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「地域に寄り添い、必要とされる居場所を作りたい」 〜株式会社ファミリーマート〜

こども食堂10周年 #みんなで食べるとおいしいね

【こども食堂応援団インタビュー】
こども食堂は今年2022年、誕生から10年を迎えました。東京都・大田区ではじまったこども食堂は、この10年で全国に広まり、現在6,000箇所を超えています。
むすびえは、これまでご支援いただいた企業・団体の皆様をこども食堂応援団とし、ご支援の取り組み、そこに込められた想いについて伺いました。
こども食堂10周年を契機に、さらに大きな支援の輪が広がっていくように願っています。

―― プロジェクトの概要

原点は2018年。社長とCSR部門の担当者が今後の活動について検討する中で、テレビでこども食堂を知り、感銘を受けたことに遡ります。全国に16,000店舗あり、他のコンビニチェーンと比べるとイートインスペースの設置率が高いファミリーマート。その特性を生かせば、地域の人々が交流できる拠点としてお役に立てるのではと、2019年から「ファミマこども食堂」をスタートしました。

2020年以降はコロナ禍の影響で、店舗を会場としたこども食堂の活動は減少傾向となりましたが、新たな支援の一環として、店頭募金「ファミリーマート夢の掛け橋募金」を活用した「ファミリーマート むすぶ、つながる、こども食堂応援プロジェクト」を開始。活動を休止もしくは自粛していた、全国のこども食堂の再開支援を行いました。また、「ファミマフードドライブ」を立ち上げ、家で使い切れない食品を回収し、多くのNPOなどのパートナーの協力を得て、必要な方に届ける活動をスタート。現在「ファミマ フードドライブ」の実施店舗は1,600店舗を超え、さらに拡大しています。

当プロジェクトの担当であるサステナビリティ推進部CSR推進グループの大澤寛之さんに、今回は主に「ファミマ フードドライブ」の活動についてお話を伺いました。

―― 支援しようと思ったきっかけを教えてください。

フードドライブの活動を始めることになったのは、実はとある加盟店が先行して実施していた事例がとても素晴らしい仕組みだと知ったことがきっかけでした。日ごろから地域のNPO団体の方と懇意にしていた加盟店のオーナーが、コロナ禍の影響で食の支援が必要な人たちが、資金や人手、物資不足などのダメージを受けていると知り、少しでも力になれることを、との思いからいち早くスタート。初日からたくさんの方が寄付を持ってきてくださいました。コロナ禍で多くの方が支援を必要とされている中、ファミリーマートとしてこの取り組みを拡大展開していくことにしました。当時フードドライブを実施している施設は、受け入れの曜日や時間帯が限られていて、恒常的に受け付けているところは多くありませんでした。その点コンビニエンスストアは身近なところにお店がありますし、長時間開いているため、お客様の都合に合わせて食品を持ってきてもらえるという手軽さがあります。また「寄付」というと心理的にハードルを感じていた方でも、気軽に取り組んでもらえるというところに、ファミリーマートで実施する意義を感じました。

―― 支援に対しての想いや、実際支援している中で感じていること、具体的なエピソードなどを教えてください。

フードドライブの活動を始めてから、ファミリーマートで回収した食品を地域の必要な方のところに届ける「パートナー」として、地域のNPO団体や社会福祉協議会の方々と接点を持つようになりました。地域のために働く人たちの活動に協力をすることができるようになり、「ただ商品を売ってサービスを提供するだけでなく、地域貢献もできる」と新たなやりがいを見出した加盟店のオーナーもいるようです。また、実際に日々お客さまと接している加盟店の中には、コロナ禍以降お客さまの日常が変わっているのを肌で感じている方も多く、「こども食堂やフードドライブの取り組みについて重要性を感じている」という声が聞かれます。

昨今、コンビニエンスストアはコンビニ同士だけでなく、違う業態も含めて競争が激しくなってきています。商品やサービスを便利に手に入れるという従来求められていた機能は、もはやどのコンビニエンスストアであっても十分に提供できるようになりました。しかし実際にお客さまが足を運ぶとなると、信頼でき、その地域の実情に合わせた品揃えやサービスを提供していて、気持ちよく買い物できるところが選ばれる。そういった地域の人たちに寄り添うことの大切さは、加盟店の方々が一番よく感じているのだと思います。

―― 今後こども食堂やむすびえとどのようにかかわっていこうと考えていらっしゃいますか。

今回プロジェクトを進める中でお会いしてきた方々は、他にも仕事を抱えながら地域のための活動に精力的に携わろうとする、魅力的な方がとても多かったです。フードドライブを始めるにあたっても、多くのご提案をいただきました。これからもさまざまなパートナーの方々と連携することで、情報交換をはじめ、コラボ企画などを打ち出しながら裾野を広げる活動を進めていきたいと思っています。また、全国に店舗を持つ利点を生かし、こども食堂同士のネットワーキングの拠点として場を提供するなど、私たちならではの貢献の仕方も検討していきたいです。

これまで大量生産、大量消費、大量廃棄の象徴とも言われてきたコンビニエンスストア。私たちはこども食堂を実施するにあたって、メニューを事前に選んでいただくなど食品ロスを出さないということにも気を配りました。サスティナブルな要素が社会の中で大切なキーワードとなる中、その点についても引き続き考え、活動していきたいと思っています。

―― むすびえメンバーより

ファミリーマート夢の掛け橋募金、ファミマこども食堂、ファミマ フードドライブで、地域がどんどん繋がっています。『隣にいるあなたとコンビに、つながりを感じられるファミリー』こども食堂とファミリーマートの共通する想い!

「ファミリーマート むすぶ、つながる、 こども食堂応援プロジェクト」を引き続きご一緒できることで、これからの10年、更に期待と希望が高まります。

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