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【確定値】こども食堂数が「1万867箇所」に~24年度に日本で初めて1万箇所を超え、公立中学校数を上回る~ 2024年度こども食堂全国箇所数調査

こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会の実現を目指す「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)」(東京都渋谷区、理事長:湯浅誠)は、2024年12月11日に「こども食堂 全国箇所数調査」の調査結果を「速報値」として10,866箇所と発表しましたが、この度最新の調査結果として「確定値」をまとめました。

確定値は「10,867箇所」となり、公立の中学校・義務教育学校を合わせた9,265校を上回るまでに増えています。全国のこども食堂は昨年度より1,735箇所増えて10,000箇所を超え、むすびえが調査を開始した2018年度以降、最も増加した2023年度(1,769箇所増)に迫る増加数となりました。

(参考)2024年12月11日 「速報値」発表:https://musubie.org/news/10825/

<グラフ1>こども食堂の箇所数と、全国の小学校/中学校数の推移(2024年度 確定値)

注:小学校数、中学校数は文部科学省「令和6年度学校基本調査(確定値)」における公立の小中学校数および公立の義務教育学校数の合算による。

<グラフ2>こども食堂の箇所数と年間のべ参加人数(推計)の推移(2024年度 確定値)

<グラフ3>こども食堂の箇所数の推移(2024年度 確定値)

速報値からの変更点は下記の通りです。

  • こども食堂箇所数:【速報値】10,866箇所 ⇒ 【確定値】10,867箇所

    確定値が、速報値から1箇所増えたのは、石川県金沢市で箇所数調査のカウントに含まれていないこども食堂が1箇所あったことが分かり、箇所数に反映したことによるものです

    箇所数:石川県 金沢市(1箇所増加)
  • 文部科学省の学校基本調査の確定値が発表されたため(小学校数2箇所減)、充足率(学区実施率)の算出における小学校数を更新しました

    小学校数:18,740箇所→18,738箇所(2箇所減)
  • 速報値発表時に調査中であった神奈川県の充足率(校区実施率)について、調査が完了したため下記の通り数値を更新いたしました

    神奈川県 充足率(校区実施率)18.45%

都道府県別の詳細は資料2をご覧ください。
下記、【確定値】を反映した調査資料を掲載いたします。

資料1:「2024年度こども食堂全国箇所数調査」(確定値)結果のポイント
資料2:都道府県別箇所数・充足率(校区実施率)等一覧
資料3:各県からのコメント ※速報値発表時から更新なし
別表1:都道府県別 回答主体および充足率(校区実施率)・人口比(/10万人)内訳
別表2:調査指標別 都道府県順位
別添:こども食堂全国箇所数調査結果における参考指標の変遷について


むすびえは「こども食堂が全国のどこにでもあり、みんなが安心して行ける場所となるよう環境を整える」ことをミッションとしており、全小学校区(現在18,738校。文科省「令和6年度学校基本調査(確定値)」による)に対して1つ以上のこども食堂がある状態になることを目指しています。本調査は、その実現のための調査研究事業として、2018年度より毎年行なっているものです。

本調査は、むすびえが全国のこども食堂地域ネットワーク団体、都道府県庁、都道府県社会福祉協議会など、こども食堂に関わるあらゆる関係者にご協力いただいて実施したものです(2024年8月〜10月)。必要に応じて、個々の市町村・社協に電話をかけて確認することもありました(都道府県ごとの回答者は別表1参照)。

ただし、こども食堂は自治体等への届出を要しない民間活動であることから、箇所数としてすべてを網羅できていない可能性は残ります。
その意味で「少なくともここまでは確認できた」という数字になります。

▼ メディア関係者の皆さま:本ページに掲載の素材提供などについては、PRTIMES「メディア限定情報」にてご案内しております。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000044382.html

【お問い合わせ先】pr@musubie.org  (広報)

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