• ---

  小５の女子。食堂に来始めたころは一番年下だった。泣き虫で、思い通りにいかないことがあるとすぐ涙が出ていました。年ごとに新しい子が増え、自分よりも小さな子がやってくるようになると、張り切ってお世話をする姿が見られるようになりました。特に初めて来た子には「名前なんていうん？」と声をかけ、「手はここで洗ってね。」とかいがいしく面倒を見ています。いつのまにか泣くこともなくなり、みんなから慕われるしっかり者のお姉さんに成長しました。（山口県）

• 父親の仕事が夜。子どもが５年生以下４人、一番下は１歳になったばかり。食事の時間を取れないほど母親は仕事と育児で疲れている。その父親から「いつも苦労をかけているので妻の誕生日に二人で食事に行きたいので子どもを預かってくれないか」と頼まれた。母親の大変そうな姿を見ているので、とてもいいプレゼントになると快諾して送りだした。迎えにきた夫婦の笑顔が印象的だった。（岩手県）
  

  ---

全国6000カ所のこども食堂では、日々このようなエピソードが生まれています。
こども家庭庁創設を来年に控え、ますます子どもが健全に育つ環境、子育てしやすい環境の整備に注目が集まっています。こども食堂は、子どもからお年寄りまでが幅広く交流する機会を作ることで、そうした環境整備に貢献しています。
私たち「むすびえ」は、こども食堂が参加者・地域に果たす役割を、そこで日々生まれているエピソードを通じて広く伝える全国ツアーを開始します。

【実施内容】
・複数のこども食堂運営者に、とっておきのエピソードを披露してもらう車座ワークショップを公開で開きます。
・むすびえとこども食堂の地域ネットワーク団体が共催で行います。

【スケジュール】
2022年8月28日（日）岩手県
主催：子どもの居場所ネットワークいわて
日時：2022年８月28日（日）14時から17時まで
本会場：なにゃーと（岩手県二戸市石切所字森合68）　※オンラインと併用
対象者：会場50名、オンライン50名
参加費：無料
詳細な内容やお申し込みはこちら

8月29日（月）青森県
主催：青森県社会福祉協議会
日時：2022年８月29日（月）13時から16時まで
本会場：県民福祉プラザ4階「県民ホール」（青森市中央三丁目20番30号）※オンラインと併用
対象者：100人までどなたでも
参加費：無料
詳細な内容やお申し込みはこちら

10月予定　埼玉県

（以後、各地で順次開催予定）

【ご参考】
詳細は以下もご覧ください。

○実施ネットワーク団体公募ページ
　https://musubie.org/news/5231/

○紹介動画
・概要編（7分）
　https://youtu.be/iZxMHwzeNHI

・実践編（14分）
　https://youtu.be/hoknMsSm6_I

○応援団（協賛企業）を募集しております。

公開ワークショップの開催を通じて、こども食堂で起こってきたさまざまな変化のエピソードを可視化して、こども食堂が地域で果たしてきた役割を共有します。公開ワークショップは、こども食堂地域ネットワーク団体が中心となり、開催して参りますが、その開催をご支援いただける企業様を募集いたします。
こども食堂のさらなる広がりのために、ぜひお力をお貸しください。
ご関心のある方は、以下のお問い合わせ（kodomo10th@musubie.org）までご連絡ください。

【お問い合わせ先】
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
担当：三島、梅林
メール：kodomo10th@musubie.org