こちらは「させぼ子ども食堂ネットワーク設立式」の翌日に催された佐世保市のお隣、西海市での市役所の職員さんと立ち上げ希望者さん向けに開催した、こども食堂の立ち上げ支援と活動の説明会の様子です。
前日に引き続き、佐世保市のネットワークの代表のみならず、長崎県のネットワークの代表も兼ねる数山さんのアテンドにて、むすびえの湯浅、北九州市の長迫さん、下田さんと共に参加して来ました。
西海市の市役所の方々も部長さんを筆頭に、子育て支援部署、貧困対策部署、教育委員会に加え、社会福祉協議会さんも参加して頂き、注目度の高さと本気度が伝わりました。
まずは「地域ネットワーク」について、数山さんより長崎県のネットワークと佐世保市のネットワークの活動についてのご紹介から。
続いて、北九州市の事例と九州全体の動きについて、長迫さんからご説明と続きました。
下田さんからも「こども食堂コーディネーター」としての活動を北九州の現場の事例も上げながらのご説明。
湯浅からもスライドを交えて、こども食堂の果たしている意義と行政との連携について、お話させて頂きました。
質疑応答では、「市役所として何からやるべきなのか?」「予算がない中でやれるのか?」「どこの部署が管轄するべきなのか?」など、具体的な質問が飛びました。
「市役所としては、まずは市民の活動として、見守ってください。この動きを知っていることが何より重要です。」「予算がなくても、行政のお墨付きがあるだけで寄付の集まり方も変わります。また寄付をしてくれそうな企業や団体などを紹介することが出来るのもお金がなくても出来るぎょうせいの強みです」「どこの部署でも大丈夫です。貧困対策だけでなく、また、こどもだけでもなく、地域の他世代交流が主流となっているので、複合的にそれぞれの部署でも連携して頂けると有り難いです。」等々、数山さん、湯浅、長迫さん、下田さんがひとつひとつ丁寧に回答していき、あっという間の2時間でした。
今回の説明会は西海市でこども食堂を立ち上げたいという方々が現れたことから、数山さんが湯浅や長迫さんに呼びかけて、実現した完全ボランティアな会でしたが、こうした情報共有会こそ、必要とされている活動なんだと実感した時間となりました。
今後とも、むすびえとしてもこうした活動にも積極的に取り組んで参りたいと思います。
お問い合わせ:ids@musubie.org 森谷(もりや)まで