昨年12月21日に閣議決定された「こども政策の新たな推進体制に関する基本方針 〜こどもまんなか社会を目指すこども家庭庁の創設〜」において、政府はこども食堂を「全てのこどもの居場所づくり」を担当する「成育部門」の所管と位置づけ、こどもの貧困対策を担当する「支援部門」とは異なる位置づけを与えました。多くのこども食堂やその関係者が強く願ってきたことが、こども家庭庁において実現することとなります。これからは「すべてのこども」のための居場所であるこども食堂に、本当にすべての子がアクセスできるのか、その質・量両面における確保がより大きな課題となっていきます。
その際、基本的な前提として「そもそもどこにあるかがわかる」情報保障が必要になります。むすびえでは、学校教育情報サイト「ガッコム」などを展開されている株式会社ガッコム様と共同で、全国の自治体・県社協・地域ネットワーク団体のホームページに公開されているこども食堂情報を集めた全国マップを作成しました。全国6,014箇所のこども食堂の半数強にあたる3,116箇所がカバーされています。
しかし、各自治体の公開しているこども食堂情報が統一されておらず、更新時期もまちまちで、中にはかなり古い情報がそのまま掲示されている場合もあります。そうした状況を改善すべく、「社会課題をテクノロジーで解決する」をミッションに掲げる、アイパブリッシング株式会社様と共同で、こども食堂の共通データフォーマットの作成を行いました。公開されるこども食堂情報が共通化されれば利活用が進みます。そうなることで、その情報を出す価値が上がるため、更新頻度高くしっかりと掲示する自治体が増えていくと考えられます。すでに実装した自治体も出始めています。
「全てのこどもの居場所」がお題目で終わらぬよう、すべてのこどもがアクセスできるための環境整備を求めます。
上記の趣旨に基づくオンライン記者会見(レク)を開催します。ふるってご参加ください。
【日時】4月22日(金)16〜17時
【開催形式】Zoomによるオンライン形式 ※どなたでもご参加いただけます。
【説明者】(登壇順)
・湯浅 誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)
こども食堂について、本件取組み全般について
・山田 洋志(株式会社ガッコム)
こども食堂MAPの公開について
・福島 健一郎 (アイパブリッシング株式会社)
データフォーマットの作成について、導入県について
【主催】認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
【協力】株式会社ガッコム / アイパブリッシング株式会社
【申込み方法】
・事前にZoomミーティングへの登録をお願いします
申し込み〆切 4月20日(水)12時
申し込みURL https://forms.gle/nYw56kguLr7GFMNJ8
※お申し込みいただいた方に、視聴用URLをお送りします(4月21日に送信予定)
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本件お問い合わせ先
担当:寺田(howmany@musubie.org)