることと存じます。活動と並行しての助成金に応募していただきましたことを、ありがたく受け止めております。
ご応募下さいました皆様に、心より敬意を表します。

選考の結果、こども食堂441団体、地域ネットワーク17団体を採択といたしました。
なお、助成上限20万と設定していたC・E・Fの3コースにつきましては、選考委員の皆様と慎重に審議を行った結果となります。

こども食堂基金 2023年度春募集 採択団体一覧

こども食堂対象
Aコース:会食再開支援 26団体
Bコース:食材支援コース 260団体
Cコース:ひとり親支援コース 58団体
Dコース:プログラム支援 97団体

地域ネットワーク団体対象
Eコース:地域を超えた連携促進 2団体
Fコース:市区町村域ネットワーク支援 12団体
EF採択団体一覧

コースによっては、募集団体数を大幅に超えた採択とさせていただきました。
その理由としては、「会食再開支援」コースへの応募数が相対的に少なかったこと、こども食堂の応援にと個人の皆さまより多くご寄付をいただくことができ、公募時よりも助成総額を増やすことができたことによります。

申請書を通じて、各地の実情に合わせた多様な形で、様々な工夫をこらしながら、こども食堂を運営されていることが伝わってまいりました。
また審査委員の皆さまから示唆に富むご意見をいただきました。
これらのお声をもとに、今後も、皆さまの活動の一助となれるような助成事業を続けてまいりたいと思います。

不採択とさせていただいた団体様には、ご期待に沿えず、大変申し訳ございません。
むすびえでは今後も助成事業含め、こども食堂、および、地域ネットワーク団体の皆様の支援に取り組んでまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

なお、本助成事業は、イオン株式会社、公益財団法人 浦上食品 ・ 食文化振興財団、株式会社エフエム東京、個人等のご寄付からご支援を受けて実施しております。こども食堂及び地域ネットワーク団体の活動に関心をお寄せいただき、ご支援いただけましたこと心より感謝申し上げます。


むすびえ・こども食堂基金選考会委員 委員長からのメッセージ

むすびえ・こども食堂基金2023年度春募集の選考にかかわる機会をいただきました。
数多くの申請資料を拝見し、こども食堂の全国でのたしかな広がり、それぞれの食堂を運営されている方々のしっかりとした熱意を感じる機会でもありました。もちろん、むすびえのみなさんが、こども食堂を通じて目指す社会を実現していく、すばらしい姿勢にあらためて触れることにもなりました。
誰もとりこぼさない社会をつくる、みんなが安心して行ける場所を増やす、さまざまな立場、年齢の方々がさまざまな形で参加し、より良い未来をつくりあげていく過程にかかわれたことに感謝します。これからも応援をしていきたい、と思っています。

千住孝一郎(PwCサステナビリティ合同会社 スペシャルアドバイザー、慶應大学大学院非常勤講師)


選考委員からのメッセージ

食に困るひとり親などを支えようと、本当に多くの方々が地域で必死に活動している姿が申請書類から思い浮かびました。頭が下がります。ボランタリーに、困っている人を支えたいという純粋な想いで、これだけ多くの方々がコミットしている一方、相対評価で審査しなければならない現実に頭を痛めました。多くの申請があり、良い活動にも関わらず、他の案件がより良いがため、予算の限りで採択に至らなかった活動もあります。採択に至った活動も、残念ながらそうではなかった活動も、いずれにもエールを送ります。活動が継続されること、また食にお困りの市民が、皆さんの活動に頼らなくても良い社会が一日も早く訪れることを願ってやみません。

大野覚(認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ常務理事・事務局長)

・・・

こども食堂は、地域で暮らすこどもたちが、身近で安全な場所で、安心して食事をとることができるのはもちろん、こどもたちが多様な地域の人たちと出会い、つながるまちづくりの大切な拠点であると思います。
そんなこども食堂が地域に根づくためには、地元のさまざまな立場の人たちが協力するしくみづくりが必要です。こども食堂の実践者同士がつながり、お互いに資源や情報を共有しながら、企業や行政、地域住民などに連携や参画を呼びかけるネットワーク構築への助成は非常に意義深いと感じながら、今回の審査をさせていただきました。
また、各拠点を運営されている皆さまにおかれましても、この助成金の活用をきっかけに、ぜひ地元でともに継続的な取り組みを進める仲間を増やしていかれることを期待します。

青山織衣(ボランティアコーディネーター/コミュニティワーカー)


むすびえ理事長 湯浅誠からのメッセージ

ご応募いただいたみなさま、ありがとうございました。
先日、「むすびえの助成金を使ってくれてありがとう」と話したら、こども食堂の方から驚かれたことがあります。
でも、私たちとしては率直な気持ちです。よい活動に使ってくれてこそ、私たちは資金を預けてくれた寄付者のみなさんに「あなたのお金が生きています」と伝えることができます。
こども食堂のみなさん、ネットワーク団体のみなさんが使ってくれてこそ、私たちが活動する意義、資金を預けていただく意味も生まれます。だから応募してくれたみなさんに感謝したいです。これからもぜひ、むすびえの助成金を使っていただければと思います。

湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)


参考:
こども食堂向け「むすびえ・こども食堂基金」2023年度 春募集要項
地域ネットワーク団体向け「むすびえ・こども食堂基金」2023年度 春募集要項

問合せ先
むすびえ こども食堂基金事務局
2023grant@musubie.org

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