現在、47都道府県すべてにこども食堂があり、また各地でこども食堂運営者らの情報交換や意見交換、さらにはスキルアップや広報啓発のための「地域ネットワーク団体」が生まれています。
むすびえは、そんな全国の地域ネットワーク団体(準備会等を含む)の方々をパートナーとして、各地のこども食堂への支援を行っています。
(地域ネットワーク団体についての詳細はこちら)
2023年6月3日(土)、地域ネットワーク団体の方々が一堂に会し、横の繋がりを深めるための「リアル全国交流会」を3年ぶりに実施することが出来ました!
コロナ禍でもオンラインでの全国交流会は毎年開催してきましたが、久しぶりにひとつの会場に集まり、顔を合わせての交流が実現しました。
当日は大雨の影響で、公共交通機関の運休や遅延が発生し、やむなく欠席した方や、数時間にわたり列車を待ったうえで到着された方もいらっしゃいました。
あいにくの天気ではありましたが、北は北海道から南は沖縄まで、全国から57団体109名のネットワーク団体の方にお集まりいただきました。
会場に集まった参加者は、交流会が始まる前から「久しぶり!」「初めまして!」とあいさつを交わしていました。
交流会がはじまり、むすびえ理事長の湯浅から開会挨拶をすると、早速「ハートの木」を使ってお互いの今の気持ちや、今日話したいこと・聴きたいことをシェア。
※「ハートの木」とは:ピンクは「夢や目標など、ワクワクを共有したい」、青は「お悩み相談でヒントを得たい」など、それぞれの「今の気持ち」に近いシールを入場時に大きな木のイラストに貼って作ったものです。
一番貼られた数が多い緑のシールは、「集まれただけで満足!」という嬉しい気持ちを表すシール。参加者からは「初めての参加なのでドキドキしています!」「集まれて嬉しい」などの声を聴くことが出来ました。
そして、みんなが手元に持っているのは、事務局が事前に作成した「プロフィールブック」。交流会では、それぞれの参加者のお悩みや話したいテーマ、プライベートな一面などを知ることができるプロフィールブックを片手に、少人数のグループで座談会を行いました。
座談会は、ボランティアの確保や地域の理解促進など「人に関わること」、運営資金の調達など「お金に関わること」、「面白い取り組み」について、そして「その他」の4つから、それぞれの参加者が話したい・聴きたいテーマを選び、話す相手をシャッフルしながら行いました。
このテーマ、実は今話題のチャットGPTというAIに、プロフィールブックにある「私のお悩み・知りたいこと」の内容を読み込ませ、みんなの関心があるテーマを抽出したものなのです。
同じテーマを選び続ける人もいれば、いくつかのテーマを選んで話す人も。お悩みのヒントや、面白いアイデアに出会えたでしょうか。
みんなの話は尽きず、あっという間に閉会の時間に。
その後の懇親会では、ケータリングを囲み、カジュアルな交流に花が咲きました。
参加者の皆様にお答えいただいた事後アンケートでは、
- 「久しぶりに全国の皆さんの熱気を感じることが出来た」
- 「今後ネットワークとしてどう活動するかの方向性を考える上でとても参考になった」
- 「皆さんと話ができたことで、今後の課題が見えてきた」
- 「全国どこでも同じ課題があることが分かった。課題を共有することで一歩前に進めるのではないかと思った」
- 「様々な想いや活動事例を知ることが出来たことで、自分自身にとって刺激になり、今後のモチベーションが上がった」
など、多くの感想を寄せていただきました。
次回の全国交流会は2024年2月を予定しています。
今回参加してくださった方も、参加がかなわなかった方も、次の交流会のお知らせをお楽しみに!