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【お知らせ】むすびえ寄付法人アンケート結果(2024年)の概要をまとめました

 むすびえは昨年、これまでむすびえへご寄付いただいている法人の皆さまへアンケートを実施しました。
 多くの寄付法人の皆さまにご協力いただきましたおかげで、大変参考になる示唆をいただきましたので、一部を抜粋してここに紹介いたします。

1.アンケート実施概要


◆実施主体 :むすびえ
◆実施対象 :これまでむすびえへご寄付いただいている法人のうち約690社
◆実施時期 :2024年9月~11月
◆実施方法 :オンラインアンケート
◆回答数  :85法人(回答率12%)
◆実施目的 :
 ①寄付法人の声をむすびえの活動へ活かす
 ②むすびえの企業・団体との協働事業の社会インパクトを測る
 ③むすびえの活動による法人の変容を社会に知らせて、こども食堂支援の輪を広げる

2.寄付法人アンケート結果の摘要


(1)こども食堂の認知経路は、「テレビ」「新聞」76.5%、「ウェブサイト」「SNS」71.7%で、伝統的メディアとインターネットが上位

設問.あなたは「こども食堂」について、何でお知りになりましたか?あてはまるものをすべてお選びください。

 こども食堂を知った認知経路として、「テレビ」と「新聞」の伝統的メディアをあげた法人担当者が最も多く、あわせて76.5%でした。次いで多かったのが「ウェブサイト」と「SNS」で、あわせて71.7%でした。「勤務先・仕事」「家族・知人」「近所等で見かけて」をあわせて35.3%と、口コミや見聞きによってこども食堂を知った法人担当者も少なからずいました。
 なお、むすびえが実施した個人向けアンケート「2024年度こども食堂に関する認知調査」では、個人の方がこども食堂を知った認知経路は、「テレビ」と「新聞」あわせて109%、「ウェブサイト」と「SNS」あわせて27.5%でした。


(2)むすびえを通じてこども食堂を支援したきっかけは、「信頼できる団体だと思ったから」57.6%、「こどもを支援したいと思ったから」47.1%。

 設問.貴社がむすびえにご寄付・ご支援していただいたきっかけは何ですか?

 むすびえを通じてこども食堂へ寄付・支援をし始めた法人の寄付・支援のきっかけとしては、むすびえが「信頼できる団体だと思ったため」57.6%と、寄付・支援先の団体への信頼を重視する回答に次いで、「こどもを支援したいと思ったため」47.1%と、こどもを支援する想いも多くありました。
 むすびえが「全国で活動している団体だったため」が35.3%の一方で、「地域に密着しているこども食堂を支援している団体であるため」も同じく35.3%と、むすびえを通じて、各地域のこども食堂を全国に渡って支援できることに関心を持っていただいた法人担当者も多かったと考えられます。


(3)こども食堂の利用者イメージは、「誰でも」6割:「特定の人たち」4割。「どなたでもどうぞ」「こども食堂はあなた食堂」の認知が法人担当者に広がっている

 設問.「こども食堂」について、どのようにイメージしていますか?最も近いものをお答えください。

 こども食堂のイメージについて、「誰もが利用し食事ができる場所」が51.8%、「経済状態に関わらず利用し食事ができる場所」が9.4%と、利用者を特定しない「どなたでもどうぞ」のイメージを持つ法人担当者が6割強でした。一方で、「子どもだけ」9.4%、「生活困窮者世帯だけ」16.5%、「主にひとり親世帯」12.9%といった特定の人たちが利用する場所というイメージ/ラベリングを持つ法人担当者も4割弱いました。
 なお、前掲のむすびえが実施した個人向けアンケートでは、「どなたでもどうぞ」が4割、「特定の人が利用するところ」が6割でした。


(4)5割強の寄付法人が「社会課題解決への意欲が向上した」と回答

 設問.貴社のこども食堂への支援・参加を通じた社会課題の解決に対する意欲はどの程度ですか。非常に高いを10点、非常に低いを0点としてお答えください。むすびえと関わる前と後でわけてお答えください。

 むすびえと関わる前および関わった後における、こども食堂への支援・参加を通じた社会課題の解決に対する意欲の程度を聞いたところ、グラフのように、意欲が相対的に低い0~4およびどちらでもない5であった法人が、意欲が相対的に高い6~10に多く変化していることが分かりました。
 その変化の割合を計算したところ、「こども食堂への支援・参加を通じた社会課題全般の解決への意欲が向上した」法人は54%、「変わらない」法人は46%、「下落した」法人は0%でした。もともと社会課題の解決に対する意欲が高い法人がむすびえに寄付・支援いただいていることが覗えます。それでも半数以上の法人がさらに意欲を高めています。
 特に、こども食堂への支援・参加を通じた社会課題の解決に対する意欲が「どちらでもない(水色の棒グラフ)」と答えた法人の割合が、寄付前から寄付後にかけて大きく減って、関心の高い層へ移っていることが見てとれます。
 むすびえは、自らの活動による社会インパクトを測って活動を改善するために、Impact Measurement & Management(IMM)を重視した運営を行っています。その一環として、事業・領域ごとやプロジェクトごとにロジック・モデルを作成しています。企業・団体との協働事業のロジックモデルにおいては、私たちの活動を通して、「地域においてヒト・モノ・カネ・情報の直接/間接資源の寄付・支援の量が増える」だけでなく、「企業・団体の社会課題解決に対する関心・理解・意欲や活動が高まる」ことをアウトカム(社会や受益者の変容)のひとつとして設定しています。引き続き、法人支援者の皆さまと協働することで、社会課題解決意欲を高めていただけるよう努めてまいります。


(5)「むすびえの他にこども食堂や子どもの居場所などへ寄付・支援している」寄付法人42.4%

  設問.貴社では、むすびえの他に、こども食堂や子どもの居場所などへご寄付・ご支援されていますか?

 「むすびえの他に同様の寄付・支援をしている」法人が4割強という回答を得られました。地域のこども食堂や子どもの居場所を含む、むすびえ以外への寄付が増えて、多様な社会活動アクター/プレイヤーへ寄付が広がり、むすびえが日本に寄付文化が広がる起点の一つとなっていれば幸いです。
 *むすびえの2023年度の資金支援先件数1,919団体、助成金額合計5億1,600万円。物資支援先件数9,616団体、物資支援売価換算3億8,400万円相当(むすびえ2023年度活動報告書より)


(6)「むすびえの法人向け活動への満足度」88.3%

 設問.むすびえで行っている企業・団体の皆さまに向けた活動についての総合的な満足度について教えてください。

 むすびえの法人向け活動については、「非常に満足」が41.2%、「満足」が47.1%であった一方、「どちらでもない」が11.8%でした。法人支援者の皆さまとの協働の質と量を改善することで、満足度をさらに上げていくよう引き続き精進してまいります。今後とも忌憚のないご意見をいただければ幸いです。


アンケート回答にご協力いただいた寄付・支援法人の皆さま、およびすべての支援者の皆さまにあらためて感謝いたします。
アンケート結果から得られた示唆をむすびえの今後の活動に活かしながら、こども食堂を通じたビジョンとミッションの達成に向けて、皆さまと一緒に引き続き歩んで参ります。

担当:企業・団体との協働事業 高橋、遠藤
pj@musubie.org

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