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「ぼうさいこくたい2022」 こども食堂防災プロジェクトのワークショップを開催しました!

2022年10月22日〜23日兵庫県神戸市で開催された「ぼうさいこくたい2022」で、こども食堂防災プロジェクトワークショップを開催しました。

【登壇者】
NPO法人U.grandma Japan 折原様
宇和島市こども家庭課 岡原様
宇和島市危機管理課 赤松様
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 森谷

【ワークショップ】
今回は、むすびえの防災プロジェクトでも連携している愛媛県のこども食堂ネットワーク主催団体のNPO法人U.grandma Japan様、宇和島市様と共催で事例紹介・ワークショップを行いました。こども食堂に興味を持つ方や「食」関係で活動されている方、地元の大学生など様々な方々にお集まり頂き、セミナールームは満席になりました。

まずは、NPO法人U.grandma Japan様からの事例紹介がありました。
「日頃から人と人とが繋がることの大切さを知り、今後起こる南海トラフ地震に備えるためには、地域の人々が自分達で支え合い安心して暮らしやすい街になる必要がある。お互い様、助け合いの心を持ち、いつでも支え合える場所、こども食堂をつくりたい」
2018年に発生した「平成30年7月豪雨」で、食を通じた取り組みからこども食堂が立ち上がった経緯が紹介されました。

次に、宇和島市様から、市とこども食堂の連携についての事例が紹介されました。
貧困対策、地域での見守り体制だけでなく、地域コミュニティの核として防災対策の機能を果たしているこども食堂を中心に、さまざまな機関が連携できることの可能性が感じられました。また災害の経験を踏まえた「食支援の改善」について、「平成30年7月豪雨」の被災者から上がってきた食に関する実際の声が紹介され、災害時での「食」の重要性が投げかけられました。キッチンカーでこども食堂のない地域への「出張こども食堂」や、市の管理栄養士監修の「災害時の献立」など、民間の力を活用した災害時の機動的な取り組みも紹介されました。

最後は、むすびえから防災プロジェクトの取り組みを紹介しました。
こども食堂が地域の多世代交流拠点として機能し、防災の力でも地域で必要とされる社会にしたいというプロジェクトの目標から、全国行脚している防災研修、こども食堂向け防災マニュアルの紹介をさせて頂きました。「宇和島市から全国へ!」という気持ちで、全国の皆様とも連携強化を行っていきたいです!

ワークショップは、「あなたの地域では、災害時にどんな地域の連携が考えられますか?」「それにより、どんな人のどんな助けになりますか?」という二つのテーマで行いました。参加者の方々からは、日中での災害時の対策として学校との連携や自治会・町内会での連携、顔が見える繋がりで生まれる自助・共助の向上など、自分が活動しているフィールド目線からの意見が多く聞かれました。また、地域コミュニティのつながりだけではなく、公的支援が必要な場合はしっかり行政につなげていくことも重要であるという声も上がり、とても充実した時間でした。

【ぼうさいこくたいに参加して】
10月22日、23日の2日間で行われたぼうさいこくたい2022には、全国から「防災」に日々取り組む老若男女が集いました。
2日間さまざまなブースを回っている中で印象的だったのは「若者」です。
制服を着た高校生やワークショップを開いている大学生の活動団体も多く、次世代の力を強く感じることができました。

SNSなどを活用して防災についての発信をしたり、比較的年の近い未就学児・小学生に向けての防災授業を行なったりと若者ならではの取り組みから、演劇やテクノロジーを駆使したもの、栄養学的な観点からの防災食などもあり、専門を学ぶ学生である強みを活かした活動も紹介されていました。
「防災」を通して、命に向き合おうとする若者が全国に広がっていることが頼もしく、そして自分もその一人であることに誇りを感じました。

いつ起こるかわからない、でもいつか絶対に起こる災害というものから、身近な人、顔の見えない遠い人を守るために、「防災」はあると思っています。だからこそ、こども食堂の活動、地域で行われている防災に関する活動を全国に広めたい、、、!!!
「宇和島市から全国へ!」
こども食堂での防災研修、訓練をお考えの際は是非ご相談ください。

本件に関するお問合せは、下記メールアドレスまでお願いします。
bousai@musubie.org  (担当:森谷、佐甲)

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