子どもからお年寄りまでが集う、多世代交流拠点としての「こども食堂」をより広く知っていただくための動画を公開いたしました。
こども食堂や地域ネットワーク団体の皆さんは、企業や自治体連携の促進に、企業のみなさんは、社内での説明など、こども食堂の説明等にご活用いただけたら幸いです。
こども食堂は、子ども・保護者・地域の高齢者が集う「多世代交流拠点」として広がってきました。
今では、5000箇所となり、行政サービスである児童館の数を超え、全国に2万校ある小学校数の4分の1、中学校数の2分の1に達しました。5000箇所のうち、「どなたでもどうぞ」と0歳から100歳まで参加できるこども食堂が78.5% 、実際に高齢者の参加があるこども食堂が63.5%となっています。年間の延べ利用人数は760万人です。しばしば「食べられない子が行くところ」と誤解されていますが、ほとんどのこども食堂は、多世代が交流する地域の居場所として機能しています。
こども食堂の特徴は、多機能であること。子どもの貧困対策から孤食対応、子育て支援や高齢者の健康づくり、そして地域のにぎわいづくりを担っています。
また、コロナ禍においては、平時のつながりづくりに従事していたこども食堂の約半数が、食材・弁当配布を行い、非常時のセーフティネットとして機能しました。災害多発列島となった日本において、平時・非常時を貫くコミュニティづくりの一つのあり方を示したと言えます。
私たち「むすびえ」は、こうしたこども食堂が日本の諸課題を解決するソリューションになりえると考え、その普及を後押ししています。
私たちの目標は、2025年までに全小学校区2万ヶ所にこども食堂がある状態を実現すること。
そしてこども食堂のある風景があたりまえになる地域と社会を実現することです。
それが、地方創生と地域福祉の両立、孤独孤立対策と一億総活躍の両立を可能にし、誰も取り残さずに日本の発展を可能にする日本型のSDGsモデルになりえると考えています。