全国約5000カ所に広がるこども食堂を支援する認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(東京都新宿区 理事長 湯浅誠 以下、むすびえ)は、ワイヤレス・リモートサービスを提供する株式会社ワイヤレスゲート(本社:東京都品川区 代表取締役社長CEO:濵 暢宏 以下、ワイヤレスゲート)と連携し、「こども食堂応援Wi-Fi ~conneXion for SMILE~(以下、こども食堂応援Wi-Fi)」を通じて、こども食堂の支援をおこないます。通信サービスとこども食堂は、共に「つながり」を大事にし、そのつながりを広げていくものであり、今回のワイヤレスゲートとの連携は、コロナ禍でより一層つながりが希薄になるからこそ、つながりを大事に思う皆様とともにその輪を広げていくために、スタートいたします。
こども食堂応援Wi-Fiを通じたご寄付は、こども食堂を通じた食材配送、弁当の宅配等に活用いたします。
■「こども食堂応援Wi-Fi」について
こども食堂応援Wi-Fiは、ワイヤレスゲートが提供する「ワイヤレスゲートWiMAX+5G」の新ブランドで、契約者からお預かりした寄付金を、むすびえを通じてこども食堂を支援する社会貢献型の通信サービスです。寄付先は大阪府枚方市のこども食堂から開始し、順次全国に展開していきます。
- 商品概要: 「ワイヤレスゲートWiMAX+5G」の通信サービス
- 販売窓口: ワイヤレスゲートECサイト
( https://minnano-rakuraku.com/kodomoshokudowifi/ ) - 寄付金額: 1契約あたり毎月500円
- 寄付先: 認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ https://musubie.org/
- 寄付金使途: こども食堂を通じた食材配送、弁当の宅配等に活用
■ワイヤレスゲート代表取締役社長CEO 濱暢宏様からのコメント
当社は大阪府枚方市とご縁があり、地域課題解決の協議を重ねております。
枚方市の地域課題の1つがこども食堂の運用に関するものでした。具体的には、食材提供寄付者とこども食堂とのマッチングであり、食材の配送手段の確保でした。コロナ禍においては、弁当配布のみで運営しているこども食堂が多く、弁当を取りに来られない家庭への弁当配送も課題になっており、DX化による解決を目指した実証実験を進めております。
一方、むすびえ様との対話を重ねる中で、これらの課題は枚方市に限ったことではなく、全国のこども食堂で共通している課題と認識し、当社が貢献できることはないかと考えて、今回のブランド立ち上げとなりました。
こども食堂と同じく、通信サービスも「つながり」が大切なキーワードです。
つながりを通じて、誰かの笑顔に寄与できたらと願い、新ブランドのコンセプトは、conneXion for SMILEとしました。「X」にはDX化の意味を込めています。通信サービス(毎月100GB程度)のご利用が、こども食堂の配送に寄与する「100GB for 1 delivery(ワンハンドレッドギガバイト・フォー・ワンデリバリー)」を通じて、1つでも多くの笑顔が生まれることを願っています。
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえについて
代表者 : 理事長 湯浅 誠(社会活動家・東京大学特任教授)
所在地 : 東京都新宿区西新宿1丁目20番3号 西新宿髙木ビル7階
設立 : 2018年12月(2021年5月認定NPO法人取得)
むすびえは、ビジョンである「全国に広がるこども食堂を通じて誰も取りこぼさない社会をつくる」ために、こども食堂が全国のどこにでもあり、みんなが安心して行ける場所となるよう環境を整え、こども食堂を通じて、多くの人たちが未来をつくる社会活動に参加できるように活動しています。具体的には、こども食堂の実態を明らかにし普及・啓発する調査研究、各地域のこども食堂ネットワークを支援する地域ネットワーク支援事業、企業・団体とこども食堂支援を行う企業・団体との連携事業を行っています。
コロナ禍では2020年3月5日に「新型コロナウィルス対策緊急プロジェクト」を立ち上げ、食材等の寄付を呼びかけ、その後、こども食堂の資金支援をするために「むすびえ・こども食堂基金」を創設し、2020 年4月から12 月までの半年で674 団体に対して総額1億2千万円を助成しました。他にも、のべ約9千カ所に物資を届け、金額に換算すると約2億7千万円の支援を仲介。また、感染症に詳しい小児科医の協力を得て「こども食堂・フードパントリー開設簡易ハンドブック」の発行、動画「地域みんなで子どもを育てるためにこれならできる with コロナ時代のこども食堂」の制作、個別相談会の開催などを実施しながらこども食堂の活動をサポートしています。
*認定NPO 法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
https://musubie.org/
■むすびえ理事長 湯浅誠からのコメント
ワイヤレスゲート様とご一緒できることを、大変うれしく思います。
こども食堂は、地域の人たちがつながる場として機能してきて、コロナ禍では、さまざまな打撃を受けた生活困難家庭ともつながってきました。
「つながる」は、無縁社会からコロナ禍へと至る日本の地域と社会において、こども食堂の人たちのメインテーマでした。
そしてWifiもまた、同じ状況の中でつながるためのツールとして活用・普及してきました。こども食堂とWifiは、その意味で、アナログとデジタルという違いはあれど、親和性が高い。こうした根っこの価値観と存在意義を共有するもの同士が協働することは、課題解決型の社会にとっての基礎条件です。ワイヤレスゲート様とともに、今求められる取組みを推進していければと思います。
■こども食堂について
地域食堂、みんなの家などという名称にかかわらず、子どもが一人でも安心して来られる無料または低額の食堂。「子どもの貧困対策」と「地域交流拠点」の2つの大きな軸があり、制度の裏付けはありませんが、箇所数は4,960(2020.12発表。むすびえ、地域ネットワーク団体調べ)あることが明らかになってます。(参考:全国の小学校は約2万校、中学校は約1万校、児童館は4,000カ所。)
コロナ禍では「居場所」としての開催はできなくても、日頃からのつながりをいかし、食材や弁当等を配布するフードパントリー等の活動を行ない、子どもたちの健やかな成長をやさしく見守る地域活動として、全国にその様子は報道されました。
■本件に関するお問い合わせ
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
担当:江副
メールアドレス:logistics@musubie.org